2016年1月31日日曜日

銘柄を明かさない理由R30 Plan your trades

第30話 Plan your trades

天使の笑顔をもつ男は考えていた。
昨年、元本を引き上げてから、相場は下がり始めている。
次に自分がとるべき行動は何か。
現在、保有している株を運用するだけでは、資産は大きく増えない。

追加資金の投入、元本の再投資が必要だ。
保有株の株価が買値まで下がったときに、買い増す。
やがて株価が上昇したときに、再度、元本回収の売りをすれば、どうなる。
男はシミュレーションした。

10,000株を購入し、株価が倍になったら、5,000株を売って元本を回収する。
株価が買値に戻り、10,000株を購入すれば、合計15,000株になる。
再び株価が倍になったら、5,000株を売って元本を回収しても、10,000株が残る。
長期にわたって、同じ銘柄を繰り返し売買すれば株は増え続ける、男は決めた。

ウォール街には以下の格言がある。
Plan your trades. Trade your plan.
トレードをプランし、そのプランでトレードしろという意味である。
思いつきでトレードしても、うまくはいかないという戒めである。

日本の相場は、江戸時代の米相場から始まったといわれている。
当時の相場師たちが手がけていたのは、米だけだったのである。
また株の名人とよばれた邱永漢氏が同じ銘柄を繰り返し売買したことは広く知られている。
男のプラン、同じ銘柄を繰り返し売買する手法は、投資手法の王道だったのである。

一昨年、元本を引き上げた男も同じことを考えていた。
現在、保有しているある株が買値まで下がったら、追加資金を投入して買い増す。
もし下がり続けて半値になれば、無限ナンピンするまでだ。
ある程度、株価が騰がったところで、再び、元本引上げの売りだ。

偶然にも、2人が買い増しすると決めたのは同じ株で、購入時期もほぼ同じだった。
大発会から下がり続ける相場で、その株の株価は2人の買値に近づきつつあった。
まだだ、まだ騰がるんじゃない、そうだ、その調子で下がり続けろ。
2人の無敗の個人投資家は、そのときを待ち構えていた。

ある証券会社の資産運用を担当する部署、通称アルカディア。
昨年、メイン株を全数売却してから、アルカディアメンバーは召集されていなかった。
「この下落相場はいつまで続くんでしょうね」小柄な小動物を連想させる女性社員がいう。
新聞を読んでいた創設者の社員がいう、「無敗の個人投資家たちが買うまでだよ」

元本引上げの手法

一昨年、自身が行った元本引上げの売りについて、書いてみる。
1日の約定金額が1000万円を超える売りで、過去最高の売りである。
当時、自身が保有していたのは、5銘柄である。
元本引上げ時、5銘柄全てが含み益だったw

もちろん、各銘柄の含み益には差があり、評価損益率は20~300%程度だった。
自身は5銘柄それぞれの元本分を売った。
例えば、元本が100万円で評価額が300万円であれば、100万円分のみ売る。
元本が100万円で評価額が120万円であっても、100万円分のみ売るw

5銘柄それぞれの元本を引き上げたのには理由がある。
後に売買を行う際の、アンカリングのためである。
アンカリング、すなわち各銘柄にアンカーを投じておいたのである。
アンカーを投じておくことで、安易な買い増しや早期の売りを防ぐことができるのであるw

当時、保有していた5銘柄中2銘柄は、その後のリターンがよくなかったので入れ替えた。
残り3銘柄は現在も保有中だが、今は当時よりも含み益が増えている。
自身のポートフォリオは買値よりプラスだが、この3銘柄の含み益が大半を占めている。
3銘柄の買値に対する配当利率は、増配により軽く5%を超えているのであるw

2016年1月30日土曜日

24時間後に帰ってきた娘

自身は大学生の娘と二人暮らしである。
一昨日、娘が「明日はバイトが終わってから、カラオケでオールしてくる」といっていた。
大学の試験も終わったことだし、たまには息抜きも必要だろうなと思った。
昨日、娘は帰ってこなかった、久々に1人で過ごす夜は新鮮だったw

今日の昼過ぎになっても、娘は帰ってこず、何の連絡もない。
気になったので娘のスマホに電話をしたが出ない。
娘から連絡があったのは、午後、遅い時間だった。
「今、○○の家から帰る途中、ゴハンの用意お願い」であるw

もちろん、ゴハンの用意はないので、自分で何とかしろと言ったのはいうまでもない。
自身は男兄弟だったので、娘の育て方がイマイチわからないw
ふと思った、自身が大学生の頃、交際していた彼女は自宅に帰りたがらなかった。
そのときの彼女の父親も、自身と同じ気持ちだったかもしれないなとw

下落相場を加速させる政策

あまり時事ネタは扱いたくないが、注意喚起の意味で書いてみる。
日銀が金融緩和として、初のマイナス金利に踏み切った。
銀行が国に金を預けると手数料を取りますよ、ということらしい。
この政策のどこが金融緩和なのかw

日銀は、銀行が企業などへの融資を増やす可能性があるとみているらしい。
少し考えればわかる。
マイナス金利がデフレに効果があるのであれば、とっくに行っているはずである。
銀行は国に金を預けるより、企業などへ融資した方がよほど儲かるw

企業などが借りてくれない金を、しかたなく金利の安い国に預けているのである。
もちろん、銀行は手数料を取られるところへ金を預けない。
国に金を預けなければ、銀行は内部留保するしかなくなる。
単に銀行の収益が、わずかばかり減るだけであるw

今回のマイナス金利は、下落相場を加速させるだけである。
だが今回、本当の金融緩和を行わなかった日銀の判断は賢明である。
なぜなら、まだ下落相場は底を打っていないからである。
自身は、日銀が本当の金融緩和を行うときこそが、下落相場の底だとみているw

自身は早期に底で仕込みたいので、今回の政策は歓迎である。
今回の政策により、相場の底打ちが早まることを期待しているのであるw

銘柄を明かさない理由R29 休むも相場

第29話 休むも相場

2016年の正月。
男は人里はなれた山奥の温泉に逗留していた。
数年前に行きつけにしていた定食屋の女性店主の希望だった。
正月料金なので決して安くはなかったが、家でヒマにしているよりはいい。

男が株式投資を始めてから10年になる。
リーマンショックに東日本大震災、いろいろあった。
一昨年に元本を引き上げてから、男は休むも相場を決め込んでいた。
ときおり保有株を入れ替えるだけで、資金の投入は見送っていた。

数年前に政府の景気対策が出てから、毎年、年末になるにつれ相場は上昇していた。
だが昨年は違った、年末になっても相場が上昇することはなかった。
今年、相場が下落するのは間違いない、問題はいつ底を打つかだ。
そこまで考えていたとき、女性店主が部屋に入ってきた。

「やっぱり、いいわね、温泉は、心も体も温まるわ、ありがとね、温泉に連れてきてくれて」
部屋に備え付けの観光案内を見て、女性店主がいった。
「近くに隠れた観光名所があるんだって、明日、早起きしていきましょうよ」
「いってみるか」、男はいった。

昨年、元本を引き上げた男は、都内の神社に初詣に来ていた。
男は東京の大学に合格し、数年前から都内で一人暮らしを始めた。
一人暮らしを始めてから、両親と妹が住んでいた実家が全焼、家族全員が亡くなった。
以来、男は1人で生きていくため、株式投資による資産運用を始めた。

昨年の正月、同じゼミ仲間から初詣に誘われた。
断る理由もなかったので、ゼミ仲間の初詣に参加した。
しばらくして、一緒に初詣にいったゼミ仲間の女性と、行動を共にすることが多くなった。
今年は、彼女と2人だけでの初詣だった。

彼女は何かにつけて、よく笑う。
そういえば、妹も何かにつけ、よく笑っていたなと男は思った。
テレビのバラエティ番組を見ては、甲高い声でよく笑っていた。
学校での出来事を面白おかしく、笑いながら話していた妹。

悲しみは、時間が解決すると聞く。
だが自分には悲しみを忘れることはできない、いや、むしろ忘れたくない。
「ねえ見て、屋台であんな変なもの売ってるよ」、彼女が笑いながらいう。
「どこ、どの屋台」、天使のような笑顔で男はたずねた。

2016年1月29日金曜日

市場は恐怖と欲望によって動かされる(後編)

なぜ、下落相場は「加速する」で、上昇相場は「緩やかに」なのか。
答えは簡単である。
下落相場では、大幅に下落した際の記憶が残る。
例えば、株価が100円下がれば、いつ100円下がってもおかしくないという気になるw

売り手は、100円下がるまで売っても大丈夫だと思う。
買い手は、100円以上、下がったら買いだと思う。
ところが、1,000円だった株価にとって、100円は10%の騰落率である。
いつしか500円になった株価には、100円は20%の騰落率となるのであるw

上昇相場では、反対のことが起こる。
ある日、株価が急に100円騰がれば、100円が心理的な節目となる。
500円の株価にとって、100円は20%の騰落率である。
ところが、1,000円になった株価にとって、100円は10%の騰落率にしかならないw

そんなことは中学生でもわかっていると、いわれるかもしれない。
はたして、本当にそうだろうか。
メディアでは、よく「日経平均株価が○○○円下がりました」と報道されている。
日経平均株価が、前日終値に対しての騰落率で報道されることは極めて少ないw

下落相場は「騰落率が大きくなる」で、上昇相場は「騰落率が小さくなる」のである。
上記の事実は、過去の日経平均株価や株式のチャートが証明している。
買値からの値幅ではなく騰落率を注視すれば、自ずと売買のタイミングは見えてくる。
換言すれば、簡単に恐怖と欲望をコントロールできるのであるw

2016年1月27日水曜日

銘柄を明かさない理由R28 天使の一撃

第28話 天使の一撃

その年、男は元本引上げの売りをすると決めていた。
日経平均株価が20,000円を超えた今が売りなのか、男は迷っていた。
売ったあとに、相場が上昇すれば、今後の資産運用に大きなロスだ。
売るべきか、売らずに様子を見るか、男の葛藤は続いた。

ウォール街には以下の格言がある。
Bulls make money. Bears make money. Pigs get slaughtered.
ブル(上昇相場)でも、ベア(下落相場)でも利益をあげることはできる。
だが豚(貪欲)になると、痛い目にあうという意味である。

また、ウォール街には以下の格言もある。
The market is driven by fear and greed.
相場は恐怖と欲望によって動かされるという意味である。
今、男は相場を動かす欲望と対峙していた。

ある日のこと、男は同じゼミの女性にいわれた。
「最近、笑顔が少なくなったね、何かあったの」と。
帰り道、ショーウィンドウに映った自分の顔に、男は驚いた。
何て顔だ、今の自分は欲にとらわれていると。

翌日、自宅でPCに向かう男の姿があった。
自分は欲には支配されない。
もう迷わない、元本引上げの売りだ。
男は指値で、元本引上げの売りを発注した。

同時刻、アルカディアのシステムが男の売りを感知した。
「無敗の個人投資家が売りです」、小柄な小動物を連想させる女性社員が報告する。
「売った奴のイニシャル、銘柄、売却数を教えろ」、創設者の社員が問う。
女性社員からの報告を聞いた創設者の社員は、保有していたメイン株の売りを決めた。

「すぐに残りのメンバーを召集する、保有しているメイン株を全数、売り抜けろ」
女性社員は、すぐさま指示されたトレードに取り掛かった。
個人である男の売り注文は、相場からすれば、微々たるものだった。
だが、男に追随したアルカディアの膨大な売りは、相場に少なからず影響を与えた。

昼下がりの都内のカフェで、男は同じゼミの女性と談笑していた。
男と同じゼミの女性は思った。
よかった、いつもの天使のような笑顔が戻って。
その頃、テレビでは女性キャスターが日経平均株価の急落を伝えていた。

2016年1月26日火曜日

市場は恐怖と欲望によって動かされる(前編)

タイトルはウォール街の相場格言である。
原文は、The market is driven by fear and greed.
下落相場では、資産が減ることに人々は恐怖を覚える。
反対に上昇相場では、人々は少しでも多く儲けたいという欲望にかられるw

自身は株式投資を始めた頃、この相場格言の本当の意味を理解していなかった。
自身が、この相場格言の本当の意味に気づいたのは、元本を引き上げてからである。
他の相場格言もそうだが、相場格言は端的に短くまとめられているものが多い。
では、この相場格言を、もう少し具体的に本当の意味にしてみるw

自身が理解している本当の意味を、文章にすると下記になる。
「市場は、加速しながら下落する株価に、これからも下がるのではという恐怖からの売り。
緩やかに上昇する株価に、まだ騰がるのではという欲望からの買い。
すなわち、加速する恐怖と緩やかに高まる欲望によって、動いているのである」

キーワードは、「加速する」と「緩やかに」である。
なぜ、下落相場は「加速する」で、上昇相場は「緩やかに」なのか。
そのメカニズムを理解していれば、簡単に恐怖と欲望はコントロールできるのである。
長くなったので、続きは後日とするw

2016年1月25日月曜日

下落相場でしておくこと

株の取引口座に久々にログインした。
当たり前だが、下落相場で保有株の評価額が大幅に少なくなっていた。
5銘柄を保有しているが、1銘柄は買値より下がっており、二桁マイナスの損益率である。
久々に東日本大震災の頃のポートフォリオを、思い出したw

当時の自身のポートフォリオには、評価損益がプラスの株とマイナスの株が混在していた。
震災直後にプラスの株を売却して、マイナスの株の買い増しと新規株購入を行った。
当時、マイナスだった株は、現在も保有中で買値より大幅にプラスである。
仮に日経平均株価が1万円を割っても、買値よりマイナスになることはないと思っているw

ところが、当時、プラスの株を売却したのは、正しい選択ではなかったのである。
当時、プラスの株を、現在も保有していれば、買値の10倍を軽く超えていたのである。
今、自身は、シミュレーションをしている。
相場が底打ちし上昇に転じたとき、どの銘柄をいくらで売り、どの銘柄を買うかのであるw

2016年1月24日日曜日

銘柄を明かさない理由R27 新たなる戦い

第27話 新たなる戦い

2015年の元旦。
男は初詣に来ていた。
数年前、行きつけにしていた定食屋の女性店主に初詣に誘われた。
以来、女性店主との初詣が毎年の恒例行事になっている。

男は人ごみの中、思案していた。
2020年の東京オリンピック、そのとき相場は天井を迎える。
売るのは、2020年の相場が天井を迎えたときだ。
それまでに必ず大きく下げるときがくる、その時に全力買いだな。

視線を感じて顔を向けると、女性店主が見ている。
「また、考え事してる、せっかくなんだから会話しましょうよ」
「いつか、やらせろ」男がいい、「いつかね」と女性店主が答える。
このやり取りも毎年恒例だった。

男たちの数十メートル後ろには、若い男女がいた。
若い男は考えていた。
2020年に株価が最高値になることは間違いない。
このチャンスを最大限に活かすために、今、自分がとるべき行動は何か。

来るべき仕込み時期に備えて、元本を引き上げておくか。
決めた、今年、高値をつけたときに、元本引上げだ。
視線を感じて顔を向けると、ゼミ仲間の女性が不思議そうに見ている。
「ごめん、考え事してた」、男は天使のような笑顔で答えた。

2015年の大発会の日。
賑わう東京証券取引所に1人の男の姿があった。
ある証券会社の会長である男にとって、東京証券取引所は戦場でしかなかった。
我社には優秀な兵が揃っている、これからも我社の独り勝ちだ、男は心の中で呟いた。

同じ頃、ある証券会社の資産運用を行う部署、通称アルカディア。
小柄な小動物を連想させる女性社員がいう。
「無敗の個人投資家達が、今年はどういう動きをするのか楽しみですね」
創設者の社員が答える。

「さあな、だが必ず勝つための正しい動きをするはずだ。
これからも彼ら無敗の個人投資家と共に勝ち続けるぞ」
「はい」、アルカディアに女性社員の元気な声が響いた。
2015年、5人の相場師たちの新たなる戦いが始まろうとしていた。

私がまだ株を買わない理由

明らかに割安水準であっても、株価が下がり続けることがある。
なぜなら、機関投資家の多くが、テクニカル分析に基づいて売買しているからである。
彼ら機関投資家にとって、割安株なのか否かは関係ない。
チャートを見て、騰がるか下がるかだけを予測して、売買しているのであるw

自身は元本を引き上げているが、今年は数年ぶりに株を購入する予定である。
だが今のチャートは、とてもじゃないが買えるチャートではない。
まずは日経平均株価の10年チャートを確認してみる。
昨年に20,000円を超えてから、大幅に下がりつつあることがわかるw

次に日経平均株価の1年チャートを確認してみる。
2015年8月に、前日の終値より、大きく下げて取引されていたことがわかる。
いわゆる、「窓が開く」という動きである。
明らかに売られすぎの状態で、このとき需要と供給のバランスが崩れたのであるw

2015年10月から11月にかけて、日経平均株価は上昇した。
売られすぎた状態を解消する、いわゆる「窓を埋める」という動きである。
窓を埋め終えた後、再び、日経平均株価は下がり始めた。
つまり、今回の下落は年初から始まったのではなく、昨年の夏から始まっているのであるw

長期チャートでも、短期チャートでも下げ止まる、いわゆる底打ちしたとは読み取れない。
これこそが、私がまだ株を買わない理由なのであるw
昨年、夏から始まった下落相場は、まだ底打ちしていない。
上記はあくまでも個人的な見解である、くれぐれも投資は自己責任でお願いするw

銘柄を明かさない理由R26 アルカディアへようこそ

第26話 アルカディアへようこそ

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
精鋭揃いの女性トレーダー10名で構成されたアルカディアは、連戦連勝の無敗だった。
ある日、退職した広報の女性社員の後任の新人女性が、アルカディアにやってきた。
新人女性は午後のトレードだけで、9人の合計を上回る利益をたたき出した。

広報へ戻りながら、女性は思った。
怒られはしなかったけど、自分を見るメンバーの目は冷たかった。
もう二度とアルカディアに呼ばれることはないだろうな。
できれば、もう一度、アルカディアで仕事をしたかったな、彼女の頬に光るものが流れた。

広報に戻ってきた彼女を見て、上司は思った。
早速、アルカディアで何かやらかしたのか、ひどい落ち込みようだな。
かわいそうだが、自分で乗り越えるしかないぞと。
上司は知らなかった、彼女が上司の年収を遥かに超える利益をたたき出していたことを。

メンバー全員が退室したあと、彼女の取引内容を確認して、創設者の社員は驚愕した。
午後の数時間で、彼女は驚くべき回数の取引をしていた。
しかも、同時間帯に複数の銘柄の取引を繰り返していた。
目まぐるしく指値を変更しながら、的確に利益を確定している取引だった。

あの女、何者だ、とてもじゃないが人間技じゃない。
中途入社のプロトレーダーか、でないと不可能な取引だ。
そこいらのトレーダーにできる芸当じゃない、間違いない奴はプロだ。
創設者の社員は社長室秘書に、新人女性の経歴を送るよう依頼した。

ほどなくして、社長室秘書から新人女性の経歴が届けられた。
あの女、プロではなかったのか、経歴を読んで創設者の社員は呆気にとられた。
しかも、入社後、短期間で転々と部署を異動させられている。
面白い奴を見つけた、創設者の社員は社長室秘書にある依頼をした。

数日後、女性を広報から総務部付とする辞令が出た。
アルカディアでミスしたからだわ、女性は落ち込みながら総務部へ向かった。
半ば放心状態の女性に、総務部の社員はアルカディアへ向かうよういった。
ノックも忘れてアルカディアに入室した女性を待っていたのは、創設者の社員だった。

「アルカディアへようこそ、アルカディアは君のような人を待っていた。
これからはここが君の居場所だ、思う存分、君の素晴らしい才能を発揮してくれたまえ」
創設者の社員の言葉に、天然だといわれ続けていた女性社員は泣き崩れた。
創設者の社員がいくらなだめても、女性社員は子どものように声をあげて泣き続けた。

2016年1月23日土曜日

消息不明になる個人投資家の共通点

年初から下落相場である。
過去の相場もそうだが、下落相場で消息不明になる個人投資家は多い。
ブログの更新が止まり、いつしかブログ自体がなくなる個人投資家である。
自身が見てきたそれらの個人投資家の共通点を書いてみる。

1.信用取引をする個人投資家。
信用取引とは借金して相場を張ることに他ならない。
昔も今も、信用できない人に証券会社が金を貸して取引させるのが、信用取引。
昔から信用取引をして、消息不明になった人は数え切れないw

2.損切りを繰り返す個人投資家。
損切りをするから、損失が確定することがわかっていない人々である。
損切りして、次に何を買うのか、自身にとっては理解できない思考の人々である。
損切りしては買うことを繰り返し、消息不明になった人は数え切れないw

3.相場が底打ちしていないのに買う個人投資家。
少しでも底値で買おうという欲に負けた人々である。
もともと人より欲があるため、底値でなかったことがわかると追加購入する。
やがては資金が尽きて、長期の塩漬けであるw

自身が見てきた中で、消息不明になる個人投資家は概ね、上記の3パターンである。
自身もそうだったが、初心者が最も陥りやすいのが、3のパターンである。
初心者の方は、日経平均株価の10年チャートを確認することをオススメする。
今、底へ向かい下落している最中であることがわかるはずだw

銘柄を明かさない理由R25 ゲームの達人

第25話 ゲームの達人

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
創設者の社員は、資産運用のコンサルティングをしていた女性社員だった。
精鋭揃いの女性トレーダー10名で構成されたアルカディアは、連戦連勝の無敗だった。
今や10名の女性トレーダーを率いる創設者の社員は、無敗のクイーンと称されていた。

アルカディアでは朝のミーティングが行われていた。
創設者の社員が話していた。
「それぞれの手元にあるのが本日の目標だ、必ず本日中に達成しろ。
新人は午前中に先輩からトレーディングを教えてもらえ、午後から即、実践だ」

小柄な小動物を連想させる新人は、女性社員の間で知らない者はいない有名人だった。
その新人はあまりの天然ぶりに、頻繁に部署を異動させられていた。
先月、広報の女性社員が退職することになり、彼女は広報へ異動になった。
異動後、退職する女性社員がアルカディアメンバーで、自分が後任だと聞かされた。

アルカディアで、どんな仕事をするんだろう、自分にできるだろうか。
不安に思いながら、アルカディアに入室した彼女は思った。
なんて広くて明るい部屋なんだろう、壁には多くのモニターがある。
まるで、何かのアトラクションみたい、いったい、ここで自分は何をするんだろう。

朝のミーティング、彼女は必死でメンバーの顔と名前を覚えていた。
新人は先輩社員の顔と名前を最初に覚えましょう、彼女が入社時に受けた教えだった。
創設者の社員が何かいっていたが、聞いたこともない言葉が多く、よくわからなかった。
午前は先輩からトレ何とかを教わる、午後は実践ということだけはわかった。

午前中、先輩の横に座り、端末の基本操作とトレ何とかの仕方を教わった。
彼女は思った、えっ、それだけ、安く買って、高く売る、なんて単純なの。
トレ何とかより、今、はまっているゲームの方がよっぽど難しい。
よかった、これなら、私にもできそうだと。

午後になり、彼女は自分の席に座り、初めてトレ何たらを始めた。
だが目標のトレードを達成するまで、彼女は退屈だった。
もっと激しく値動きしてくれればいいのに、こっちの株みたいに。
ほら簡単に勝てるじゃない、彼女はいつしか指示されていないトレードを始めていた。

取引時間が終わったアルカディアは静かだった。
どうしよう、きっと怒られるんだ、新人女性は小柄な小動物のように怯えていた。
新人女性の成果に、創設者の社員をはじめ、アルカディアメンバーたちは絶句していた。
新人女性は午後のトレードだけで、9人の合計を上回る利益をたたき出していた。

銘柄を明かさない理由R24 その社員、天然につき

第24話 その社員、天然につき

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
創設者の社員は、資産運用のコンサルティングをしていた女性社員だった。
精鋭揃いの女性トレーダー10名で構成されたアルカディアは、連戦連勝の無敗だった。
今や10名の女性トレーダーを率いる創設者の社員は、無敗のクイーンと称されていた。

創設者の社員以外は、普段は本来の配属先の業務をしている。
営業、受付、広報、経理、情報システム等の業務である。
結婚で退職したり、出産などで休職する場合、配属先の後任社員が新たにメンバーとなる。
一種の世襲制ともいえる体制がとられていた。

アルカディアメンバーが社長室秘書からのメールで、朝から招集されたある日。
朝のミーティングで普段は経理業務をしている社員は、横にいる女性を見て目を疑った。
なぜ、彼女がここにいるのと。
小柄な小動物を連想させる彼女は、女性社員の間で知らない者はいない有名人だった。

彼女は入社以来、部署を転々としていた、いや、させられていた。
長くても半年、最も短いときは数週間で異動になったと聞いたことがある。
彼女が部署を転々とさせられている理由は、その天然ぶりにあるという噂だった。
業務は人並みにこなせるらしいが、ときおり、とんでもない天然ぶりを発揮するらしい。

彼女が本社の受付をしていた頃、新入社員だった彼女は上司から注意された。
「騒々しいから社内では走るな、社会人なんだから落ち着いて行動しろ」と。
ある日のこと、来客に案内先を間違えて伝えたと、彼女は先輩社員に報告した。
先輩社員はすぐにお客様を追いかけなさいと指示したが、彼女は決して走らなかった。

彼女が地方の支店で営業のアシストをしていた頃、営業から年賀状の発送を頼まれた。
彼女はスピードが大事だと、その日の内に年賀状を準備し終えると、ポストへ投函した。
翌日、支店では顧客からの電話が鳴り止まない状態になった。
「年も明けていないのに、年賀状を送ってくるとはどういうことだ」という苦情だった。

彼女が本社に戻されて総務部にいた頃、上司の出張手配を頼まれた。
上司だからと一泊数十万円の高級スイートルームを手配した彼女は、上司に厳しく怒られた。
上司に怒られてから、彼女は暇を見つけては全国の宿泊先を調べていたらしい。
次の上司の出張で、彼女は外国人バックパッカーに人気の格安風呂なし宿を手配した。

彼女についての逸話は数多くある。
なぜ、彼女がアルカディアにいるの。
先日、退職した広報にいた女性の代わりかしら。
でもムリ、彼女はいつか大きなミスをするわ、普段は経理業務をしている社員は思った。

2016年1月22日金曜日

銘柄を明かさない理由R23 相場で勝つ条件

第23話 相場で勝つ条件

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
精鋭揃いの女性トレーダー10名で構成されたアルカディアは、連戦連勝の無敗だった。
今や10名の女性トレーダーを率いる創設者の社員は、無敗のクイーンと称されていた。
今、無敗のクイーンは、会社の創業者で伝説の相場師、無敗のキングと対峙していた。

ゆっくりとした口調で、会長は創設者の社員に告げた。
「いいだろう、貴様の好きなようにするがいい。
だが、私の会社の資産が少しでも減ったら、どうなるか分かっているだろうな」
創設者の社員は、ソファから立ち上がるといった。

「そのお言葉、私たちには必要ありません。
なぜなら、私たちは世界最強の相場師だからです。
ところで会長、資産が減らなかった場合、私たちへの見返りはあるのでしょうね。
まさか、現状維持じゃないですよね」

社長は心の中で思った。
頼むから、それ以上、しゃべるなと。
会長は、下から創設者の社員の顔をゆっくりとした動きで見据えるといった。
「要求があれば、いえ」

創設者の社員は、満面の笑みを浮かべていった。
「今後、私たちが運用して得た純利益、その半分を私たちにいただきたい」
社長室の中を静寂が支配した。
永遠に静寂が続くかと思われたとき、会長は笑みを浮かべていった。

「いいだろう、貴様たちが稼いだ金だ、会社と折半で手を打ってやる」
社長が慌てていう、「役員会の了承なしで、そのようなことを決められても」
会長がいい放つ、「文句がある役員がいたら、ワシのところに来いといえ」
会長が創設者の社員にいう、「もういいぞ、どれだけ資産が増えるか楽しみにしているぞ」

創設者の社員が退室したあと、会長が社長にいった。
「貴様がいうとおり、面白い奴だな」
社長が答える、「申し訳ありませんでした、部下の非礼をお詫びいたします」
会長がいう、「あの女、どことなく若い頃の貴様に似ているな」

会長は続けた、「相場で勝つために最も重要なことは、己が最も偉いと思うことだ。
あの女にはそれがある、だが一生、結婚はできんな、今日は長居した、また寄らせてもらう」
社長室から退室する会長を見送りながら、社長は思った。
創設者の社員が、会長の今の発言を聞いていたら、取っ組み合いの喧嘩になっていたなと。

2016年1月21日木曜日

真の株式投資とは

先日、ある議員がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)についてコメントしていた。
「ギャンブルである株の比率を高めるなんて、とんでもない」という内容である。
議員のコメントを聞いて思った。
きっと、この人は昔、株で損をしたことがあるのだろうなとw

相場は常に動いている。
相場を動かしているのは、恐怖と欲望である。
ウォール街の格言、「The market is driven by fear and greed」通りなのである。
今の下落相場で誰が儲けているかというと、誰も儲かっちゃいないw

恐怖にかられた外国人投資家や証券会社たちが、損失を確定しているのである。
その点、国内最強のファンドであるGPIFや、我々、個人投資家は強い。
当たり前だが、企業が倒産したり、損失を確定しないかぎり、資産が減ることはない。
割安になるまで株価を下げてくれる下落相場は、資産を大きく増やすチャンスなのであるw

コメントした議員に聞いてみたい。
「株がよくないのであれば、何で運用すればよいのですか」とw
議員先生に教えてあげたい。
「下落相場で仕込み、上昇相場で売り抜けることが、真の株式投資ですよ」とw

2016年1月20日水曜日

下落相場は始まったばかり

年初から下がり続けている日経平均株価。
下落相場は、まだ始まったばかりである。
リーマンショックを経験した人はお分かりだろうが、下落相場には特徴がある。
大幅な下落と小規模な反発を繰り返しながら、下がり続けるのであるw

リーマンショックのとき、多くの個人投資家が小規模な反発に、底だと買い向かった。
結果、その多くが損切り、もしくは長期の塩漬けとなった。
今回の下落相場は、まだ始まったばかりである。
自身は、日経平均株価が1万円割れしても、おかしくないと思っているw

現在、自身の保有株5銘柄中、1銘柄は購入時の株価より下がっている。
自身が運用している子どもファンドは、日々、含み損が増加している。
だが、自身は早く購入時の半値にならないかと、心待ちにしている。
なぜなら、半値になれば、初回の無限ナンピンを仕掛けることができるからであるw

2016年1月19日火曜日

銘柄を明かさない理由R22 恐怖と欲望

第22話 恐怖と欲望

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
創設者の社員は、資産運用のコンサルティングをしていた女性社員だった。
精鋭揃いの女性トレーダー10名で構成されたアルカディアは、連戦連勝の無敗だった。
今や10名の女性トレーダーを率いる創設者の社員は、無敗のクイーンと称されていた。

今、創設者の社員は試されていた。
会社の創業者である伝説の相場師である会長からの質問に。
「相場で勝つために、最も大事なことは何だ」
創設者の社員の頭に、ある個人投資家の売買履歴が浮かんだ。

男はリーマンショック時に何百万円もの含み損がありながら、無謀にも買い向かった。
また東日本大震災では、いち早く利益確定の売り、その後、全力で買い向かった。
軽減税率終了の年に、軽減税率適用が終わった買戻し相場で売った男。
あの男なら、会長の質問にどう答えるだろう、創設者の社員は考えた。

創設者の社員は答えた。
「総悲観の売り相場では、誰もが資産が減る恐怖から売りに走ります。
ところが上昇相場では、誰もが欲望の趣くまま1円でも多く儲けようとします。
恐怖と欲望をコントロールすることができれば、相場で勝てます」

会長は続けていった。
「抽象的だな、具体的にどうしたらよいのか説明しろ」
創設者の社員は思った、なんだ、この茶番は。
自分がいかに凄かったのかを自慢したいのか、付き合うだけ時間のムダだ。

創設者の社員の頭に、アルカディアのメンバーたちの顔が浮かんだ。
彼女たちは、普段は営業、受付、広報、経理、情報システム等の仕事をしている。
だが、ひとたびアルカディアに入室すると、全員が抜群のトレードを行う。
アルカディアのメンバーたちこそが国内、いや世界最強の相場師だ。

創設者の社員は答えた。
「さきほど読まれていた運用報告書で、お分かりにならなかったのですか」
会長の横で立っていた社長が、慌てて声を発した。
「何だ、その会長への口の利き方は、身の程をわきまえろ」

会長は片手を上げて社長を制すると、飲み物を口にした。
少しして、ゆっくりとした口調で、会長は創設者の社員に告げた。
「いいだろう、貴様の好きなようにするがいい。
だが、私の会社の資産が少しでも減ったら、どうなるか分かっているだろうな」

2016年1月18日月曜日

銘柄を明かさない理由R21 無敗のキング&クイーン

第21話 無敗のキング&クイーン

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
創設者は、社長から任命された天才女性トレーダーだった。
精鋭揃いの女性トレーダー10名で構成されたアルカディアは、連戦連勝の無敗だった。
創設者である天才女性トレーダーは、無敗のクイーンと称されていた。

ある日のこと、創設者の女性の元に社長室秘書からメールが届いた。
「来週の月曜日、会長がお見えになります。
貴女と話がしたいとのことなので、予定しておいて頂けますでしょうか。
時間は当日、連絡させて頂きます」

会長か、本人を目にしたことはないが、噂は聞いている。
バブル相場で巨額の利益をたたき出し、今の会社を創業した伝説の相場師だ。
当時の業界では、無敗のキングと呼ばれていた男。
伝説の相場師が私に何の話があるのだ、創設者の社員には思い当たることがなかった。

翌週の月曜日、創設者の社員に社長室秘書からの内線があった。
社長室へお越しくださいという簡潔なものだった。
いよいよ伝説の相場師とのご対面か、どんな男なのか見抜いてやる。
創設者の社員は席を立ち、社長室へ向かった。

社長室秘書に案内されて、創設者の社員は社長室に入った。
応接用のソファには、スーツ姿の初老の男が座っていた。
横に直立不動で立っているのは、社長だ。
髪はロマンスグレーのオールバック、眼光は鋭く、高価そうなスーツを着こなしていた。

この男が伝説の相場師か、創設者の社員は思った。
男は誰かに似ている。
そうだ、以前、DVDで観た映画の俳優だ。
イタリアマフィアの映画で、主役を演じていたあの俳優だ。

会長は創設者の社員にソファに座るようにいい、秘書に飲み物を持ってくるよう命じた。
秘書が飲み物を持ってくるまでの間、会長はアルカディアの運用報告書を読んでいた。
飲み物を持ってきた秘書が退室すると、会長はアルカディア創業者の社員に質問した。
「相場で勝つために、最も大事なことは何だ」

いきなりの質問に、創設者の社員は思った。
この男、私を試してきていると。
おそらく、どのように答えても、奴は論理的に反論するだろう、どう答える。
そのとき創設者の社員の頭に、ある無敗の個人投資家の売買履歴が浮かんだ。

頭髪を豊かに保つ方法

このネタは以前から書きたいと思っていたが、なかなか書けなかった。
たまたま、他の方のブログで似通った内容の投稿を読んだので書いてみる。
自身は同年代の男性と比べると、頭髪の量が多い。
正月に帰省した際も、ヅラじゃないかと疑われ、子どもに髪を引っ張られたほどであるw

自身は30代の一時期、抜け毛が多かったので、洗髪方法を変えた。
具体的には、髪にシャンプーを撫でるようにつけるだけで、泡立てない。
指を立てて、軽く何回か頭皮を押して湯ですすぐ。
リンスも髪に撫でるようにつけ、すぐに湯ですすぐw

時間的には数分もかからない。
自身がこの洗髪方法にしたのは、ある疑問からである。
ホームレスの人たちは、どうして髪が多いのだろうかという疑問である。
しばらくして、髪を洗わないからだと気づいたw

シャンプーのコマーシャルでは、女優やモデルがシャンプーを盛大に泡立てている。
あれはシャンプーをより多く消費させるための、化粧品会社の戦略なのである。
本稿を書くきっかけを与えてくれたブログに感謝する。
本ブログも世の中に真実を発信し続けていく所存であるw

2016年1月17日日曜日

相場師VS里芋

相場師である男の元に、実家から里芋が送られてきた。
里芋を食べたことはあるが、調理したことはない。
だが今はネット社会だ、調理法などいくらでも検索できる。
レシピを見て、男は筑前煮を作ることに決めた。

里芋以外の食材を買い揃えた男は、調理に取り掛かった。
里芋といえど、所詮、芋だ、じゃがいもやさつまいもと同じように調理するまでだ。
男が異変を感じたのは、煮込みの最中だった。
何だ、この手のかゆみは、かゆい、とてつもなくかゆい。

男は慌てて、ネットで「里芋 かゆい」と入力した。
必ず、見つかるはずだ、里芋のかゆみを止める方法が、男は検索をクリックした。
里芋の手のかゆみを止める方法はあった、里芋のかゆみを止めるには酢水がよいらしい。
だが、男の家には酢がなかったw

私が見ている相場の光景

自身は元本を引き上げてから、相場が見えるようになった。
今、自身が見ている相場の光景について書いてみる。
今回の下落相場の原因は、米国の利上げだ。
中国の株安や、中東情勢、北朝鮮の動きなどが原因ではないw

利上げにより、米国の投資家は株からドルへと資産をシフトしている。
よって米国株の株価が下がっている。
日本株も同様で、米国の投資家が株を売って、ドルへと資産をシフトしている。
結果、日本株の株価、すなわち取引価格が下がっているだけなのであるw

米国発端の下落という点では、リーマンショックと同じだ。
だが、リーマンショックと決定的に異なる点は、米国の不景気が原因ではないことだ。
米国は不景気ではなく、むしろ景気がよいので利上げに踏み切ったのである。
日本国内も同様、オリンピック効果で景気はよいw

事実、東証上場企業の株価純資産倍率(PBR)は、かってない低倍率になりつつある。
今回の下落が終われば、株価は本来の価格まで戻ろうとし、上昇する。
自身は、今回の下落相場で東証上場企業の割安株を仕込み、上昇相場で売り抜ける。
自身には、過去最高額の取引をしている自身の姿が見えているのであるw

※注:上記はあくまでも個人的見解です。くれぐれも投資は自己責任でw

銘柄を明かさない理由R20 Buy low,Sell high

第20話 Buy low,Sell high

富豪たちは株で財を成した、中には株式取引だけで財を成した者もいる。
起業はリスクが高い、やるのであれば株式取引での資産形成だ。
どうやれば、株式取引で確実に財を成すことができるのか。
そもそも株式投資とは何なのか、男は調べることにした。

企業は設備投資などを行うために、資本家に出資を募る。
企業は出資の預り証として、出資者に株を渡す。
企業が出資した資金を設備投資して、儲かれば出資者に利益の一部が還元される。
自分には少ないながら資産がある、その資産を企業に出資すればよいのか。

男は更に調べ続けた。
株式投資の基本は、安く買って、高く売ることらしい。
すなわち、Buy low,Sell high。
小学生でもわかるシンプルな答えだ。

では、実際に個人投資家の勝率はどれくらいなのか。
株は騰がるか下がるかなので、単純に勝率は5割だと男は考えた。
男は日本証券業協会のホームページで調査結果を見て、目を疑った。
勝っている個人投資家は、5割どころか3割程度だった。

なぜ、3割程度の人しか勝てないんだ。
個人投資家は、株式投資で勝てない仕組みになっているのか。
男は考え続けたが、答えは見つからなかった。
やってみよう、まずは自分で体感しないとわからない、男は取引口座を開設した。

どこの株をどれだけ買うか、男は考えた。
株式投資では1銘柄だけでなく、複数の銘柄に投資することが正解といわれている。
だが、本当にそうだろうか。
大手企業の創業者を投資家としてみれば、自社株への集中投資ともいえる。

市場が暴落すれば、全ての株が一様に下がる。
やはり複数の銘柄への投資ではなく、1銘柄だけに投資しよう。
だが投資先の企業は、絶対に倒産しない企業を選ばなくてはならない。
悩んだ挙句、男は投資先の企業を決定、次の日、初めて株を買った。

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
ある日のこと、創設者の社員の元に、興味深い報告が届いた。
ある個人投資家が取引口座を開設、アルカディアのメイン株に集中投資したという話だった。
今後、どのような取引をするか見ておく必要があるな、創設者の社員は思った。

2016年1月16日土曜日

我が家のカレー曜日

我が家のカレー曜日は、基本的に土曜日である。
娘が小学生の頃から、自身が作っている。
娘がきのこが好きなので、毎回、マッシュルームやしめじを入れている。
カレーは市販のルーを使うため、比較的、短時間でできるw

最初の頃は焦がしたりして失敗もしたが、今は失敗することはなくなった。
自身は夜は食べないことが多い。
自身が食べないので、調理は全てが目分量で味見もしないことが多い。
そんな男の手料理だが、娘が完食してくれるとシェフを目指そうかと思ったりするw

たまに自身が、カレーを食べたくなるときがある。
その際は、レトルトのカレーを買うことが多い。
将来、娘が家を出たら、おそらく自身がカレーを作ることはない。
手作りカレーが食べたくなったら、娘が作ったカレーを送ってもらおうかと考えているw

銘柄を明かさない理由R19 格差社会の真実

第19話 格差社会の真実

数年前、その男は東京の大学に合格し、都内で一人暮らしを始めた。
一人暮らしを始めてから、両親と妹が住んでいた実家が全焼、家族全員が亡くなった。
焼け跡の残る実家の前、不思議と涙は出なかった。
ひょっとすると両親や妹はどこかで生きているのではないだろうか。

ある日、突然、自分を驚かせに来るのではないか。
幾度もそんなことを思ったが、両親や妹が男の前に現れることはなかった。
家族が亡くなってから、男を取り巻く環境は一変した。
男には家族の生命保険や実家の土地など、若さには不釣合いな資産がもたらされた。

葬儀の席で、親戚の叔父や叔母がいってくれた。
「君のお父さんには世話になった、これからは私が恩返しをしなくてはと思っている」
「これから1人で生きていくのは大変でしょう、いつでも頼りにしてくれたら、いいのよ」
「ウチは子どもが1人しかいないから、いつでも遠慮せずに泊まりに来てちょうだい」

親戚の叔父や叔母は、本心からいってくれているのかもしれない。
だが、叔父や叔母の横で、男を見る子どもたちの目は違った。
子どもは純真なため、感情を隠そうとしない。
自分たち以外の者が、親の愛情を受けようとすることに明らかに反対する目だった。

親戚の子どもたちの目を見て、男は思った。
自分は1人で生きていかなくてはならないと。
親戚に頼ることは、親戚の平和な家庭を壊すことになるかもしれない。
これも運命だ、人に頼らず生きていくことこそが自分の運命なのだと男は悟った。

1人で生きていくと決めた男は、ライフプランを作ることにした。
男の生涯にわたるライフプランだった。
なんだ、今の社会は、出来上がったライフプランに男は愕然とした。
大手企業に入社し勤め上げたとしても、定年後の暮らしが保証されるかわからない。

これが格差社会か、厳しい現実に、男はしばし呆然とした。
結局、少数の資本家が、労働者から得た利益で、自分の懐を潤わせているのか。
まだ自分の人生はこれからだ、労働者のままで終わりたくない。
資本家になるにはどうすればいい、男は考えることにした。

ある日、富豪といわれる人々について、男は調べていた。
ほとんどが大手企業の創業者だったが、中に株式投資で成功した男がいた。
株式投資とは何だ、調べているうちに、男はあることに気づいた。
大手企業の創業者も自社株の価値を上げることで、富豪になっていたことに。

下落相場で勝つ方法

現物での個別株投資は最強である。
なぜなら、下落相場でも勝てるからである。
積立投資の場合、下落相場でも投資し続けなくてはならない。
ところが現物の個別株投資では、相場が底打ちしてから買うことができるw

下落相場では投資を控えることで、長期的なリターンを高めることができるのである。
投資では分散投資が重要だといわれる。
真の分散投資とは、銘柄や金融商品の分散ではなく、投資時期の分散である。
毎月、積立投資をして資産が増えるのであれば、誰もがやっているw

相場が底打ちしていない状況でも、積立投資では売り買いされ、リターンがマイナスになる。
リターンがマイナスの時期があるかないかで、資産運用では大きく差がつく。
現物の個別株投資では、投資先が倒産でもしない限り、リターンのマイナスはありえない。
下落相場では買わない、すなわち投資時期を分散させることで、君は勝てるのであるw

2016年1月15日金曜日

銘柄を明かさない理由R18 天使の笑顔を持つ男

第18話 天使の笑顔を持つ男

その若い男が、地方都市の駅に降り立つのは1年ぶりだった。
男は上京するまで、この地方都市で家族と暮らしていた。
駅前には全国チェーンのファーストフード店や居酒屋が軒を連ねている。
いつもながら駅前の駐輪場は、通勤や通学用の自転車で盛況だ。

男は商店街へ向かって、歩き始めた。
業態が変わっている店もあれば、昔ながらの店もある。
男が通り過ぎたあと、すれ違った女子中学生たちが何やらひそひそと話している。
この街では、自分のような男は珍しいのだろうなと思う。

若い男が、平日の昼間に私服で街中を歩いている。
手ぶらなので、旅行者にも見えないだろう。
これで服装がだらしなかったら、不審者扱いされるなと男は思った。
男は自分では気づいていなかったが、魅力的な笑顔の持ち主だった。

やがて、男は目的の金融機関に辿りついた。
以前と変わらぬ場所にあったことに男は安堵した。
中に入り、窓口の女性行員に、貸金庫室は空いていますか、と笑顔でたずねた。
男の笑顔に、一瞬、動きが止まった女性行員は、慌てて「あ、空いています」と答えた。

男は持っていたカードキーで、貸金庫室のオートロックを解除し、中へ入った。
中にあるカードリーダーへカードキーを差し込むと、男のボックスが点灯する。
男は鍵を使い、自分のボックスを取り出すと、備え付けの机で中を確認した。
ボックスの中には、家族との思い出があった。

両親や妹との家族旅行の写真、一人暮らしを始めた頃の両親からの手紙など。
このボックスの中にあるものが、男にとっての家族との思い出全てだった。
数年前、男は東京の大学に合格し、東京で一人暮らしを始めた。
一人暮らしを始めてから、両親と妹が住んでいた実家が全焼、家族全員が亡くなった。

警察によると、出火元から家族の誰かの火の不始末が原因だろうということだった。
火災により、家族との思い出の品はほとんど燃えてしまった。
唯一、男が持っていた写真や品物だけが、今となっては家族との思い出の品だった。
男が貸金庫室に家族の思い出を預けているのは、これ以上、失いたくないからだった。

男は家族との思い出をしっかりと目に焼き付けると、貸金庫室を出た。
窓口の女性行員は、出て行く男を見送りながら思った。
入ってきたときは天使のような笑顔、でも出て行くときは笑顔がすっかり消えている。
あの男の人は、いったい何を貸金庫に預けているのだろうかと。

株式投資を始めて間もない君へ

恐らくだが、君が買った株の評価損益額は少なくなっているだろう。
場合によっては、購入時の価格より少なくなっているかもしれない。
だが、君は落ち込む必要などない。
なぜなら、君は損失を確定していないからだ。

株価が下がったからといって、保有株の数が減ったり、配当が少なくなる訳ではない。
つまり、株を保有している限り、君は何も損をしていないのである。
個別株への投資には、他の金融商品とは異なり、企業からの配当がある。
預金の金利を、はるかに上回る配当を得ることができる君は、賢明なる投資家だ。

はっきりいって、株式投資は場数、すなわち経験年数だ。
誰でも儲かる上昇相場ではない下落相場で、君は何を思うかである。
今、下落相場を体験できている君は、貴重な経験をしているといっていいだろう。
下落相場での株価の動きを冷静に観察すれば、次回からは相場が見えるようになる。

君は、世界で最も幸せで偉い個人投資家だ。
投資先の企業に自信を持っているのなら、決して売るな。
下落相場で株を持っていない者にはできない貴重な経験を、君はしている。
迷ったときは本ブログを見ることだ、本ブログはいつでも君たちの味方だ。

※注:上記はあくまでも個人的見解です。くれぐれも投資は自己責任でw

2016年1月14日木曜日

下落相場の過ごし方

大発会から、値動きの激しい相場が続いている。
値動きが激しいときに売り買いしても、何らメリットはない。
相場格言にもあるように、「明日も相場はある」のである。
激しい値動きに踊らされてはならないw

値動きが激しいのは、毎日、売り買いしないといけない連中がいるからである。
証券会社や外国人投資家が、右往左往しているのである。
個人投資家が取る道は1つだ。
値動きの激しい間は、彼らが右往左往しているさまを、高みの見物と洒落こむのであるw

今回の相場は、急落相場ではなく、下落相場だ。
下落相場は、比較的、長期にわたり下がり続ける。
長期だけに、早くの買いは含み損を大きくする。
とはいっても、リーマンショックでさえ約2ヶ月足らずなので、底を打つまで長くはないw

まだ、相場は底打ちしていない。
底打ちするのは、証券会社や外国人投資家による激しい値動きが収まったときである。
具体的には、テレビや新聞で、日経平均株価の値動きが報じられなくなったときだ。
そのときまで、彼らにはマネーゲームを楽しんでいただこうではないかw

2016年1月13日水曜日

男と女に友情は成立するか

結論からいうと、件名の質問の答えはイエスである。
なぜなら自身には、何人かの異性の友達がいるからである。
彼女たちとの付き合いは長い。
知り合ってから何年になるか、すぐには思い出せないくらい長いw

自身は結婚してから、ある場所で彼女たちと友達になった。
彼女たちとは同世代で、子どもの年も同じくらいの友達が多い。
彼女たちとは、今まで、いろいろな話をしてきた。
もちろん自身も多くの話をしてきたw

今でも、男友達を含め、LINEのグループで会話している。
1日の会話が多いので、少し見ないと会話についていけなくなるほどであるw
お互いのプライベートに立ち入らないので、長く友達でいられたのかなと思う。
彼女たちは思っているか分からないが、自身は生涯の友達になれればいいなと思っているw

2016年1月12日火曜日

銘柄を明かさない理由R17 Sell when others buy

第17話 Sell when others buy

2013年、政府の経済施策により、日経平均株価は上昇していた。
男が保有する株式評価損益額は、住宅ローンの一括完済に必要な額を超えていた。
2005年から株式投資を始めて、ようやく住宅ローンを一括完済できる額になった。
だが、ここで保有株を全数、売却すれば、資産はゼロになり、一からやり直しだ。

しかも今は上昇相場で、この先も株価は騰がり続けるかもしれない。
だが売らずにいて、株価が下がれば、また待ち続けなくてはならない。
いつ売るか、考える男の眼がある記事を捉えた。
これだ、この時期に売りだ、男は答えを見つけた。

ある証券会社の資産運用を担当する部署、アルカディア。
2013年になってから、アルカディアではメンバーの召集頻度が増していた。
政府の経済施策と今年で軽減税率が終了することが、相場の追い風になっていた。
今年は刈り取りの年だ、創設者の社員はミーティングの度にメンバーに伝えていた。

アルカディアでは、無敗の個人投資家たちのデータを活用していた。
無敗の個人投資家たちも、その多くが利益確定の動きを見せ始めていた。
「無敗の個人投資家が売りです」、「こちらも無敗の個人投資家の売りを確認しました」
年末が近づくにつれ、アルカディアは活気に満ちていった。

2013年12月、軽減税率が適用される最後の取引が終わった。
アルカディアは過去、最高の利益をたたき出していた。
無敗の投資家たちも、その多くが利益を確定していた。
これからは売られた株を仕込む、創設者の社員はメンバーに告げた。

軽減税率が適用されなくなったある日、男はPCを起動した。
2013年の年初と比べ、男の保有する株式評価損益額は大幅に増加していた。
元本分を売って出金しても、取引口座にはそこそこの資産が残る。
男は元本引上げの過去最高額の売りを発注すると、PCを閉じ、出勤の身支度を始めた。

日本の相場格言の代表とされるのが「人の行く裏に道あり花の山」である。
皆と違う動きをする人の方が成功しやすいという格言である。
なお、ウォール街にも同じ意味の相場格言がある。
Buy when others sell,Sell when others buy(人が売るとき買え、人が買うとき売れ)

その日、アルカディアは買い戻し優勢の相場で、無敗の個人投資家の売りを確認した。
その日に売った無敗の個人投資家は、ただ1人だった。
メンバーから売った男のイニシャルを聞いた創設者の社員は思った。
また、あの男かと。

株式投資先企業の社員へ

資本主義では、資本家階級と労働者階級に分かれる。
簡単にいうと、資本家は労働力を提供しないが、生産する設備(資金)を提供する。
かたや、労働者は労働力を提供し設備を使って生産する。
すなわち、2種の階級しか存在しないことになるw

労働者の家に生まれた者は、一生、労働者のままなのかというと、答えは否である。
仮に株を一口でも買うだけで、その会社の「株主」、すなわち資本家になれるのである。
「株主」になれば、その会社が得た利益から、配当を受領することができる。
どんな一流企業の経営者であろうと、所詮、労働者階級なのであるw

資本主義というマネーゲームにおける最強のカードは、「株主」である。
「株主」が出資するから、君たちは名声や高給が得られるのである。
そのことに気づかない限り、君たちは一生、労働者階級のままだ。
常に上司の顔色を窺いながら、同僚との出世競争に明け暮れるがいいw

自身の元には、定期的に君たちの社長から事業報告書が届く。
前期はこんな実績でした、今期はこのように頑張りますという内容だ。
君たちの使命は、いかに出資者である「株主」に利益を還元するかだ。
それができないようであれば、いつでも君たちの会社の「株主」から降ろさせてもらうw

2016年1月11日月曜日

今、そこにある「下流」の危機

「下流」の危機に気づいて行動している人は、まだいい。
だが、「下流」の危機にすら、気づいていない人は問題である。
自身の知り合いに、中小企業の2代目社長がいる。
社長は結婚しており、小学生の子どもが2人いるらしい。

社長の年齢は30代後半だが、年収は300万円と少ない。
社長の給与だけでは生活が苦しいので、奥さんはパートで働いている。
実はこの社長、もっと多く給与がもらえることに気づいていない。
会社の土地が父親名義のため、社長は父親へ借地代を支払っているらしい。

ところが、その借地代が父親の言い値で、聞くと相場よりはるかに高いのである。
社長は一人っ子ではなく、他に弟と妹がいる。
一人っ子であれば、遺産相続である程度は還ってくるだろう。
だが、一人っ子ではないため、弟や妹にも分配される可能性が高い。

つまり、本来なら得られる収入を、弟や妹に分け与えているようなものである。
なぜ跡を継ぐときに、会社の土地を会社名義にすることを条件にしなかったのか。
今からでも土地の名義変更をするか、借地代を適正価格にしてもらうべきである。
何も行動を起こさなければ、「下流」になることは、ほぼ確定である。

大手企業勤務が勝ち組とは限らない

AさんとBさんは中学の同級生でした。
Aさんは卒業後、高校、大学を経て、大手企業に入社しました。
他人が羨むような給与でしたが、仕事は激務で同期の多くが心身を病んでいきました。
そのような中、Aさんは出世競争を勝ち抜いて、若くして管理職となりました。

Bさんは卒業後、高校、大学を経て、地元の中小企業に入社しました。
給与は多くはありませんでしたが、仕事は忙しくありませんでした。
ある休みの日、将来のことを考えたBさんは株式投資を始めることにしました。
Bさんは貯蓄したお金で、Aさんの勤務先である大手企業の株を買い続けました。

ある日、Aさんが勤める会社で、Aさんの部下が不祥事を起こしました。
重大なコンプライアンス違反で、ニュースでも大きく取り上げられました。
株主であるBさんの元に、不祥事の関係者に対する処分案の議決権行使書が届きました。
Aさんが関係者だと知らないBさんは、賛成で議決権行使書を返送しました。

その年の株主総会が終わり、Aさんを含む関係者への処分が言い渡されました。
Aさんは子会社へ出向、Aさんは出向先で居づらくなり早期退職しました。
大手企業の株価は、不祥事に真摯に対応したことが好感され、大幅に上昇しました。
大幅な株価の上昇により、Bさんの資産は働かなくても食べていけるほどになりました。

今、AさんはBさんと同じ会社で働いています。
Aさんの給与はBさんより少ないですが、老後の生活費のため、働かざるを得ません。
一方、Bさんは老後の蓄えはあるのですが、仕事の教育係として働き続けています。
Bさんが仕事を教えている中には、Aさんたち中途採用の社員がいます。

2016年1月10日日曜日

昨年の娘の収入など

娘がバイト先から源泉徴収票をもらってきた。
4月からバイトを始めたので、9か月分のバイト代である。
計算すると月平均約6万円を稼いでいた。
服代や美容院代、ライブの費用等、捻出できる筈であるw

大学入学の際、娘には今まで親戚からもらった入学祝い等、計40万円を渡した。
わずか9ヶ月のバイトで、今までの入学祝い等の額を超えたことになる。
40万円を渡して、小遣いはナシとしたので、家計的には楽になっている。
ふと考えてみると、我が家は娘の下宿先みたいだと思ったw

上は昨夜の夕食のメイン、きのこソテーつきハンバーグである。
下は今夜の夕食のメイン、酢豚もどき肉だんごである。
自身は夕食は食べないことが多いので、娘だけのために作っている。
娘が卒業後も家にいるようであれば、食費を徴収しようと密かに考えているw

今後の戦略 第七章「余ハ常ニ諸子ノ先頭ニアリ」

今後の戦略について発表する。
本年は攻めの投資を実行する。
具体的な戦略としては、新規取引口座を開設、貯蓄で得た資金を株式に投資する。
今までの取引口座の株は長期保有とし、銘柄入れ替え以外の売買は実施しない。

一粒万倍日の本日、新規取引口座の開設申し込みをした。
自身にとって、2014年に元本を引き上げてから、約2年ぶりの現物投資になる。
かねてから本稿で予告していた米国利上げによる、絶好の仕込み時期は近い。
ご存知のように、大発会から相場は下落している。

だが、あのリーマンショックでさえ、暴落後、底打ちするまで2ヶ月足らずだ。
東日本大震災にいたっては、底打ちするまで、わずか数日だ。
遅くとも2月末までには、現在の下落相場は底打ちする。
底打ち、すなわち売り方の損失が最大となったとき、一気に攻勢をかける。

我々、無敗の個人投資家は、利益をたたき出し、社会へ還元することが使命だ。
本日、株主優待を使った社会貢献活動・団体への寄付も行った。
寄付は微々たる金額だが、一粒万倍日に行ったので、やがて大きな金額となるだろう。
攻勢のときは近い、無敗の個人投資家達よ、利益をたたき出してやれ。

※注:上記はあくまでも個人的見解です。くれぐれも投資は自己責任でw

私が遺産を相続しない理由

自身が両親の遺産を相続しない理由を書いてみる。
自身の両親は不動産投資を行っており、今もいくつかの不動産を所有している。
別荘地、中古戸建て、アパート、賃貸マンション及び倉庫兼事務所などである。
現在、収益があるのは賃貸マンションと倉庫兼事務所だけらしい。

別荘地は土地を購入したものの、未だに更地である。
中古戸建ては一時期、借家にしていたが、現在は空家となっている。
アパートは計6室あるが入居は1室のみで、家賃は固定資産税に消えるらしい。
自身が相続を放棄しているため、これらの不動産は弟たちが相続する予定である。

相続すれば、毎年、収益のない物件の固定資産税を支払わなくてはならない。
しかも建物の築年数が古いため、維持していくランニングコストは高額になる。
交通至便な場所ではないため、売却しようとしても買い手がつくかさえわからない。
子どもの教育費が多額な時期に相続すれば、家計への影響は計り知れない。

もし、そのような事態になれば、自身が弟たちから全て買い取ろうと考えている。
買い取って、自身の友達たちに、タダ同然の値段で使ってもらうのであるw

2016年1月9日土曜日

2016年の帰省と決意

当初は昨年末から帰省する予定だったが、諸事情により年明け帰省になった。
昨年と同じく、元旦は東京で娘と過ごした。
我が家では、元旦は雑煮と市販のお節である。
今年の雑煮もシンプルだが美味であったw

さて、いよいよ帰省である。
天気は快晴、まさしく帰省日和。
ちなみに下りの新幹線はガラガラだった。
1車両に乗客は数えるほどしか、乗っていなかったw

到着して、皆にお年玉を手渡した。
我が家のお年玉相場は、大人(親)5万円、子ども1万円。
低学年の子どもに、1万円は多いといわれるかもしれない。
親が子どもに何か買ってやるもよし、生活費の足しにするもよしと考えているw

翌日は、親戚の子どもと近くの神社で遊んだ。
境内に落ちているどんぐりを拾って、どちらが相手にたくさん当てるか。
一個ずつ投げてくる子どもに対し、大量のどんぐりを頭上から落下させてやった。
やがて、子どもも大量に投げてくるようになり、勝負はドローに終わったw

遊んだあと、頑張った子どもに賞品を買ってあげるため、本屋へ向かった。
本屋で、何でも好きな本を買ってやるぞといった。
子どもが選んだのは、妖怪ウォッチのゲーム攻略本。
買った後、本にサインしてやろうかといったら、断られたw


夕食後、親戚の子どもたちとトランプで遊んだ。
ババ抜きなどの短時間勝負はそこそこ善戦できたが、神経衰弱は惨敗である。
やはり子どもの記憶力にはかなわない。
負け惜しみで、オジサンはお金を賭けないと本気にならないんだよ、といっておいたw

翌日は親戚一同に別れを告げ、実家を後にし、東京へ向かう。
ある駅で途中下車、今回のもう1つの目的を果たすために銀行に立ち寄った。
自身は株式投資を始めた10年前から、銀行の貸金庫を利用している。
2016年は数年ぶりに資金を投入して、現物による株式投資を行うw

自身は元本を引き上げているので、数年ぶりに相場へ復帰するようなものである。
今回、株式投資再開に際し、あるモノが必要になったため、引き出しに立ち寄ったのである。
今年は自身にとって相場復帰の元年、心機一転、相場に挑むつもりである。
国内相場師の皆様と自身にとって、よき一年になりますようにw

2016年1月8日金曜日

親と同居する条件

正月に帰省したとき、母親から自身名義の預金があるといわれた。
金に困ったら、いつでも援助するといわれた。
さすがにこの年になって、親の援助に頼りたくもない。
自身は当座の金にも困っていないので、丁重にお断りしておいたw

株式投資をしていなかったら、話に飛びついていたかもしれない。
だが自身には少ないながら資産があり、この先も増やせる自信がある。
もちろん、自身より多くの資産を持っている人は、数多くいる。
だが自身の価値観であれば、今後も苦労することなく生活できるだろうと考えているw

当たり前だが、自身の両親はこの世に一組しかいない。
考えすぎかもしれないが、援助を条件に将来的に親と同居しようとは思わない。
両親はそこそこの資産を持っているが、遺産相続も断っている。
自身は実家を出たときから、両親に遺産相続はしないといい続けているw

自身が親と同居する条件は一つで、条件は親が本当に困ったときである。
例えば、どちらかが先に亡くなり、一人で寝たきりになったりしたときである。
遺産目当てで同居したりするのは、自身の人生哲学に反する行為である。
親が本当に困っているときこそ、子の度量が試されるときだと考えているw

2016年1月7日木曜日

2016年の相場予測をしなかった理由

本来であれば、昨年末には2016年の相場予測の記事を書いていた。
昨年末はとてもじゃないが、年明け相場が騰がる要素は見当たらなかった。
むしろ、年明け早々、相場が下落する可能性が高いとみていた。
年末年始に悲観的な記事を書くのも気が引けたので、あえて記事にはしなかったw

自身は、年明け早々、相場が下落する可能性が高いと考えていた。
よって、昨年末に2016年は余剰資金で株を購入すると宣言した次第である。
今日現在、自身はまだ株を購入していない。
なぜなら、今回の下落相場の真の原因が、まだ解消されていないからであるw

今回の下落相場の真の原因が解消されたとき、相場は上昇に転じると見ている。
下落相場の原因は、中国市場の影響だといっている株式評論家がいる。
今回の下落相場の原因は、中国市場の影響などではない。
国内外の投資家を不安にさせている別のモノが、株価を下落させているのであるw

結局、株式評論家たちには、株価が下落する真の原因が見えていない。
評論家たちには、何が国内外の投資家たちを不安にさせているのか、考えろといいたいw
自身は元本を引き上げているので、いくら株価が下がろうが痛くも痒くもない。
あとは株価下落の真の原因が解消されたとき、買いを入れるだけであるw

2016年1月6日水曜日

銘柄を明かさない理由R16 無敗の投資手法

第16話 無敗の投資手法

社員は思った、無敗の個人投資家たちの売買は、株を安く買って、高く売るだ。
ところがその男は、高く買って、高く売っていた。
その男が初期に購入した株は、そのほとんどが高値掴みだった。
ところが後に売ったときには、購入時より低い売値にも関わらず利益が出ていた。

男がナンピンにより、取得単価を下げていることは間違いない。
だが、1銘柄当たりのナンピンの回数は、そんなに多くなく、むしろ少ない。
この男、最低限の回数で、効率よくナンピンを行っている。
そこまで考えて、再度、男の売買履歴を見直したとき、社員には男の投資手法が見えた。

男は株価が半値になる度に、購入時と同数の買い増し、ナンピンを行っていた。
1,000円の株を1,000株購入すれば、購入価格は100万円。
半値になったとき1,000株購入すれば、買い増し価格は50万円。
さらに半値になったとき1,000株購入すれば、買い増し価格は25万円となる。

理屈的には購入時と同じ100万円があれば、無限にナンピンが可能だ。
もちろん投資先の企業が倒産すれば、損失を確定せざるを得ない。
だが男の投資先は東証上場企業で、およそ倒産しそうにない企業ばかりだった。
長期投資では倒産さえしなければ、いつかは株価が上昇に転じる。

恐ろしいのは株価が上昇に転じたとき、底値で大量に株を仕込んでいる状態になることだ。
理屈ではわかる、しかし上昇に転じるまで、最大50%の含み損を抱えた状態になる
しかも、いつ上昇に転じるかは予測できず、上昇しなければ長期の含み損だ。
普通であれば、まともな取引などできない精神状態になるだろう。

男はリーマンショック時に何百万円もの含み損がありながら、無謀にも買い向かった。
また東日本大震災では、いち早く利益確定の売り、その後、全力で買い向かった。
社員は今になって、ようやくわかった。
男は暴落相場や急落相場だったから、買い向かったのではない。

男は前回の買い増し時の半値になったから、ナンピンしたにすぎない。
事実、購入時と同じ株数だけ買い増し、残りの資金で底値だった新規株を購入していた。
同じ株数しか購入しなかったのは、まだ下がるかもしれないと思っていたのか。
資料のプロフィールによると、この男は会社員らしい。

男は年齢からいって、結婚して子どもがいてもおかしくない年齢だ。
なぜ、このような投資ができるのか、男には絶対的な自信があるのか。
高く買っても、無限ナンピンにより譲渡益をたたき出す男。
社員には「下がるなら下がれ、ナンピンし続けてやる」という男の声が聞こえた気がした。