2016年5月1日日曜日

大学学費の恐ろしいデータ

自身の娘は、私立理系の大学生である。
年間の学費は約150万円で、他に教科書代や通学定期代などを払っている。
自身も私立理系大学だったが、学費は約100万円だったと記憶している。
気になったので、大学の学費の推移を調べてみたw

下のグラフは平成16年の文部科学省「国立大学と私立大学の授業料等の推移」である。
国立大学と私立大学の授業料、入学料、検定料の合計額の推移である。
驚くべきことに、平成16年までの過去30年間、毎年、右肩上がりである。
株のチャートであれば、優良成長企業の株のチャートであるw

私立大学を選択した場合をシミュレーションしてみる。
平成16年の私立大学授業料等が1,130,546円である。
昭和60年の私立大学授業料等が773,948円なので、20年間で154%になっている。
同じ上昇を続けた場合、平成36年には、1,130,546円×154%の1,741,451円となるw

次に国立大学を選択した場合をシミュレーションしてみる。
平成16年の国立大学授業料等が835,800円である。
昭和60年の国立大学授業料等が391,000円なので、20年間で214%になっている。
同じ上昇を続けた場合、平成36年には、835,800円×214%の1,786,602円となるw

つまり、平成36年には国立、私立を問わず、大学の授業料等に約180万円必要になる。
もちろんシミュレーションなので、これほど上昇しないかもしれない。
だが、昭和60年に国立大学の授業料が、2倍以上になると予測した人がいただろうか。
少子高齢化が進む中、かなり現実的なシミュレーションではないかと考えているw