2016年6月3日金曜日

子どもは親を選べない

本ブログでは、テレビネタなどは扱わないことにしている。
だが、昨夜の「クローズアップ現代」が、あまりにも衝撃的だったので書いてみる。
番組のテーマは、「奨学金で一家破綻」だった。
奨学金を返済できず自己破産する社会人が増えている、と番組は始まった。

自己破産した社会人の高齢の父親が出てきた。
連帯保証人になっているため、数百万円の奨学金を肩代わりしなくてはならないらしい。
父親は収入がなく途方にくれていたらしく、下記のコメントをした。
「(奨学金は)子どもが借りたいというから」、「返せないのに貸す方がわるい」

自分の生活が苦しくなったのは、子どもや貸した人のせいだといわんばかりだった。
子どもは望んで自己破産したのでなく、自己破産せざるを得なかったのである。
元はといえば、子どもの学費を用意できなかった親の責任、いわば自業自得である。
見終わって、「子どもは親を選べない」という言葉が頭をよぎったことはいうまでもないw