2016年7月27日水曜日

魔法のバトンの話(その7 株の勝率)

個別株への投資には2つの利益がある。
投資信託やFXのように安く買い高く売ることによって得られる譲渡益(キャピタルゲイン)。
国債や預貯金のように年間に決まった額をもらえる配当(インカムゲイン)。
個別株への投資は2つの利益があるため、どのような相場でも利益が出せるw

よく株で勝てる(儲ける)人は少ないといわれている。
果たしてそうだろうか、客観的なデータを元に検証してみる。
「個人投資家の証券投資に関する意識調査」という調査がある。
日本証券業協会が毎年、全国の個人投資家を対象に行っている調査であるw

上記の調査結果に、平成26年の株式投資における売買益の調査結果がある。
最も多いのは、売買しなかった人の割合で、46.0%。
次に多いのが、売買益が出た人の割合で、33.8%。
最も少ないのが、売買損が出た人の割合で、11.1%であるw

一見すると、儲かったのは売買益が出た33.8%かなと思う。
だが、売買しなかった人も、株を保有しているだけで配当を得ている。
つまり、売買損が出た人以外は、プラスなのである。
個別株への投資をしている実に9割近い個人投資家がプラスだったのであるw