2016年7月31日日曜日

年金の運用状況に思う

年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)の「平成27年度 業務概況書」を読んだ。
GPIFは国民の年金を管理運用している。
運用で5.3兆円の損失を出したと報道があったので、ご存知の方も多いと思う。
GPIFは、2014年に株式での運用比率を従来の24%から50%に高めているw

今回の損失報道を受け、無知な連中は一様にいっている。
株式での運用比率を高めたのが、損失の原因だと。
「平成27年度 業務概況書」を読めば、GPIFの運用方針は正しいことがわかる。
まったくもって、無知な連中は話にならないw

無知な連中は放っておいて、解説に戻る。
今回、GPIFは初めて、保有株と取得単価を公開した。
GPIFの保有株と取得単価はホームページの下記から確認できる。
「トップページ」→「管理・運用状況」→「運用状況」→「保有全銘柄について」w

ここでは2015年3月末に、GPIFがどの株をいくらで保有していたのか確認できる。
GPIFは自身の保有株5銘柄も保有しているが、取得単価は全て自身より割高である。
今年の11月に、2016年3月末の保有株のデータが公開されるらしい。
取得単価が下がっていないのであれば、自身の運用を参考にして欲しいものであるw

我が家の家計の基本方針

我が家の家計の基本方針について書いてみる。
1.自分が稼いだ収入は、自分で管理する。
自身が稼いだ給与や株の収入は自身が管理、娘は自分が稼いだバイト代を管理している。
稼いだ者が収入を管理するのは、当然であるw

自分が得た収入だからこそ、大事に使おうとする。
自分が得た収入でなければ、いい加減な管理になりがちである。
たまに結婚相手に浪費癖があるとか聞く。
それは家計以前のパートナー選びの問題であるw

2.欲しいモノを効率よく手に入れる。
欲しいモノを諦めることは、我が家ではありえない。
欲しいモノを手に入れるため、人は収入を得ようとするのである。
収入が足りないから、欲しいモノを我慢するのは、本末転倒だと考えているw

手に入れられないのであれば、どうしたら手に入れることができるのか考えるべきである。
例えば、住宅ローンを完済するまでは、住宅は自分のモノにはならない。
どうすれば効率よく、手に入れることができるのか考えて行動すべきである。
自身は貯蓄では効率よくないため、株式投資で効率よく手に入れたのであるw

3.当面の必要額のみ手元に置き、残りは運用で殖やす。
我が家にとって当面の必要額は、娘の大学の学費等である。
娘の大学の学費は金額が確定しているため、殖やす必要がない。
よって預金口座においている、つまり手元に置いている状態であるw

年金だと生活費が足りないので、貯めようという人がいる。
年金を収入ととらえれば、今の給与が年金に代わるだけである。
年金で足りなければ、株の配当のように別の収入を用意しておく。
あとは資産が殖え続ける仕組みを作っておけば、よいだけの話であるw

私が老後資金を貯めない理由

よく老後のためには、いくら必要なので貯めましょうという記事がある。
自身には、もうひとつピンと来なかった。
最近、ようやく、その理由がわかった。
自身は、すでに老後に対する備えができていたのであるw

我が家の資産運用の仕組みは以下である。
7月と12月に1ヶ月の生活費を上回る配当が入ってくる。
よって7月と12月の給与と賞与は、全て余剰資金となる。
貯蓄しても仕方がないので株を買う、すると翌年の配当が更に殖えるw

年金は給与と同じ定期収入である。
つまり、給与が年金に代わるだけの話なのである。
もちろん、今の給与より、もらえる年金の額は少ないだろう。
だが、年金受給時には配当は更に殖えており、それ以降も殖え続けるのであるw

2016年7月30日土曜日

娘の資産が殖える仕組み

娘が大学2年生になってから、娘の保有株が2,200株殖えた。
殖えた保有株の取得額は100万円なので、資産が100万円殖えたことになる。
娘の資産が殖える仕組みは以下である。
娘がバイトする→小遣い分の生活費が余る→娘名義の株を買うw

娘は大学生になってから、バイトで月5~6万円を稼ぎ、小遣いとしている。
小遣いは、交際費や服や化粧品、美容院代、趣味の野外ライブなどに使っているらしい。
新生銀行が実施した「2015年サラリーマンのお小遣い調査」がある。
男性会社員の小遣い額は37,642円、女性会社員の小遣い額は34,468円であるw

考えてみると、不思議な仕組みである。
娘の収入はバイト代の100万円、支出も100万円、なのに資産が100万円殖えたのである。
サラリーマンより多い小遣いを稼いで使う娘は凄い。
だが、娘の資産を16ヶ月で100万円殖やした自身の方がもっと凄いのであるw

老後に困窮する会社員の特徴

家庭環境などの要因がなくても、老後の生活に困窮する人がいる。
大手企業に勤めていたにも関わらず、老後の生活費が残せなかった人たちである。
なぜ、彼らは高給を得ていたにも関わらず、老後の生活に困窮するようになったのか。
答えは、無知だったからだとみているw

経団連が実施した「2014年昇給、ベースアップ実施状況調査結果」がある。
調査の結果、月例賃金の引き上げは、額で6,788円、率で2.2%だった。
総務省統計局の平成22年基準消費者物価指数という統計がある。
2014年の総合物価指数は前年比2.7%であるw

年収は増えたが、物価はそれ以上に騰がったのである。
つまり、2014年は大手企業に勤めていた人の多くが、給与だけでは減収だったのである。
今もそうだが、配当利回りが総合物価指数の上昇率を上回る株は多くある。
ところが、ほとんどの人は、このことに気づいていないw

日本証券業協会の「証券投資による全国調査(平成27年)」の結果がある。
証券投資の必要性についての質問に対する回答は以下である。
「必要だと思う」23.7%、「必要だと思わない」75.8%
回答者の4人中3人が、必要だと思っていないのであるw

2016年7月29日金曜日

大学生の娘の資産

大学生の娘の資産は以下である。
・現金・・・約40万円
・株式・・・3,500株(取得額200万円、現在の年間税引き前配当63,000円)
おそらく大学生の平均資産を上回っているはずだw

これらの資産は、娘が自分で手に入れた資産である。
現金の約40万円は、中学や高校の入学や卒業祝い金。
株式取得額の内100万円は、大学入学時の祝い金である。
残り100万円は、大学入学後、娘がバイトで稼いだ金額であるw

我が家では大学生になってから、娘には小遣いは与えていない。
娘はバイトで月5~6万円稼いで、交際費や衣料品に使っている。
本来であれば、在学中の交際費や衣料品は親が負担すべき金である。
そう思い、先日、娘が今まで稼いだバイト代と同額、100万円で株式を購入したw

順調にいけば、娘は卒業時に5,000株、取得額300万円の株を手に入れる予定だ。
年間税引き前配当は、10万円近くになる。
資産運用には、稼ぐ能力、貯める能力、殖やす能力が必要である。
大学在学中に、3つの能力を教えることが、子供ファンドの目的なのであるw

子供ファンド運用報告20160729

子供ファンドの運用を担当しているYです。
子供ファンドの評価損益が増加したので報告いたします。
今日1日で10万円を超える評価損益が増加いたしました。
評価損益の増加率は、自身の増加率を上回っており、ちと複雑でありますw

2016年7月28日木曜日

集中投資をする理由

子供ファンドも含め、現在、5銘柄を保有している。
3銘柄は元本を引き上げているタダ株なので、残り2銘柄が勝負銘柄である。
1つは子供ファンドの主力株でもある8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ。
自身は10,000株、娘名義で3,500株を保有しているw

なぜ、自身は集中投資をするのか。
答えは、過去に集中投資で資産を大幅に増やした経験があるからである。
リーマンショック以降、自身は倒産しない大手企業の銘柄を買い続けた。
買い続けた銘柄は、8411 ㈱みずほフィナンシャルグループであるw

一定額が貯まるたびに買い続け、元本引上げ前には株数は60,000株になっていた。
当時、住宅ローンは残っていたが、1ヶ月の生活費以外は全て株の取得に回していた。
まさしく背水の陣で、株式投資に挑んでいたのである。
やがて8411の株価は上昇、住宅ローンの一括完済に大きく寄与したのであるw

2016年7月27日水曜日

魔法のバトンの話(その7 株の勝率)

個別株への投資には2つの利益がある。
投資信託やFXのように安く買い高く売ることによって得られる譲渡益(キャピタルゲイン)。
国債や預貯金のように年間に決まった額をもらえる配当(インカムゲイン)。
個別株への投資は2つの利益があるため、どのような相場でも利益が出せるw

よく株で勝てる(儲ける)人は少ないといわれている。
果たしてそうだろうか、客観的なデータを元に検証してみる。
「個人投資家の証券投資に関する意識調査」という調査がある。
日本証券業協会が毎年、全国の個人投資家を対象に行っている調査であるw

上記の調査結果に、平成26年の株式投資における売買益の調査結果がある。
最も多いのは、売買しなかった人の割合で、46.0%。
次に多いのが、売買益が出た人の割合で、33.8%。
最も少ないのが、売買損が出た人の割合で、11.1%であるw

一見すると、儲かったのは売買益が出た33.8%かなと思う。
だが、売買しなかった人も、株を保有しているだけで配当を得ている。
つまり、売買損が出た人以外は、プラスなのである。
個別株への投資をしている実に9割近い個人投資家がプラスだったのであるw

2016年7月26日火曜日

銘柄を明かさない理由R110 異能の集団(後編)

第110話 異能の集団(後編)

巨躯の男がいう、「紹介が遅れたが、ワシの後継者だ」
「ご指導よろしくお願いしますね」、中学生の男子生徒が参考書を読みながらいう。
「先生の後継者ですか、きっと優秀なんでしょうね」、男性会社員がいう。
「後継者なら、さぞかし投資がお強いのかしら」、水商売の女性がいう。

男性秘書は、天使の笑顔をもつ男の横に立っていた。
天使の笑顔をもつ男の横顔を見ながら、男性秘書は思った。
この「研究会」は、最後の相場師が行っていた勉強会の流れを汲むものだ。
ここにいる者は異能の集団、会長が育て上げた怪物たちだ。

今や、国内相場に占める外国人投資家の割合は過半数を超えている。
会長はそのような状況を危惧されている。
会長の出した結論は、国内の相場師を育成することだ。
怪物ともいえる相場師を育て上げ、国内相場から外国勢を駆逐することだ。

この怪物たちに認められることができるか。
もし、認められなければ、そこで終わりだ。
なんだ、この男、何を笑っている。
何がそんなにおかしい、男性秘書は思った。

天使の笑顔をもつ男は、こみ上げてくる笑いを押さえきれなかった。
巨躯の男が天使の笑顔をもつ男にいう、「何かいいたいことがあるのか」
部屋が一瞬で静かになった、皆が次の言葉を待っているのがわかる。
天使の笑顔をもつ男は、部屋の全員を見回すといった。

「中学生の君、参考書を閉じたときと、再び開いたときのページが違いすぎる。
会社員風の方、左右の革靴は微妙にデザインが違う、そんな会社員は見たことない。
名刺をいただいた女性の方、名刺の住所は存在しない、つまり偽の名刺だ」
部屋の全員は黙って、天使の笑顔をもつ男を見ていた。

「あと決定的なのは、皆さんの報告した銘柄と1ヶ月のリターンだ。
信用取引を使わない限り、値動きの幅や出来高からしてあり得ないリターンだ。
最後の相場師は、信用取引を禁じていたと聞いている。
すなわち、皆さんは事実とは異なる報告をしたということになる」

「ふぅ、問題が簡単すぎたようですね」中学生の男子生徒が参考書を閉じていう。
「やれやれ全くだ、誰がこんな問題を考えたんだ」男性会社員を装っていた男がいう。
「ただのイケメンじゃなかったのね」ウィッグを外しながら水商売を装っていた女性がいう。
後継者試験で初の合格者だ、天使の笑顔をもつ男の横顔を見ながら男性秘書は思った。

魔法のバトンの話(その6 配当)

自身が運用する子供ファンドで、運用額を100万円→200万円と倍に殖やした。
ところが配当(税引き前)は、23,400円→63,000円へ前年比169%増となった。
配当が前年比169%増となったのは、同額の100万円で多くの株を買えたからである。
取得株価が760円のときは1,300株、取得株価が460円のときは2,200株w

配当は株数に比例し、株を買うだけで年間に決まった額をもらえる。
国債や預貯金の利息と同じで、買った瞬間に利益が確定する。
つまり、譲渡益みたいに株価が高くなるのを待つ必要はないのである。
下落相場や停滞相場であるほど、利益を多くすることができるのが配当なのであるw

譲渡益を得るためには、安く買って高く売らなくてはならない。
ところが配当を得るためには、安く買うだけだ。
大半の個人投資家は、下落相場や停滞相場では利益が出せないと考えている。
だが下落相場や停滞相場でも、個別株への投資はより多くの利益を出せるのであるw

2016年7月25日月曜日

時間ではなく仕組みで稼ぐ

先日、立ち寄った本屋で、ある本の表紙に妙に納得できる言葉があった。
「普通の人は時間で稼ぐ、小金持ちは運で稼ぐ、大金持ちは仕組みで稼ぐ」
自身は大金持ちではないが、その通りだと思った。
ちなみにその通りだと思っていたので、その本は買わなかったw

我が家の資産が増える仕組みは以下である。
7月と12月に1ヶ月の生活費を上回る配当が入ってくる。
よって7月と12月の給与と賞与は、全て余剰資金となる。
貯蓄しても仕方がないので株を買う、すると翌年の配当が更に増えるw

自身の現在の年収は、同年代の平均年収である。
12ヶ月の給与でなく、10ヶ月の給与しか使わなければ、増えるのは当たり前である。
12月には余剰資金が100万円を軽く超える予定だ。
そのときに買値より下がっている保有株があれば、買い増しする予定であるw

株式投資を行っていない人でも、仕組みは作れる。
例えば、賞与月は賞与だけで生活、給与は全額、貯蓄する。
賞与月は、少しだけ普段の月より贅沢ができ、確実に貯めることができる。
単月の収支ではなく、年間収支で考えれば、様々な仕組みを作ることができるのであるw

魔法のバトンの話(その5 2つの利益)

自身が運用する子供ファンドで、運用額を100万円→200万円と倍に殖やした。
ところが配当(税引き前)は、23,400円→63,000円へ前年比169%増となった。
国債や貯蓄など他の金融商品では、あり得ないことである。
不思議な話である、自身も最初は理由がわからなかったw

答えは、個別株への投資には2つの利益があるからである。
投資信託やFXのように安く買い高く売ることによって得られる譲渡益(キャピタルゲイン)。
国債や預貯金のように年間に決まった額をもらえる配当(インカムゲイン)。
つまり、個別株への投資は、2つの利益を得ることができる唯一の金融商品なのであるw

そんなこと、知っていると思われるかもしれない。
だが自身からいわせると、大半の個人投資家はこのことを正しく理解していない。
譲渡益(キャピタルゲイン)ばかりを気にして、日々の株価に一喜一憂する。
大半の個人投資家は、譲渡益と配当は連動する、つまり同じものだと考えているのであるw

2016年7月24日日曜日

相場師が買わない銘柄(任天堂)

7974は、いつ株価が急落してもおかしくない状態にある。
なぜなら、人気のゲームがいつ規制されても、おかしくない状況だからである。
先行配信された諸外国では、すでに事故が起こっている。
国内での配信に先立ち、政府は異例ともいえる注意喚起を出しているw

政府の注意喚起は、いざ事故が起こったときのための責任回避である。
ドローンの飛行禁止区域のように、規制をかけるための前準備ともいえる。
ユーザーが多ければ多いほど、深刻な事故が起こる確率は高くなる。
深刻な事故が起これば、すぐさま政府は規制に乗り出すだろうw

前回の日本郵政グループもそうだが、最近の相場はわかりやすい。
だが、最近、思う、株式評論家たちが、相場を読もうとしないだけなのかもしれないと。
自身は子供向けゲームをする気もないが、別の方法で楽しませてもらっている。
儲からないゲームに熱狂する人々の行動は、実に興味深いw

魔法のバトンの話(その4 複利のコントロール)

年利5%で運用、利息を再投資した場合、15年目に元本の倍以上になる。
年利8%で運用、利息を再投資した場合、10年目に元本の倍以上になる。
元本が100万円で年利5%なら、1年目に殖える額は5万円である。
元本が100万円で年利8%なら、1年目に殖える額は8万円で、差額は3万円であるw

つまり1年以内に3万円を追加投資するだけで、年利8%の運用にできるのである。
ここで気をつけなくてはならないのは、評価損益額に気を取られないことだ。
評価損益額、いわゆる含み益や含み損は売買しない限り、確定とはならない。
あくまでも注視するのは、元本を年利何%で運用できているかであるw

例えば、自身が運用する子供ファンドは、1年以内に同額の追加投資を行った。
運用額を100万円→200万円と倍に殖やしたことで、1年目の年利は100%となった。
ところが配当(税引き前)は、23,400円→63,000円へ前年比169%増となった。
なぜ、配当は169%増になったのか、ここに個別株投資が資産運用で最強の理由があるw

銘柄を明かさない理由R109 異能の集団(中編)

第109話 異能の集団(中編)

やがて開始時間になり、「研究会」が始まった。
部屋の照明が落とされ、スクリーンにパワーポイントが投射される。
前方に座っている巨躯の男が、直近の相場についてスライドを元に解説した。
「では、右から順に、戦果を報告せよ」、巨躯の男は命じた。

メガネをかけた中学生の男子生徒が読んでいた参考書を閉じた。
おもむろにメガネを外すと、メガネの曇りを拭きながら報告した。
男子生徒が手がけた銘柄での1ヶ月リターンは、驚くべき数字だった。
報告を終えると、男子生徒はメガネをかけ、再び参考書を開いて読み始めた。

次は、安物のスーツに使い古した革靴を履いた30代くらいの男性会社員だった。
男性会社員が顔を上げたとき、表情は一変していた。
鋭い眼光をもつ男の顔は、一度、見たら到底、忘れることはできない。
その男の手がけた銘柄と1ヶ月リターンも、驚くべき数字だった。

次は、派手なメイクの20代と思しき、水商売の女性だった。
女性は妖艶な、ぞっとするような笑みを浮かべていた。
名刺を渡された際の営業スマイルは、完全に消え去っていた。
女性の手がけた銘柄と1ヶ月リターンも、驚くべき数字だった。

車椅子の高齢男性、専業主婦らしき女性、フリーター風の男など。
他の出席者の報告も驚くべきリターンだった。
こいつら、いったい何者なんだ。
皆がこんなリターンを上げられるわけがない、天使の笑顔をもつ男は思った。

一通りの報告が終わった後、巨躯の男が話し出した。
関西のある相場師との仕手戦の内容と、桁違いのリターンの報告だった。
銘柄を聞いた天使の笑顔をもつ男は思った。
あの仕手戦での閃光の買いは、この男だったのかと。

やがて、質疑応答の時間になった。
派手なメイクの20代と思しき、水商売の女性がいった。
「さっきから気になっているんですけど、後ろのイケメンさんはどちらさんですか」
全員が振り返って、後方に立っている天使の笑顔をもつ男を見た。

巨躯の男がいう、「紹介が遅れたが、ワシの後継者だ」
「ご指導よろしくお願いしますね」、中学生の男子生徒が参考書を読みながらいう。
「先生の後継者ですか、きっと優秀なんでしょうね」、男性会社員がいう。
「後継者なら、さぞかし投資がお強いのかしら」、水商売の女性がいう。

2016年7月23日土曜日

魔法のバトンの話(その3 複利効果)

「複利効果」とは、運用で得た収益を再投資することで、利息が利息を生むことをいう。
例えば、年利5%で運用、利息を再投資した場合、15年目に元本の倍以上になる。
年利8%で運用、利息を再投資した場合、10年目に元本の倍以上になる。
ここで重要なのは、利息が利息を生むのであって、譲渡益ではないということであるw

利息、もしくは利息に相当する配当が得られる金融商品は、国債、預貯金、個別株である。
投資信託やFXでは、利息(配当)がないため、複利効果を使うことはできない。
投資信託やFXで資産が増えたとしたら、稼ぐ能力によるもので殖やす能力ではない。
しかも投資信託では、毎年、信託報酬が必要になるため、マイナスの複利効果となるw

国債、預貯金、個別株の中で、最も利回りのよい金融商品は何か。
当たり前だが、低金利時代では高配当の個別株だ。
仮に配当利回り5%の株を買えば、15年目に元本と同じ額が殖えるのである。
配当利回りは決まっていると考えがちだが、配当利回りを上昇させる方法は存在するw

魔法のバトンの話(その2 殖やす能力)

資産形成には3つの能力を使うことができる。
「稼ぐ能力」・・・仕事をして給与等を得る能力
「貯める能力」・・・収入から支出を引いた額をプラスにする能力
「殖やす能力」・・・資産運用により殖やす能力w

このうち「稼ぐ能力」と「貯める能力」で得られる額には上限がある。
株式投資を始めた2005年当時の自身の年収は400万円台だった。
同世代の平均年収には及ばない低スペックだった。
現実にはムリだが、飲まず食わずに稼いだ額を貯めても、年間400万円台が上限だったw

資産運用という言葉で、まず思いつくのが「複利効果」である。
アインシュタイン博士が、人類最大の発見といったとされる「複利効果」。
「複利効果」とは、運用で得た収益を再投資することで、利息が利息を生むことをいう。
巷には多くの金融商品があるが、「複利効果」を使える商品は実は少ないのであるw

銘柄を明かさない理由R108 異能の集団(前編)

第108話 異能の集団(前編)

天使の笑顔をもつ男は昼夜、巨躯の男と行動を共にするようになった。
巨躯の男はある証券会社の会長だが、証券会社へ行くことはほとんどない。
たまに会長の肩書きで、業界団体の会合に出席することはある。
だが日中の大半は、株主となっている企業への訪問だった。

ある企業では経営会議に参加、役員人事について進言した。
別の企業では社長と長時間にわたり、今後の方策について話し込んだ。
もし行動を共にしていなければ、これらの企業の経営陣とは会うことはなかっただろう。
巨躯の男の傍らに同席する天使の笑顔をもつ男には、何もかもが新鮮だった。

巨躯の男は、月に一度、ある「研究会」を主催していた。
都内のホテルの一室で行われる「研究会」に名前はなかった。
一室の前に掲げられた案内板は、いつも「研究会」だった。
最初に「研究会」に出席したときのことは、今でも昨日のことのように覚えている。

18時から男性秘書が受付を始めた。
最初に現れたのは、メガネをかけた制服姿の子供だった。
どうみても中学生の男子生徒だった。
中学生の進学相談でもするのか、天使の笑顔をもつ男は思った。

次に現れたのは、どこにでもいる30代くらいの男性会社員だった。
安物のスーツに使い古した革靴を履いている。
天使の笑顔をもつ男と目が合うと、「どうも」と一言だけ発し席に着いた。
おそらく通り過ぎて、すぐに記憶から消える影の薄い男だった。

次に現れたのは、派手なメイクの20代と思しき女性だった。
女性は男性秘書に何か冗談をいうと、男性秘書の笑い声が聞こえた。
席に向かう途中で、天使の笑顔をもつ男に気づくと、笑顔で名刺を差し出した。
「よかったら、お店に来てね」、どうやら女性は水商売らしかった。

やがて、次から次へと人がやってきた。
下は中学生から高齢者まで、まさしく老若男女の集まりで、その数は20名近くになった。
いったい、何の集まりなんだ。
まさか、やばい勧誘やセミナーじゃないだろうな、天使の笑顔をもつ男は思った。

やがて開始時間になり、「研究会」が始まった。
部屋の照明が落とされ、スクリーンにパワーポイントが投射される。
前方に座っている巨躯の男が、直近の相場についてスライドを元に解説した。
「では、右から順に、戦果を報告せよ」、巨躯の男は命じた。

2016年7月22日金曜日

魔法のバトンの話(その1 最初に)

株式投資を始めた2005年、自身の貯蓄はほぼ0円だった。
2005年は、結婚してから10年をとっくに超えていた。
住宅ローンも残っており、子供が小学生であったにも関わらず、貯蓄0円である。
いかに当時の我が家が経済的に逼迫した状態にあったか、わかっていただけるだろうw

株式投資を始めてから、10年を超えた今。
住宅ローンは完済し、娘を私立大学へ行かせることができている。
もちろん、世の中には自身より多くの資産を保有する人が数多くいる。
だが貯蓄0円から、ここまで殖やせた人は、少ないのではないかと思っているw

今月は株の配当で生活費を賄えるので、給与と賞与は全て貯蓄できる予定だ。
来月始めには、都道府県民共済の割戻金が、口座に振り込まれる。
なぜ、ここまで資産を殖やせたのか、自身なりの考えを書いてみたいと思う。
タイトルは「魔法のバトンの話」であるw

2016年7月21日木曜日

資本家の社員は最強である

自身は、メガバンクの株を保有する株主である。
つまり、メガバンクへ出資、金を貸していることになる。
年に2回、利益の一部が配当として株主に還元される。
配当利回りは、預貯金の利息とは比べ物にならないw

先日、ふと思った。
自身の勤務先の主要取引銀行は、自身が保有するメガバンクである。
自身がメガバンクに金を貸し、メガバンクは勤務先に金を貸す。
結局、配当の元になる利益を払ってくれているのは、勤務先なのであるw

勤務先に金を貸して、配当をもらっている。
そのように考えると、上司や同僚は出資先の社員である。
彼らが働くことによって、自身は配当を得ることができる。
これからは彼らの仕事ぶりを、温かい目で見守っていくことにしようと思ったw

現在の株式評価額20160721

株式(特定預り)合計
・評価額合計:15,198,600円
・評価損益合計:1,119,000円
・保有銘柄数:5

2016年7月20日水曜日

料理しない人は貯蓄できない

自身は娘と暮らすようになってから、料理をするようになった。
ある日、思いのほか貯蓄できていることがわかった。
食費の原価を計算してみた。
外食代より、はるかに安くついていることがわかったw

考えてみれば当たり前で、店を運営するには場所代や人件費がかかる。
使う食材の原価は、微々たるものである。
もちろん、コンビニ弁当も同じである。
弁当の場合は、使い捨ての容器代まで払わなくてはならないw

1食当たりにすれば、わずかな差額だ。
だが、人は生きている限り、食事を摂り続けなくてはならない。
安い店で提供される料理の味を、低価格で再現するのは簡単である。
毎日、割高な料理に金を払っていれば、貯蓄できないのは当たり前であるw


現在の勝負銘柄について

子供ファンドも含め、現在、5銘柄を保有している。
3銘柄は元本を引き上げているタダ株なので、残り2銘柄が勝負銘柄である。
1つは子供ファンドの主力株でもある8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ。
自身は10,000株、娘名義で3,500株を保有しているw

昨年まで、自身が2,000株、娘が1,300株の保有だった。
今年になり、信じられないほど下がったので、それぞれ買い増しを行った。
自身が2,000株→10,000株、娘が1,300株→3,500株。
買い増しにより、大幅に取得単価を下げさせていただいたw

残り1つは、聞けば誰もが知っている大手優良企業だ。
以前から手がけたかった株で、2014年に初めて10,000株を購入した。
昨年夏より下がり始め、半値になったので10,000株→20,000株へ買い増しを行った。
半値になれば同数買う、無限ナンピンの買い増しであるw

この株は自身にとって、本当の勝負銘柄である。
社歴は古く、自身の愛読書「銭の戦争」にも登場する。
過去、数え切れない相場師が手がけてきた株でもある。
この株をタダ株にしたとき、自身は相場師見習いから卒業できると思っているw

2016年7月19日火曜日

銘柄を明かさない理由R107 The power of love(後編)

第107話 The power of love(後編)

「どうやら、君の知り合いらしいな、行って場を収めてきたまえ」、巨躯の男はいった。
「わかりました」、天使の笑顔をもつ男は車を降りると、女性の元へ向かった。
しかし、あの色紙を取り出し掲げた男は何者だ。
あとでゆっくりとあの男のことを聞くとしよう、巨躯の男は思った。

男性秘書と言い合っていた彼女は、近づいてくる天使の笑顔をもつ男に気づいた。
天使の笑顔をもつ男は、そっと彼女を抱きしめた。
調査会社に勤める男、証券会社の会長、会長の男性秘書と運転手。
彼らは、同じ光景を見た。

天使の笑顔をもつ男が、そっと彼女を抱きしめた瞬間。
天使の笑顔をもつ男の背中から、眩いばかりの翼が大きく広がった。
翼は大きく広がると、2人を包み込みように徐々に閉じ始めた。
2人は光の中に包まれ、やがて光は消え失せた。

「伝わったかな」、天使の笑顔をもつ男がいう。
「うん、伝わった」、天使の笑顔をもつ男の彼女がいう。
「もう、大丈夫だよね」、天使の笑顔をもつ男がいう。
「うん、大丈夫」、天使の笑顔をもつ男の彼女がいう。

「教えてくれ、今、見たのは幻なのか、それとも現実なのか」
男性秘書が調査会社の男に問う。
「さあ、どっちかな」
調査会社の男が答える。

「私は頭がどうにかしたのでしょうか、あり得ないものを見たような気がします」
運転手が後部座席に座る巨躯の男にいう。
「気のせいだ」
巨躯の男は答えた。

天使の笑顔をもつ男と男性秘書が車に乗り込んできた。
「お申しつけどおり、場を収めてきました。
時間が押し迫っています、そろそろ出発しないと間に合いませんよ」
天使の笑顔をもつ男は、微笑みながらいった。

走り去る高級車を見送りながら、調査会社の男は思った。
青年と高齢の男が車で走り去る、同じような外国映画を観たな。
その映画では、青年と高齢の男は車に乗って、時空を超えた旅をする。
男はその映画の主題曲を思い出していた。

早期シミュレーションの重要性

自身は2005年に株式投資を始めた。
きっかけは当時、行ったシミュレーションである。
当時は住宅ローンの残債があり、子供は小学生だった。
ある日、全く貯蓄できていないことに気づき、慌てて、シミュレーションを行ったw

当時のシミュレーション結果は以下である。
・定年(60歳)になるまで、住宅ローンを払い続けなくてはならない
・子供を私立大学へは行かせられない
・定年後は、年金だけで暮らさなくてはならないw

株式投資を始めた結果、以下になっている。
・定年(60歳)より前に、住宅ローンを完済できた
・子供を私立大学へ行かせることができている
・定年後は、年金と株の配当で暮らせる予定w

もし子供が中学生のときに、シミュレーションを行っていたらと思うことがある。
子供の教育費は、小学生より中学生、中学生より高校生の方が多くなる。
とてもじゃないが、株式投資の運用資金は捻出できなかった。
若いご家庭は、できるだけ早い時期にシミュレーションされることをオススメするw

2016年7月18日月曜日

銘柄を明かさない理由R106 The power of love(中編)

第106話 The power of love(中編)

翌朝、都内にある立派な邸宅。
ガレージのシャッターが開き、黒塗りの高級車が出てきた。
車の進行方向には、若い女性と男が立ちはだかっていた。
高級車は2人の手前で停まった。

「どうした」、後部座席に座っていた巨躯の男がたずねる。
「何者かが進路に立ちはだかっています」、助手席の男性秘書がいう。
「理由を聞いて来い」、巨躯の男が男性秘書に命じる。
「かしこまりました」、男性秘書は車を降りて2人の元に向かった。

なぜ、あの2人が、どうしてここがわかった、天使の笑顔をもつ男は思った。
横に座る巨躯の男は、天使の笑顔をもつ男の横顔を見た。
どうやら知り合いらしいな、この局面をどう乗り切るかだな。
巨躯の男は前方へ目をやった。

車の前では、男性秘書に若い女性が詰め寄っている。
おそらく天使の笑顔をもつ男に会わせろ、くらいのことだろう。
女は感情的な生き物だ、理性など持ち合わせておらん。
横の男に目をやった巨躯の男は思った、あの男、何をしている。

調査会社に勤める男は、男性秘書と彼女のやり取りを横目で見ていた。
予想通り、会わせてもらえそうにないな、仕方ない、あれを出すか。
あの証券会社の会長は、最後の相場師に長年、師事していたらしい。
ならば、必ず見覚えがあるはずだ、男は懐から1枚の丸めた紙を取り出した。

おもむろに広げると、車内の2人に見えるよう掲げて見せた。
その紙を見た瞬間、巨躯の男は目を見張った。
天使の笑顔をもつ男も目を見張った。
その紙は最後の相場師の色紙のコピーで、見慣れた筆跡で「誠と愛」と書いてあった。

「誠と愛」は、最後の相場師が処世訓とした言葉だった。
人に誠を尽くし、愛情を持って生きていく、という意味が込められている。
直筆の色紙は、今の家にも大事に飾ってある。
飾っているにも関わらず、いつしか見なくなっていた、巨躯の男は思った。

「どうやら、君の知り合いらしいな、行って場を収めてきたまえ」、巨躯の男はいった。
「わかりました」、天使の笑顔をもつ男は車を降りると、女性の元へ向かった。
しかし、あの色紙を取り出し掲げた男は何者だ。
あとでゆっくりとあの男のことを聞くとしよう、巨躯の男は思った。

娘と暮らしてわかったこと

学生時代、不思議だったことがある。
同級生の女子生徒たちが、いつも少食だったこと。
弁当は、いつも片手の手の平にのるほどの大きさだった。
こんな小さな弁当で、お腹いっぱいになるのだろうかと不思議だったw

娘と暮らしてから、あの頃の謎が解けた。
外で足りない分を、家で食べていたのである。
下は昨日、娘が食べた食事だ。
朝はタマゴサンド2本、昼はオムライス、夜は麻婆豆腐と豚しゃぶw
全て、1人で完食した。
しかも昨日はバイトが休みで、娘は家から1歩も出ていない。
運動量ゼロの状態で、この量である。
学生時代、同級生が少食だからと心配する必要はなかったのであるw

貯蓄は無リスク資産ではない

君は真面目に働いている。
給与から貯蓄していけば、今は苦しくても後は楽になると思っている。
貯蓄は元本が保証されている無リスク資産だ。
株なんてギャンブルだ、いつか大損するに決まっていると君は思うw

総務省統計局の平成22年基準消費者物価指数という統計がある。
統計から総合物価指数は順調に上昇していることがわかる。
2013年前年比0.4%、2014年前年比2.7%、2015年前年比0.8%
今後も政府の経済施策により、物価は上昇するだろうw

物価が上昇するということは、貨幣価値が低下することでもある。
現在の100万円が、1年後には99万円、2年後には98万円になるようなものである。
貯蓄が無リスク資産だったのは、金利が物価の上昇率を上回っていた時代の話だ。
低金利の時代は、倒産しない配当あり企業の株こそが無リスク資産なのであるw

2016年7月17日日曜日

銘柄を明かさない理由R105 The power of love(前編)

第105話 The power of love(前編)

調査会社に勤める男にとっては、楽な調査だった。
生きている限り、必ず何らかの痕跡は残る。
事実、天使の笑顔をもつ男の居場所を見つけるまで、わずか数日だった。
ここか、男は立派な邸宅の前で、天使の笑顔をもつ男が出てくるのを待っていた。

やがて、ガレージのシャッターが開いた。
黒塗りの高級車が出てきて、走り去った。
後部座席に座っていたのは、天使の笑顔をもつ男だった。
その横に座っていた大柄な男、奴がこの家の主で今回のキーマンだ。

大柄な男の身元も、すでに調べを終えていた。
今は自分が創立した証券会社の会長の座に就いている大物相場師。
しかも、アルカディアを有する証券会社の会長とは。
あとは依頼者への報告だな、男はその場を後にした。

閉店し、のれんの下ろされた定食屋。
「すいません、遅くなりました」、天使の笑顔をもつ男の彼女が入ってきた。
「待ってたわよ、わかったんだって、よかったね」、女性店主がいう。
「ありがとうございます、でも直接、電話で連絡いただければ」、彼女がいう。

厨房に向かう女性店主が背中越しにいう、「電話だとうまく伝わらないこともあるしね」
調査会社に勤める男が、声を潜めていった。
「いくら歳の離れたオジサンのことでも、この店での発言には細心の注意を払うことだ」
「勉強になりました」、彼女は小さな声でいった。

男の報告内容は以下だった。
天使の笑顔をもつ男は、ある証券会社の会長の家にいる。
昼夜、証券会社の会長と行動を共にしている。
なぜ、そうなったかは不明だが、自ら望んでそうしたと思われる。

「明日、その家に案内してもらえますか」、天使の笑顔をもつ男の彼女がいう。
「構わないが、どのような結果になっても後悔しないか」、男がいう。
「このまま会わずにいれば、後悔します」、天使の笑顔をもつ男の彼女がいう。
「わかった」、男はいい、待ち合わせ場所と時間を伝えた。

「大丈夫、必ず上手くいくわよ、さあ前夜祭よ」、女性店主が料理を運んできた。
「ありがとうございます」、天使の笑顔をもつ男の彼女がいう。
正直いって、明日どのような展開になるのかわからない。
相場と違って男女の仲は読めない、飲みながら男は思った。

日本初のバーへ行ってきた話

先日、日本で初めてのバーに行ってきた。
予想以上によかったので、書いてみる。
創業明治13年、浅草の一等地にある「神谷バー」
以前から、行きたかったのだが、なかなかいく機会がなかったw

創業は明治13年だが、バーとしては明治45年から営業しているらしい。
現在のビルは昭和55年に竣工したビルになる。
1階がバーで、2階と3階が飲食フロアになっている。
明治時代は庶民の社交場で、デートなどにも使われた店らしいw

この店の売りは「デンキブラン」
ブランデーをベースにワイン、ジン、キュラソーなどをカクテルしている。
「電気ブランデー」が、「電気ブラン」を経て、今の「デンキブラン」になったらしい。
アルコール度数は高いが、飲みやすい美味なカクテルだったw
食べ物の種類も豊富で、しかもリーズナブルである。
下は、その日、食した「スペアリブ」で美味だった。
老舗だけあって、店員のサービスも行き届いていた。
浅草まで足を運ぶだけの価値はありの店だったw

個人投資家の15%が生きる世界

「平成27年 個人投資家の証券投資に関する意識調査について」という調査がある。
日本証券業協会が、毎年、全国の個人投資家を対象に行っている調査である。
上記の調査結果によると、株式保有額(時価)1000万円以上の割合は15%。
個人投資家100人中15人が、1000万円以上の株式を保有していることになるw

自身は遅くても2011年頃から、1000万円以上の株式を保有している。
ちなみに2011年当時の含み損は、300万円を軽く超えていた。
株式を1000万円以上、保有すると、今まで体験したことのない世界で生きることになる。
評価額が日々、数十万円単位で増減する世界であるw

リーマンショックや東日本大震災では、1日で10%超の値動きだった。
だが普通の相場でも、日々、数%の値動きをしている。
1000万円の数%、多くの人にとって給与に相当する金額が、日々、増減するのである。
このような世界で生きていると、多くの人は人生観が大きく変わると思っているw

自身は1000万円以上の株式を保有し、人生で大切なものを見つめ直すことができた。
自身が株式投資を始めた頃、100万円貯めると、比較的、楽に増やせるといわれていた。
だが経験者からいわせてもらうと、1000万円がポイントではないかと思っている。
給与に相当する金額が1日で増減する世界は、人生観を大きく変える世界なのであるw

2016年7月16日土曜日

ドルコスト平均法の幻想

今年になってから、おそらく単年度過去最高額を株に投入している。
自身と同年代の会社員の平均年収を上回る額である。
なぜ、高給取りではない自身がこれだけの額を投入できたのか。
2014年と2015年に追加資金で株を購入しなかったからである(子供ファンド除く)w

ドルコスト平均法という投資法がある。
毎月一定額を投資し続ける訳のわからない投資法である。
謳い文句は、「リターンが安定するのでリスクを小さくできる」だ。
自身からいわせると、高値掴みするリスクが大きくなるだけであるw

上昇相場では、売ってもいいが買ってはいけない。
下落相場では、買ってもいいが売ってはいけない。
長期に渡って相場の状況を見ながら買うことは、その気になれば誰にでもできる。
「日経平均が数年ぶりの高値更新」とかいっているときに、買わなければよいだけであるw

我が家の株式資産はいくら増えたか

本ブログを開始したのは、2014年9月23日。
本ブログ開始後、株式資産がいくら増えたか確認してみた。
株式資産を正確に把握するには、取得額を確認することである。
開始当時と現在の株式(特定預り)合計は以下であるw

株式(特定預り)合計(2014年9月23日)
・評価額合計:12,600,200円
・評価損益合計:4,914,600円
・保有銘柄数:6

株式(特定預り)合計(2016年7月15日)
・評価額合計:15,018,600円
・評価損益合計:939,000円
・保有銘柄数:5

一見すると、15,018,600円-12,600,200円=2,418,400円しか増えていないようにみえる。
ところが当時の株の取得額は、12,600,200円-4,914,600円=7,685,600円。
現在の株の取得額は、15,018,600円-939,000円=14,079,600円である。
2年足らずで取得額が14,079,600円-7,685,600円=6,394,000円、増加したことになるw

自身の口座とは別に、娘名義の子供ファンドで株を2,000,000円取得している。
合計すると、6,394,000円+2,000,000円=8,394,000円、増加したことになる。
自身は高給取りではないので、貯蓄だけではここまで増やせなかった。
株の譲渡益や配当があったから、ここまで増やせたのだと思っているw

現在、保有する株の取得額は約16,000,000円。
大半の株の取得額は、PBRの0.5倍に満たない。
つまり約16,000,000円で、定価32,000,000円以上の株を仕込んでいることになる。
あとは配当を得ながら、株価が定価になるのを気長に待つだけであるw

2016年7月15日金曜日

銘柄を明かさない理由R104 お客様は神様だ

第104話 お客様は神様だ

閉店し、のれんの下ろされた定食屋。
天使の笑顔をもつ男とは昨日から連絡がつかない。
さっき、部屋にいったら、引っ越したあとだった。
天使の笑顔をもつ男の彼女は話し終わった。

「ねえ、何があったのかわかる」、女性店主が男に聞く。
「わかるわけないだろう、情報が少なすぎる」、男がいう。
「あなたが連れてきたんだから、連絡先はわかるんじゃないの」、女性店主が男に聞く。
「知っているのはメアドくらいだ」、男がいう。

「本名や出身地は知っているよね」、女性店主が彼女に聞く。
「はい、それは聞いています」、彼女はいう。
「本名と出身地がわかっていれば、楽勝なんじゃないの」、女性店主が男にいう。
「えっ、どうして楽勝なんですか」、彼女が女性店主に聞く。

「実はね、この人、調査会社に勤めているのよ」、女性店主が彼女にいう。
「探偵さんなんですか」、彼女が男に聞く。
「探偵とは違って、保険法人の依頼を受けて調査を行っている」、男は答える。
「人探しはお手のものでしょ、受けてあげたら」、女性店主が男にいう。

窓の外を見ながら、男はいった。
「知らない間柄じゃないし、引き受けよう」
天使の笑顔をもつ男は、自分のためだけに行方をくらますとは思えない。
何か考えがあったはずだ、男は思った。

今まで数多くの調査を行ってきた。
だが全てがハッピーエンドではなかった。
中には、お前が調査しなければ、と罵倒されたこともある。
真実を明らかにすることが、ハッピーエンドになるとは限らない。

「どのような結果になっても、後悔しないように。
人が行方をくらますというのは、何かしら理由があるものだ。
行方をくらます理由は、2つある。
1つは自分のため、もう1つは相手のためだ」

静かなので見ると、2人とも厨房で楽しそうに酒と肴の用意をしている。
最後まで人の話を聞けよ。
そう思った男に、勤務先の太った社長の声が聞こえた。
「お客様は神様だ」と。

子供ファンド運用報告20160715

子供ファンドの運用を担当しているYです。
今週、順調に評価損益が増加したので報告いたします。
5日間で約24万円、評価損益が増加いたしました。
評価損益がプラスに転じるのは、意外と早いかもしれないw

2016年7月14日木曜日

銘柄を明かさない理由R特別編 子供ファンドの反撃

特別編 子供ファンドの反撃

男は娘の資産を株で運用していた。
運用している株は、あるメガバンクの株だった。
昨年9月に初めて購入、以来、株価は下がり続けていた。
先週、その株は年初来安値をつけた。

10年近く株価の推移をみている男は思った、どうみても買いだと。
男が得意とする無限ナンピンは、購入時の半値になれば同数の株を買う手法。
買値は760円、半値は380円だ。
もし、無限ナンピンを仕掛けるなら、以下の取得単価になる。

(760円+380円)÷2=570円。
わるくない、しかし、さらに半値になったときはどうか。
380円の半値は190円。
この株の上場来安値は2011年11月25日の318円、190円はありえない。

仮に同額の100万円で全力買いした場合、どうなる。
((760円×1,300株)+(460円×2,200株))÷3,500株=572円。
全力買いすれば、無限ナンピンとほぼ同じ取得単価にできる。
明日の朝、全力買いの買い注文を出すか、男は決めた。

翌朝、男はPCを起動、娘の口座の取引画面にログインする。
為替は円安、ダウも上昇している、ノープロブレムだ。
男は460円、2,200株の買い注文を入れた。
いい買い注文だ、いつか兜神社で聞いた男たちの声が聞こえたような気がした。

ある証券会社の資産運用を担当する部署、通称アルカディア。
早朝、無敗のクイーンと呼ばれる女性社員はシステムチェックをしていた。
来たか、それは無敗の個人投資家の買い注文だった。
アルカディアでは、無敗の個人投資家の家族の取引口座もチェック対象だった。

通勤中のアルカディアメンバーに向けて、社長室秘書から召集メールが発信された。
「始業前にアルカディアへお集まりください」
始業時間になり、アルカディアでは朝のミーティングが行われていた。
無敗のクイーンがメンバーにいう。

「お前たちは選ばれし者だ、自分たちが社内、業界、いや世界で一番、偉いと思え。
お前たちに勝てる奴など、この世に存在しない、必ず目標を達成しろ」
東京証券取引所の取引開始時間となった。
開始3分後、男の買い注文は全数約定、その後、株価は騰がり続けたw

私が今、恐れていること

自身には、かかりつけの医師がいる。
数ヶ月前、この医師から頚動脈の検査を受けてみませんか、といわれた。
医師の勧めを受け、頚動脈の検査をした。
仰向けで首筋に機械を当てられる検査で、気持ちよくて途中で寝てしまったほどであるw

先日、医師に検査結果を聞いた。
医師いわく、自身の頚動脈の壁は厚くなく、しかもツルツルらしい。
礼をいって、病院を後にしたw
帰り道、ふと思った。

この医師が処方してくれる薬のおかげで、血液も正常値を保てている。
ツルツルの頚動脈と正常値の血液を持つオジサン・・・。
女吸血鬼からすると格好の獲物、勢いよく血を吸われたら、すぐに干からびてしまうだろう。
すれ違う女性が、全員、吸血鬼に見えたのはいうまでもないw

2016年7月13日水曜日

子供ファンド好発進

子供名義の取引口座があり、200万円を株式投資で運用している。
保有株は、8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループだ。
昨日、2,200株を買い増し、現在は3,500株を運用している。
当たり前だが運用額が多くなると、1日当たりの増減額も多くなるw

子供ファンドの今日1日の増減額は80,000円を超えていた。
80,000円というと、娘の1ヶ月のバイト代を上回る額である。
増加率でいうと5%超え、1年ではなく1日で5%超えである。
あまり書くと、娘がバイトしなくなるので、このあたりでやめておくw

以前も書いたが、安定した収入のない人が、株式投資をしないのは理解できる。
だが、安定した収入のある人が、株式投資をしないのは理解できない。
倒産しない会社の株を買い、損切りしない限り、株で損はしない。
愚かな損切りをするから、損をするのであるw

貯蓄をする人はまだいい。
少なくとも、元本は割れないからだ。
最悪なのは、投資ファンドで運用する人々だ。
投資ファンドでは簡単に元本を割ることができ、確定された損失は元には戻らないw

今年は株の仕込み年

今年に入ってから、仕込んだ株数が20,000株を超えた。
仕込んだ株の内訳は以下で、計20,200株である。
・㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ・・・10,200株(子供ファンド2,200株含む)
・某大手優良企業・・・10,000株w

追加投入した資金は、おそらく自身の単年度過去最高額だ。
自身にとって、2010年と2011年以来の買いの年である。
今の相場は、まさしくバーゲンセール。
買い場を作ってくれた外国人投資家や機関投資家たちには感謝する次第であるw

今年の買い場は2月と今だが、自身はもう一度、買い場が来ると思っている。
なぜなら、2度あることは、3度あるからだ。
そのとき、お前はどうするのかって、もちろん買い増しするに決まっている。
魔法のバトン、今年はいつもの年より多く回していますw

2016年7月12日火曜日

銘柄を明かさない理由R103 残されし者たち

第103話 残されし者たち

閉店し、のれんの下ろされた定食屋。
店の引き戸が開き、調査会社に勤める男が姿を現した。
「ごめんね、こんな時間に来てもらって」
イスに座って待っていた女性店主がいう。

「こんな時間に来いというからには、よほどのことなんだろう」、男がいう。
「飲み物を作ってくるわ」、女性店主がいい、厨房へ向かう。
女性店主が作ってきた焼酎のロックを手に、2人は軽くグラスを合わせた。
一口飲むと、女性店主は今日あった出来事を話し始めた。

店ののれんを掛けようと外に出たときのことだった。
外には、店に何度か来たことがある若いイケメンの男がいた。
若いイケメンの男は、遠くへ行くことになったといい、あなたによろしくといっていた。
「でも、若いイケメンの男の人、何か気になるのよね」、女性店主がいう。

「どうでもいいが、若いイケメンって繰り返しすぎだろ」、男がいう。
「あら、ひょっとして妬いているのかしら、このオジサン」、女性店主がいう。
「ばかばかしい、はなから勝てない勝負はしないだけだ」、男がいう。
「勝てない勝負はしないから、無敗なのね」、女性店主が笑いながらいう。

「なんとでもいえ」、男は飲みながら考え始めた。
よほど急だったのか、たが、この店には来た。
妙だな、もともと、この店を紹介した自分には何の挨拶もない。
今もメールは来ていない、メール1つ送れば済むのに、なぜ、回りくどい伝言にした。

男がそこまで考えたとき、店の引き戸が開いた。
「すいません、今日は閉店・・・」、といいかけて、女性店主は固まった。
男が見ると、そこには天使の笑顔をもつ男の彼女が立っていた。
「あっ、すいません、来ていないかなと思って、やっぱり来ていないですよね」

そういって店を出て行こうとする彼女に、女性店主がいった。
「来たわよ、店ののれんを掛けようと外に出たらいたわ。
何があったの、よかったら話を聞かせて」
彼女をテーブルに座らせると、女性店主が話すよう促す。

彼女は話し始めた。
天使の笑顔をもつ男とは昨日から連絡がつかない。
さっき、部屋にいったら、引っ越したあとだった。
だが玄関ドアの投函口に挟んであった紙のことはいわなかった。

株式の購入終了に関するお知らせ

子供ファンドの運用を担当しているYです。
子供ファンドの株式購入が終了したので、お知らせいたします。

(1) 購入した株式の種類 (コード番号8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ
(2) 購入した株式の総数 2,200株(※上限2,200株)
(3) 購入価格の総額 1,012,000円(※上限1,000,000円)
(4) 購入期間 平成28年7月12日
(5) 購入方法 市場買付け
(6) 購入価格の上限を超えた理由 ファンドマネージャーの判断w

(ご参考) 平成28年7月12日時点の三菱UFJフィナンシャル・グループ株の保有
 保有株式数 3,500株
 2016年9月中間配当(予想) 31,500円
以上w

2016年7月11日月曜日

君は世界で最も偉い

株式投資はギャンブルではない。
そして、誰もが無敗の相場師になることができる資産運用だ。
偉大なる相場師たちは、我々に数多くの助言を残してくれている。
例えば偉大なる相場師の1人、福澤桃介氏は自著でこのように述べている。

大切なのは、「天上天下唯我独尊」だと。
福澤桃介氏の「天上天下唯我独尊」とは、自分が世界で最も偉いと思うことである。
周囲の意見を参考にしてもいい、いや、むしろ積極的に参考にすべきだ。
だが、最終判断を下すのは、世界で最も偉い君である。

自分が世界で最も偉いと思っていれば、何があろうと腹も立たない。
むしろ人に優しく接することができる。
株式投資で勝つには、相場に常にある恐怖と欲望を、いかに克服するかがカギだ。
だが大丈夫、君は世界で最も偉い、簡単に克服できるはずだw

買いの両建て

自身は今年、別の証券会社で取引口座を開設する予定だった。
目的は、「買いの両建て」を行うためである。
通常の両建ては、同数の買いと売りをいれ、状況に応じ、どちらかを引き上げることをいう。
自身は売りができる信用取引をしたことはないし、する気もないw

自身の「買いの両建て」は、別々の口座で時期をずらして同じ銘柄を買うことをいう。
下落率の多い口座から、買い増し(ナンピン)していくのである。
指値より騰がって買えなければ、別口座の評価額が増える。
上手く買うことができれば、その口座の取得単価を下げることができるw

本日、子どもファンドの買い増しをすべく、指値発注をしたが届かず買えなかった。
だが、自身の保有する同銘柄の評価額は増加した。
明日も指値発注をする予定だ。
騰がっても、下がっても、自身にとってはウェルカムなのであるw

2016年7月10日日曜日

某投資ファンドのリターンが酷すぎて笑えない

個人投資家に人気の某投資ファンドの運用報告書を読んだ。
最初は、自身の子どもファンドと比較して記事にしようと思った。
子どもファンドは損失を確定してなく、配当を得ているのでプラス運用である。
だが、想像以上に某投資ファンドのリターンが酷かったので、記事にするのを止めたw

なぜ、長期運用を謳いながら、損失を確定するのだろうか。
前にも述べたが、投資ファンドの怖さは損失を確定されることにある。
彼らは早期に損切りを行い、短期で騰がりそうな銘柄に乗り換える。
典型的な勝てない運用を行っているw

下落相場では、あらゆる金融商品が下がる。
個別株も同じで、市場に関係なく、あらゆる銘柄が下がる。
個人的には、この会社は長続きしないだろうと見ている。
なぜなら彼らが行っているのは、投資ではなく投機だからであるw

相場の神様ありがとう

子どもの資産100万円を株式投資で運用している。
保有株は、8306三菱UFJフィナンシャル・グループで、1,300株を運用している。
初めて購入したのは、昨年の9月18日。
取得単価760円に対し、現在の株価は428.7円、結構な含み損であるw

このたび余剰資金100万円を投入、買い増しを行い保有株を3,500株にする予定だ。
200万円の元本に対して、配当は税引き前で63,000円、結構な利回りになる。
賞与支給日に年初来安値とは、まさしく買えといっているようなものである。
相場の神様、絶好の買い場を作ってくれてありがとう♪w

8306の上場来安値は2011年11月25日の318円、上場来高値は2008年4月7日の1,950円。
上場来安値になったら、どうするのかって。
もちろん、さらに買い増すに決まっている。
では買い増し前の景気づけに、ぴったりの曲を聴くとしよう♪w

庶民の舌を持つ男

先日、高級中華料理を食した。
綺麗な器に盛られた料理は、見た目も美しかった。
普段、口にすることはないような食材ばかりだった。
普段、口にしない食材を使った料理は、どれも美味であったw
最後の方になって、炒飯が出た。
高級中華料理の炒飯、すなわち高級な炒飯。
きっと特殊な味付けが施してあるに違いないと食してみた。
あれ?自身の作る炒飯と似た味だと思ったw
下は自身が娘の昼食用に、冷蔵庫の残り物で作った炒飯である。
味も見た目も、高級中華料理の炒飯とよく似ている。
量は娘の食欲に合わせたビッグサイズ、だが食材の原価は200円ほどだろう。
自身は庶民の味覚、庶民の舌を持つ男なのだと実感したw

2016年7月9日土曜日

女友達にキュンキュンしたいといわれたら

自身には何人か女友達がいる。
先日、ある女友達からLINEが来た。
「植物図鑑」という映画を見た感想だった。
最後に、自分もキュンキュンしたいとあった。

このLINEの意味は何なのか、しばらく考えた。
ひょっとして、自身にキュンキュンさせて欲しいのだろうか。
女友達は既婚者である。
既婚女性をキュンキュンさせるには、どう返信すればよいか考えた。

考えた挙句、以下の返信をした。
「18禁の映画でよければ、相手役お願いしますw」
返信して以来、女友達からLINEが来なくなった。
きっと今頃、キュンキュンしているに違いないw

株式投資の必勝サイクル

自身の株式投資はシンプルである。
真似ようと思えば、誰にでもできる。
具体的には以下のサイクルになる。
株を買う→配当が入る→生活費が余る→最初に戻るw

元本引上げができるまで、このサイクルの繰り返しである。
元本を引き上げたら、その株は買わない。
永久保有株とするのである。
もともとタダで手に入れた株なので、たとえ増資しようが痛くもかゆくもないw

ただし、このサイクルを回すには、安定した収入があることが必須条件となる。
いいかえれば、安定した収入のある人にしかできないということになる。
安定した収入のない人が、株式投資をしないのは理解できる。
だが、安定した収入のある人が、株式投資をしないのは理解できないw

今の株式投資目的

他の方の株ブログを読む度に思うことがある。
自身の株式投資目的は、他の人とは異なっているなと。
多くの人は、譲渡益のキャピタルゲインや配当のインカムゲインを得ようとしている。
自身も当初は、住宅ローンを一括完済できる利益を得ることが目的だったw

だが、今の株式投資目的は違う。
いかに多くのタダ株を、手に入れるかなのである。
ある程度、株価が値上りしたら、元本を引き上げてタダ株にする。
あとは永久保有株とし、配当のインカムゲインを受け取り続けるのであるw

自身の永久保有株は、まだ数万株しかない。
ゆくゆくは永久保有株を数十万株にしたいと思っている。
この度、子どもファンドの買い増しを決定した。
目的は、もちろん娘が永久保有できるタダ株作りであるw

2016年7月8日金曜日

銘柄を明かさない理由R102 別れのとき

第102話 別れのとき

ある証券会社の会長である巨躯の男の自宅。
新聞を取りに出た家政婦は、見知らぬ若い男から声をかけられた。
「先日、会長からあるお誘いを受けました。
返事をお伝えしたいので、お取次ぎ願えますか」

家政婦から来客のことを聞いた会長は、若い男を応接室へ通すようにいった。
応接室へ通された天使の笑顔をもつ男は、出されたお茶を飲みながら思った。
立派な邸宅だ、さすが証券会社の会長だけのことはある。
やがてドアが開き、会長である巨躯の男が入ってきた。

「どうしてワシの家がわかった」、ソファに座りながら会長が聞く。
「今は情報社会です、あなたほどの有名人であれば、自宅を突き止めることは簡単です」
天使の笑顔をもつ男は、にこやかな笑みを浮かべていった。
会長である巨躯の男は、自分が最後の相場師の自宅を調べたときのことを思い出した。

「先日のお誘いですが、謹んでお受けいたします。
ただ、知人たちに別れを告げるため、3日だけお待ちいただけますか」
天使の笑顔をもつ男はいった。
「いいだろう」、会長である巨躯の男はいった。

3日後の夕方、定食屋の女性店主は、店ののれんを掛けようと外に出た。
外には、店に何度か来たことがある若いイケメンの男がいた。
「あら、久しぶり、今日は早いじゃないの、さあ入って」、女性店主がいう。
「今日はお別れをいいに来ました」、天使の笑顔をもつ男がいう。

「えっ、どういうこと」、女性店主がいう。
「遠いところへいくことになりました」、天使の笑顔をもつ男がいう。
「そうなの、残念ね」、女性店主がいう。
「あの男の人にも、よろしくお伝えください」、天使の笑顔をもつ男はいい、立ち去った。

3日後の夜、都内のマンション。
彼女は、マンションのエレベーターに乗っていた。
天使の笑顔をもつ男とは、昨日から連絡がつかなかった。
今日、大学の事務室で、天使の笑顔をもつ男が大学を中退したことを聞いた。

エレベーターが目的の階に到着すると、天使の笑顔をもつ男の部屋に向かう。
表札は外されており、玄関ドアの投函口に折りたたんだ紙が挟んであった。
紙を手に取り開くと、「今までありがとう、さよなら」とあった。
何なのこれ、これで終わりなの、彼女には訳がわからなかった。

株式購入に関するお知らせ

子どもファンドの運用を担当しているYです。
子どもファンドが株式購入を決定したので、お知らせいたします。

1.株式の購入を行う理由
 出資者への配当増額、取得単価を下げるため。

2.購入に関わる事項の内容
 (1) 購入する株式の種類 (コード番号8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ
 (2) 購入する株式の総数 2,200株(上限)
 (3) 購入価格の総額 1,000,000円(上限)
 (4) 購入期間 平成28年7月11日~平成28年8月31日
 (5) 購入方法 市場買付け

(ご参考) 平成28年7月8日時点の三菱UFJフィナンシャル・グループ株の保有
 保有株式数 1,300株
以上w

2016年7月7日木曜日

個人投資家がとるべき行動

個人投資家がとるべき行動について書いてみる。
相場は常に下記の状態にある。
上昇相場、下落相場、停滞相場だ。
長短はあれ、相場はこのサイクルを繰り返しているw

すなわち、それぞれの時期に合わせた対応をすればよい。
上昇相場・・・売ってもいいが、買ってはいけない。
下落相場・・・買ってもいいが、売ってはいけない。
停滞相場・・・ひたすら買うw

今の相場はどうか。
誰がみても、上昇相場とはいわないだろう。
ならば売りはなし、もし動くのであれば買いだ。
買う資金がないのであれば、ひたすら貯蓄に励む時期なのであるw

買う資金がなくても、悲観することはない。
なぜなら、上昇相場以外の時期は比較的、長いからだ。
下落相場や停滞相場の時期に、どれだけ仕込めるか。
そこに個人投資家の勝敗のカギがあるのであるw

くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
とはいっても、自身は貯蓄しながら買い続けますw

銘柄を明かさない理由R101 堕天使になった夜

第101話 堕天使になった夜

天使の笑顔をもつ男は、自宅で1人思い悩んでいた。
大柄な男の誘いを受けるか、受けないか。
今、自分は人生の大きな分岐点にいるんだろうなと思う。
どの道を選択するかで、自分の人生は決定する。

天使の笑顔をもつ男は思い出していた。
定食屋で、相場だけでやっていくことはできるのかと男に質問した。
「わらしべ長者みたいに資産を増やすことは、まず不可能だと思うことだ。
自分もそうだが、安定した収入のあるなしでは、ある方が圧倒的に有利だよ」

男は続けていった。
「福澤桃助、本多静六、是川銀蔵を知っているかい、彼らは偉大なる相場師だ。
だが彼らは会社員、公務員、実業家という一面も持っていたんだよ。
相場だけでやっていこうと考えるのは止めたほうがいい、いや止めなさい、だな」

ストレートな助言だった。
確かに相場は浮き沈みが激しい。
安定した収入がある方が、圧倒的に有利だということもわかる。
だが、天使の笑顔をもつ男は思う。

もし自分が安定した収入を求める人生を送るとする。
やがて、自分は結婚し、家庭を持つだろう。
家族と共に幸せになるために働く人生。
だが家族が不意にいなくなったら。

耐えられるのか、再び家族が不意にいなくなる悲しみに。
「おにいたん」、「お兄様」、妹の声が聞こえた。
無理だ、耐えられない。
家族がいなくなるのは、一度だけで十分だ。

定食屋で男は、こうもいっていた。
「死ぬ瞬間まで、どの選択が正しかったかは誰にもわからない。
ならば、己の進みたい道を選択することだ。
やらずに後悔するよりは、やって後悔する方がはるかにマシだ」

決めた、自分は自分の生きたいように生きる。
確かに、安定した収入があるに越したことはない。
だが、一度きりの人生、生きたいように生きよう。
たとえ地獄のような人生を送ることになろうとも、天使の笑顔をもつ男は思った。

我が家は貯蓄から投資へ

今月は株の配当で生活費を賄える。
よって、今月の給与と賞与は全額、貯蓄となる。
今月単月の貯蓄額は、100万円を軽く超える予定である。
なお今年になってから、単月でマイナスになった月はないw

いつも、給与や賞与の額を見るたびに少ないなと思う。
しかし今年は特に少ないなと思う。
なぜなら今年の株の購入額の方が、給与や賞与の額よりはるかに多いからである。
今年、株の購入に要した金額は、すでに500万円を軽く超えているw

貯蓄額より、株の購入額が多い。
つまり、資産が預貯金から株式へシフトしていることになる。
ちなみに近々、子どもファンドの株も買い増しする予定だ。
我が家はまさしく「貯蓄から投資へ」を実践中なのであるw

2016年7月5日火曜日

銘柄を明かさない理由R100 魔王の誘い

第100話 魔王の誘い

天使の笑顔をもつ男は帰宅するため、大学の正門を出た。
「少々、お時間よろしいでしょうか」、近寄ってきたスーツ姿の男がいう。
「何でしょうか」、天使の笑顔をもつ男はいう。
「あなたとお話をしたいという方が、あちらの車でお待ちです」、男がいう。

通りの向こうには、黒塗りの高級車が停まっていた。
「誰が、何の話ですか」、天使の笑顔をもつ男が聞く。
「ある証券会社の会長が未来について話したいと仰っています」、男がいう。
証券会社の会長が、自分に何の用だ、未来の話って何だ。

「わかりました、聞くだけ聞きましょう」、天使の笑顔をもつ男は答えた。
車に近づくと、男は助手席のドアを開け、助手席に座るよう促した。
助手席に座るとドアが閉められ、後部座席に座っていた大柄な男が口を開いた。
「今から話すことは全て真実だ、聞いた上で、君の答えを教えて欲しい」

男が語ったのは以下の内容だった。
かって、最後の相場師といわれた伝説の相場師の話。
自分は最後の相場師の後継者だ。
世代交代の時期がきた、ついては自分の跡を継いで欲しい。

にわかには信じがたい話だった。
「どうして私に」、天使の笑顔をもつ男が答える。
「君のことを調べさせてもらった。全ての条件に適合したのが、君だけだった」
大柄な男がいった。

「引き受けるにあたって、何か条件はあるのですか、一定の利益を収めろとか」
天使の笑顔をもつ男はたずねた。
「そんな条件はない、ただ私と行動を共にし、投資手法を引き継いでもらうだけだ」
大柄な男はいった。

「少し考えさせていただけますか」、天使の笑顔をもつ男はいった。
「もちろん、構わん、その気になったら連絡をくれたまえ」、大柄な男はいった。
天使の笑顔をもつ男が助手席から降りると、最初に声をかけた男がいた。
男は連絡先を書いた紙を渡すと、助手席に乗り込み、車は走り去った。

走行する車の中。
「いかがでしたか、お話のほうは」、助手席の男性秘書がいう。
「あの男、話の間、一度も目を外さなかった、おそらく受けるだろう」、巨躯の男がいう。
「かしこまりました」、男性秘書がいった。

勝てない個人投資家の特徴

下落相場になると、損切りして資金を引き上げる個人がいる。
はっきりいって理解できない。
安いときに買って、高く売ることこそが、株式投資の基本である。
そう「Buy low,Sell high」だw

なぜ彼らは株が安いときに、損切りして資金を引上げるのか。
答えは簡単で、チキン(臆病者)だからだ。
含み損の額にとらわれ、これ以上、含み損を増やしたくないと思う。
挙句の果てに、愚かな損切りをするw

正直いって、損切りするような人は株式投資には向いていないと思っている。
銘柄選びや購入時期を誤るのは仕方がない。
誰にも株価は予測できないからである。
だが、損切りするか、しないかは自分で決めることができるw

人は完全ではない。
ときには、銘柄選びや購入時期を誤ることもある。
いや、必ず誤るのだと考えた方がいい。
そのときにどのような行動をとるかで、株式投資の成否は決まるのであるw

2016年7月4日月曜日

銘柄を明かさない理由R99 跡を継ぐ者

第99話 跡を継ぐ者

ある証券会社の会長である巨躯の男の自宅。
書斎のドアがノックされた。
「入れ」、巨躯の男がいう。
入ってきたのは男性秘書だった。

「ご用命の無敗の個人投資家たちがわかりました」、男性秘書がいう。
「ご苦労、で何名いた」、巨躯の男がたずねる。
「最近1年間で売り買いした無敗の個人投資家は全国で94名、全員男性です」
男性秘書がいう。

「少ないな、最も若い独り身の男は誰だ」、巨躯の男がたずねる。
「都内の大学に通う大学生です」、男性秘書がいう。
「そいつに会う手はずを整えろ」、巨躯の男が命ずる。
「かしこまりました」、男性秘書は書斎から退室した。

巨躯の男は生涯、独り身だった。
結婚しようと思えば、相手には困らなかった。
だが、結婚生活には魅力を感じなかった。
1人の女のために生きるなんて、まっぴらごめんだ。

自分の子孫として、今まで3人の子どもを認知している。
それぞれ、別々の3人の女との間にもうけた子どもだ。
先日もある女から、孫が産まれたと連絡があり、祝い金を送っておいた。
女たちへの毎月の送金額は、大手企業の役員クラスにも払えない額だろう。

孫どころか子どもにさえ会っていないし、会いたいとも思わない。
金を出せば、いつでも極上な相手と、とびきりの夜を過ごせる。
自分の子孫は残した。
あとは最後の相場師の跡を継ぐ者を見つけなくてはならない。

自分の子どもたちには到底、無理だ。
母親どもは、金にしか目のない女だ。
そんな母親の子どもだ、ろくな育てられ方をしていないに決まっている。
最後の相場師の跡を継げるわけがない。

最後の相場師の跡を継ぐ者は、男でなければならない。
しかも家庭を持っていない男だ。
なぜなら、家庭を持った男は守りに入ろうとするからだ。
無敗で独り身の男こそが、最後の相場師の跡を継ぐ条件だ、巨躯の男は思った。

子どもファンド2回目の配当

子どもの資産100万円を株式投資で運用している。
保有株は、8306三菱UFJフィナンシャル・グループで、1,300株を運用している。
8306には配当があり、年2回、株主に配当金領収証が送られてくる。
今回の配当金額は11,700円、税引き9,324円であるw

前回は1,200株保有だったので、税引き配当額8,606円だった。
1年足らずで、計17,930円の配当を得たことになる。
含み損だが、そこいらの投資ファンドみたいに売っていない。
よって損失はなく、プラスで運用中であるw

ウチの娘は、8306の預金口座を持っていないが、8306の株を保有している。
ある意味、本当の株主といえるかもしれない。
8306の株は、購入時に比べて、かなり割安になっている。
ファンドマネージャーの自身は、近々、追加資金を投入、買い増ししようと考えているw

2016年7月3日日曜日

休日を制する者は貯蓄を制す

株式投資を始めるには、購入資金が必要だ。
最初から購入資金がある人は、一部の資産家くらいだろう。
月の収入と支出を考えると、貯蓄なんかできないと思われるかもしれない。
だが、休日の過ごし方をパターン化することで、比較的、楽に貯蓄できるようになるw

具体的には、週の一日を安息日とし、家で過ごすのである。
もともと安息日は、何もしてはならないと決められた日である。
どこにも出かけずに、家でゆっくりと休めば、ムダ金を使うこともない。
また皆と同じ日に観光地へ出かけても、混んでいて疲れるだけだw

自身は土日休みだが、土曜に買い物をすませ、近くのプールで泳ぐことにしている。
日曜は外出せずに、水泳で熱をもった身体をクールダウンしている。
もし出かけることがあっても、近所のスーパーにいく程度だ。
平日は仕事なので、使う金より稼いでいる金(給与)の方が多いことになるw

もし、家族で観光地に行きたいのであれば、平日に有給をとっていけばよい。
会社を休めないって、大丈夫、君が休んでも会社は潰れないw
学校の創立記念日や長期の休みにあわせて、有給をとれば、学校を休ませなくてもすむ。
観光地からは歓迎されるし、質の高いサービスを享受できるのであるw

3メガバンクの配当合計額

現在、保有している5銘柄中3銘柄の銘柄、保有株数、買付期間は以下である。
・8411 みずほフィナンシャルグループ、20,000株、2010年~2011年
・8316 三井住友フィナンシャルグループ、200株、2011年
・8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ、10,000株、2014年~2016年

先月、上記の配当金領収証が出揃った。
・8411 みずほフィナンシャルグループ、20,000株、税引き59,764円
・8316 三井住友フィナンシャルグループ、200株、税引き11,953円
・8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ、10,000株、税引き71,717円

3メガバンクの配当合計額は、143,434円。
3メガバンクの株は、元本引上げと配当再投資により手に入れたタダ株である。
しかも、8411と8316の配当利回りは、現在の株価に対しても5%を超えている。
自身にとって銀行とは、金を預けるところではなく、金を貸すところなのだと思うw

銘柄を明かさない理由R98 勝ち続ける理由

第98話 勝ち続ける理由

休日の昼下がり、調査会社に勤めている男は河川敷に寝転がっていた。
空にはいくつかの雲が流れている。
今日の雲は動きがゆっくりだ。
雲はさまざまに形を変えながら流れていく。

「今日は酔っていないようだな」
声がした方を見ると、トレーニングウェアに身を包んだ女性がいた。
端正な顔立ちには汗が光っている。
「無敗のクイーンさん、今日もトレーニングですか、相変わらずストイックですね」

「ストイックの何が悪い」、無敗のクイーンは男の横に座った。
「悪いとはいってない」、男は雲を目で追いながらいった。
「前から聞きたかったが、きさまにとって大切なことは何だ」、無敗のクイーンが聞く。
聞かれた瞬間、男の脳裏に定食屋の女性店主の笑顔が浮かんだ。

しばらくして男はいった、「世界平和かな」
無敗のクイーンは笑いながらいった。
「世界平和か、どうすれば世界は平和になる」
「それがわかっていれば、世界はとっくに平和になっているよ」、男はいった。

「確かにそうだな」、無敗のクイーンはいった。
「結婚しているのか」、男が聞く。
「何だ、その質問は、きさまはセクハラ親父か」、無敗のクイーンがいう。
「純粋に聞いてみただけだ、結婚していてもおかしくない歳だろう」、男がいう。

「結婚していたら、こんなセクハラ親父の相手などしていない」、無敗のクイーンがいう。
「こんなセクハラ親父の相手するヒマがあったら、早く結婚しろ」、男がいう。
「それがセクハラだということがわからんのか」、無敗のクイーンがいう。
「君にとって大切なこととは何だ」、男が聞く。

「勝ち続けることだ」、無敗のクイーンがいう。
「何のために勝ち続ける」、男が聞く。
無敗のクイーンが驚いた顔で男を見る。
「な、何だ、そんなに驚くような質問をしたか」、男がいう。

「何のために勝ち続けるかだと、負けないために決まっているだろう」
無敗のクイーンは立ち上がると、背筋を伸ばした。
「たまには身体を鍛えろよ」
無敗のクイーンは優雅な笑みを浮かべると、颯爽と走り去った。

2016年7月2日土曜日

娘のスマホが壊れた話

娘がスマホを落として、カメラが使えなくなった。
友達とディズニーに行くので、早く直したいという。
保証サービスで直せといったが、機種変更するという。
仕方ないので、携帯ショップへ一緒に行った。

娘はヒビの入ったスマホを見せ、機種変更したいと店員に伝えた。
「最近のパケット通信料からすると、このプランになります」
現在より、月々数千円アップする金額が提示された。
「金額が高くなり、パケットも制限されるということですね」、自身が確認する。

「今は他社に揃えて、無制限のプランはなくなりましたので」、女性店員が笑顔でいう。
「じゃあ、他社に乗り換えた方が安くなるのですか」、自身がたずねる。
「キャンペーンなどがあると、安いかもしれませんね」、女性店員が笑顔でいう。
娘がいった、「やっぱり、直す」

翌日、娘は1人で直しに行った、直すといっても新品との交換である。
帰ってきた娘に、バックアップの復旧をさせられた。
娘がいう、「友達が都合つかなくてディズニーは延期になったけど、ほんと面倒くさい」
娘よ、はっきりいって、お前が一番、面倒くさいw

わかりやすい相場

今年の相場は、わかりやすい相場だ。
下図は日経平均株価の2年チャートである。
今年の2月12日に底打ち、先月、再び底打ちしていることがわかる。
ちなみに縦の赤線は、自身が買い増しした時期であるw

先日、英国のEU離脱決定の翌週火曜日が、真のセリングクライマックスだと予告した。
下図は日経平均株価の週間チャートである。
28日火曜日午前中に、大きく下がっていたことがわかる。
このときが、真のセリングクライマックスだったのであるw

2月12日の底打ちと6月28日の底打ちは、似てはいるが異なるものである。
2月12日の底打ちは、リーマンショックのように長期に渡る下落相場の底打ちだ。
今回の底打ちは、東日本大震災のときの底打ちと同じだ。
金曜に想定外の事態が起き、月曜は様子見、火曜にチキンの売りで底を打つw

自身が現在、保有するタダ株の多くは、東日本大震災の相場で仕込んだ株だ。
今回、ある株を仕込ませてもらった、数年以内にはタダ株にできるだろう。
想定外の事態が起きたとき、翌々日に相場は底打ちする。
よって、「売り買いは3日待て」という相場格言は正しいのであるw