2015年12月27日日曜日

ひとり親を救え!プロジェクトについて

子育てについて調べていたら、件名のサイトにたどり着いた。
ひとり親を救え!プロジェクトの主旨を要約すると以下になる。
「日本のひとり親家庭の子どもの貧困率は54.6%と、先進国で最悪です。
こうした状況を打開するため、2人目以降の児童扶養手当を、せめて1万円にして欲しい」

自身も子育て中なので、主旨には賛同できる。
が、あまりにも要望が少なすぎるというのが、実感である。
1人目の児童扶養手当は、所得制限はあるが、最高月額42,000円となっている。
当たり前だが、最高月額42,000円でも、子どもを育てることはできない。

内閣府の「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」では以下である。
未就学児一人当たりの年間子育て費用は1,043,535円(月額86,961円)
小学生一人当たりの年間子育て費用は1,153,541円(月額96,128円)
中学生一人当たりの年間子育て費用は1,555,587円(月額129,632円)

中学生で大きく増える要因は、食費の増加、次に塾などの学校外教育費である。
最高月額42,000円であっても、学校教育費と学校外教育費の合計額に満たない。
最低でも、学校教育費と学校外教育費の合計額の支援が、必要だと考えている。
でないと、ますます少子化が進み、高齢者にとっても厳しい社会となるからである。