2015年1月31日土曜日

相場師が買わない銘柄(建設業)

現在、上場しているのは33業種だが、今までもこれからも手がけない業種が1つだけある。
「証券・商品先引取物業」ではなく、「建設業」であるw
景気対策として真っ先に使われるのが、公共工事への投資である。
なぜ公共工事が景気対策になるのかを考えれば、投資には値しないことがわかるw

「建設業」は33業種の中で最も人件費が原価に占める割合が高い。
例えば、東京スカイツリーの建設費は約400億円で、鉄骨の総重量は約36,000トン。
鉄骨の重量単価を10万円/トンとすると、鉄骨の材料費は約36億円で1割にも満たない。
利益が1割だとしても、残りの大半は人件費で多くの会社に恩恵があったと考えているw

工場のように作業手順を見直して、利益率をあげることは極めて困難な業種である。
景気対策にはよいかもしれないが、大きな成長(リターン)は望めない業種だと考えているw