2015年11月7日土曜日

相場師が買わない銘柄(日本郵政グループ)

本ブログは、相場師の相場師による相場師のためのブログである。
上から目線の内容に、気分を害される方は読まれないことをオススメするw
自身が日本郵政グループの株を手がけない理由は、シンプルである。
日本郵政グループは、長期的な成長が見込めないからであるw

日本郵政グループは、郵便事業の赤字を、銀行や生保の黒字で補っている。
自身は、近い将来、物流の産業革命ともいえる一大変革がくるとみているw
自動運転の車やドローンの配送による、物流に要する人件費の大幅削減である。
変革を先取りするのは、いつも既存の民間企業であることは、過去の歴史が証明しているw

NTTが上場後、固定電話ではなく、携帯電話が大半を占めるようになった。
現在、携帯電話の最大手は、ご存知のようにNTTではないw
下図はNTTの上場以来の株価推移だが、これほど右肩下がりのチャートも珍しい。
もちろん、自身はNTTを手がけたことは一度もないw

日本郵政グループの銀行や生保の事業も同じである。
自由競争の中で、業績を伸ばしてきた既存の民間会社に到底、勝てるとは思えないw
むしろ、他社に顧客を奪われ、業績は下降していく可能性が極めて高いと考えている。
長期保有の観点からすると、同業他社の株を買うことが、最も賢明な選択なのであるw

事実、日本郵政グループ上場後、同業他社の株価は騰がりつつある。
自身が運用している子供ファンドにとっても、追い風になっているw
今回の株の売り出しは、政府が東北の復興予算を捻出することが目的である。
日本郵政グループの設備投資や資金集めが、目的ではないことに気づかなくてはならないw