2015年3月28日土曜日

相場師が買わない銘柄(大塚家具)

あまり時事ネタは扱いたくないが、的外れな報道が多いので書いてみる。
今、何かと話題の8186についてであるw
社歴も長く、PBR1倍未満、配当も実施している割安企業である。
東証1部か2部で、ある1点がなければ、購入していたかもしれないw

先日、親娘間の経営方針が対立、娘が社長に選ばれた。
マスコミは娘の勝利と報道しているが、実は親娘の勝利であるw
8186は、2007年に自社株買いに伴う不祥事(インサイダー取引)を起こしている。
業績低迷の原因は、他社ではなく、不祥事に伴い株主や顧客の信頼を失ったことにあるw

今回、社内事情をオープンにしたことで、ガバナンスが機能していることを知らしめた。
事実、自身が見た報道には、過去の不祥事について大きく取り上げたものはなかった。
結果的に8186はダーティなイメージを払拭、自社ブランドの認知度を高めたことになる。
今回の騒動は、マッチで火事を起こして自らがポンプで消す「マッチポンプ」ともとれるw

今回の騒動で損したのは、8186株の売買で損失を確定した個人だけということになる。
自社株買いによるインサイダー取引は、個人ではなく企業の犯罪行為である。
8186が失ったものはとてつもなく大きく、これからも大きな代償を払わなくてはならない。
自身は、8186が東証1部もしくは2部に昇格、同族経営でなくなるまで買う予定はないw