2016年10月31日月曜日

【ショートショート】恐るべき未来

男は週末の決まった時間になると、近くのプールへ泳ぎにいっていた。
やがて男は、同じ時間帯に泳ぎにきている高齢の男に気づいた。
高齢の男は、歳に似合わない筋肉質の身体をしていた。
男は密かに、筋肉質の高齢の男を「筋肉じじい」と呼んでいた。

ある日、男はいつもと違う時間にプールへ行った。
何だ、あの腹筋の割れた筋肉質の高齢者は、男は目を見張った。
いつもの筋肉じじいとは違う、別の筋肉じじいだ。
男はその高齢者を「筋肉じじいセカンド」と名づけた。

泳ぎ終わった男は、更衣室で着替えていた。
扉を開けて、1人の高齢者が入ってきた。
タンクトップ姿の高齢者は、重量挙げ選手のような体躯だった。
いったい、この地域には何人の筋肉じじいがいるんだ、男は思った。

少子高齢化が進む中、年金だけでの生活は難しくなる。
男は株式投資で資産運用していた。
だが、これからの世の中、筋肉じじいは増加の一途をたどる。
やがて「マッ○マックス」や「北○の拳」のような弱肉強食の世界が訪れるだろう。

弱肉強食の世界では金など何の役にもたたない、着替えながら男は思った。
「おじちゃん、早く着替えてよ、ゆっくり着替えないでよ」
見ると、幼い男の子が男を見ていた。
「未来を見ていたんだよ、身体を鍛えろよ」、着替えた男は更衣室を後にしたw

現在の株式評価額20161031~ハローウィン~

株式(特定預り)合計
・評価額合計:16,014,600円
・評価損益合計:1,935,000円
・保有銘柄数:5

今日1日で、25万円を超える増加である。
読み通り、保有している仕手株の業界が再編されることになり、株価が上昇した。
タダ株にするその日まで、ストロングホールドする所存だ。
今日、娘はハロウィン(Halloween)だが、自身はハローウィン(Hello-win)であるw

2016年10月30日日曜日

【コラム】本当によい会社なのか検証してみた

広告大手の会社がある。
社員の平均年収は1200万円ほどらしい。
仕事は激務で、部署によっては朝早くから夜遅くまで仕事をしているらしい。
難関大学出身者が多いらしいが、本当によい会社なのか検証してみるw

年間休日が120日の場合、出勤日は245日となる。
朝8時から夜11時まで働いた場合、1日の拘束時間は15時間。
年間の拘束時間は、245日×15時間=3675時間。
時給に換算すると、1200万円÷3675時間=3,265円であるw

朝9時から夕方5時まで働いた場合、1日の拘束時間は8時間。
年間の拘束時間は、245日×8時間=1960時間。
年収を計算すると、1960時間×3,265円=640万円となる。
難関大学出身なら、もっとよい条件の会社に入れただろうにと思ってしまうw

【コラム】笑える投資本の話

先日、本屋へ行くと、平積みされていた投資本があった。
3000円で投資を始めましょうみたいな本である。
立ち読みしたが、あまりにも内容がお粗末で笑いそうになった。
このような本が出版できるのなら、自身が本を書こうかと思ったくらいであるw

ざっくりいうと、株やFXで勝つ人は1割といわれています。
だから毎月、投資信託で分散投資をしましょうである。
そもそも株とFXを同一視している時点で、間違っている。
FXはギャンブルだが、株はギャンブルではないw

個人投資家の勝率が1割は、都市伝説レベルの話である。
日本証券業協会の統計資料で確認できるが、損をする人の方が少ない。
相場で損失を確定する多くは、投資信託のファンドマネージャーたちである。
自身に、どうすれば株で損失を確定できるのか教えて欲しいものであるw

2016年10月29日土曜日

【コラム】上昇相場に思うこと

金曜日に増えた株の評価額は約20万円だった。
何もしなくても、1ヶ月の生活費分が増加するのである。
今年9月4日に投稿した「今年の仕込みは終了」がある。
同投稿にも書いたように、年末にむけて相場は上昇するとみているw

自身は生活費と将来、必要な娘の学費など以外は個別株へ投資している。
なぜなら、上記の費用以外は、今の自身にとって余剰資金だからである。
自身の後輩は、よくあるだけ投資しますねという。
自身からすると、なぜ、あるだけ投資しないのかであるw

よく、無リスク資産だとして、貯蓄する人がいる。
低金利の現在、物価が上がれば、貯蓄は無リスクではなくリスク資産となる。
メガバンク株の現在の配当利回りは、3~4%である。
しかもリーマンショックのときでさえ、メガバンクは配当を出していたのであるw

【エッセイ】似てるといわれた有名人

大学生の娘は、今の彼氏で6人目らしい。
しかも今までの彼氏は自分から振ったらしい。
娘のどこがよいのだろうとギモンに思っている。
先日、メイク中の娘に聞いてみたw

自身:今まで付き合った彼氏って視力わるかったのか。
娘:みんな、よかったわ。
自身:みんな、どこがよかったんだろうな。
娘:お前に似たからだろw

自身は若い頃、女性からV6の長○博に似ているといわれたことがある。
娘が小学生の頃、娘から石○純一に似ているといわれた。
ちなみに娘は風呂上りの自身を見ると、江○2:50に似ているという。
なぜ自身に似た娘がモテルのか、さっぱりわからないw

2016年10月28日金曜日

銘柄を明かさない理由R148 Mother's birthday

第148話 Mother's birthday

メガネをかけた中学生の男の子は下校途中だった。
男の子は母親の再婚相手から暴力を受けていた。
やがて男の子は、再婚相手の暴力を見かねた祖父母に引き取られた。
祖父が亡くなったあと、男の子は祖母と2人暮らしだった。

あっ、お母さんだ、男の子は気づいた。
スーパーから出てきた女性は、男の子の母親だった。
「お母さん」、男の子は声をかけた。
「お母さん」と呼ばれた女性は、男の子をみると複雑な表情を浮かべた。

「元気にしているの」と母親がいう。
「うん、元気だよ、お母さんは元気にしている」、男の子が無邪気な笑顔で問う。
「なんとか、元気にしているわ」、母親がいう。
「お母さん、確か今日は誕生日だよね」、男の子がいう。

「そうよ」、母親は答える。
「ちょっと待ってて」といい、男の子は母親を残し近くのATMへ向かった。
男の子は祖父の残してくれた資産を、株式取引で増やしていた。
男の子は、ATMで限度額一杯の現金を引き出した。

お母さんは、お金に困っているはずだ。
お金を渡せば、お母さんは喜んでくれるはずだ。
男の子はATMにある封筒に引き出した現金を入れた。
男の子は現金の入った封筒を手に母親の元へ向かった。

「お母さん、はい、誕生日プレゼント」
男の子は母親に現金の入った封筒を差し出した。
「なに、これ」、母親は封筒を手にとった。
封筒の中を見た母親は絶句した。

「お母さん嬉しくないの」、男の子がたずねる。
「これだけのお金をどうやって手に入れたの」、母親がいう。
「おじいちゃんに教えてもらった株だよ」、男の子がいう。
親子の間に沈黙が流れた。

「最高の誕生日プレゼントをありがとう。
でも一生、使うことができないプレゼントかもしれない」、母親がいう。
「また、いつかお母さんの手料理をお腹いっぱい食べさせてね」
男の子はにっこりと笑い、その場を後にした。

2016年10月27日木曜日

【エッセイ】娘とのマネーウォーズ

自身には大学生の娘がいる。
娘が大学生になる際、40万円入りの通帳とカードを渡し、娘に小遣いは与えていない。
娘はバイトで、服代や化粧品代や遊び代を稼いでいる。
以下は、娘との壮絶なるマネーウォーズの記録であるw

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娘:服を買うお金ちょうだい。
自身:服はいくらでもあるだろ、買いすぎなんだよ。
娘:女の子は服が必要なの、毎日のお昼代、いくらか知っている。
毎日500円使っているのよ、毎月15,000円よ。

自身:(土日は引けよと思いながら)弁当を作ればいい。
娘:弁当を作る時間がないから、いってるの。
自身:じゃあ、こうしよう、15,000円くれたら弁当を作ってやる。
娘:てめえ、ぶっ飛ばすぞw

2016年10月26日水曜日

【エッセイ】お金を得る方法は2通りしかない

人生、お金だけが全てではない、といわれる。
確かにそうだが、お金がないと生きていけないのも真実である。
お金を得る方法は2通りしかない。
1つは労働の対価として得る方法、もう1つは労働以外で得る方法であるw

労働とは、身体を使って働くことである。
身体を使うため、時間が拘束されることが労働である。
では、労働以外で得る方法とは何か。
答えは簡単で身体ではなく、頭を使ってお金を得る不労所得であるw

株の売買で得た利益を、不労所得だという人がいる。
株の売買で得た利益は不労所得ではなく、労働の対価である。
なぜなら、売買するために時間を拘束されるからで、ギャンブルも同じだ。
不労所得は、貯蓄や国債の金利と株の配当しかないのであるw

2016年10月25日火曜日

銘柄を明かさない理由R 「第13章 レッドドラゴン」予告編

自身は、オリジナル小説「銘柄を明かさない理由R」を書いている。
無敗の相場師「ロイヤルストレートフラッシュ」と大手外資系証券会社との戦いが始まる。
戦いの詳細は「第13章 レッドドラゴン」編で書く予定だ。
では、「第13章 レッドドラゴン」の予告編をお届けするw

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もう1つの印が天に現れた、見よ、火のように赤い大きな竜を。
竜には7つの頭と10本の角があり、頭には7つの冠をかぶっていた。

いよいよ、赤い大きな竜との戦いが始まったか。
年齢不詳の男、ジョーカーは自室で静かにグラスを傾けた。

面白い、この相場、平成の大相場になるかもな。
嗤う男の推奨する株の出来高を見た舞台俳優の男、仮面の相場師は思った。

いつ売りに転じる、売りに転じたときこそが勝機だ。
アルカディアを率いる無敗のクイーンは優雅な笑みを浮かべた。

ホント、しつっこいわね、しつこい男はモテないわよ。
無敗の天然、天才女性トレーダーのテンはバトルモードに入っていた。

お待たせした、準備完了だ、いつでもいいぞ、天才少年。
情報システムの男は、21世紀少年と呼ばれる少年へメールを送信した。

最後に出すから切り札なんだよね、さあアルキメデス、いよいよ出番だよ。
21世紀少年と呼ばれる中学生の男の子は、プログラムを走らせた。

2016年10月24日月曜日

銘柄を明かさない理由R147 ある王の話

第147話 ある王の話

破綻した大手証券会社に勤めていた男、嗤う男が推奨した株。
その株は恐るべき仕手株だった。
嗤う男は、ある業界紙で「銘柄診断」というコラムを執筆していた。
「銘柄診断」は、取り上げた株が急騰することから神コラムと呼ばれていた。

「銘柄診断」で取り上げられたあと、株価は急騰した。
急騰後、しばらくボックス圏、すなわちある株価内で推移した。
やがて、その株は下値を切り上げながら、徐々に株価が上昇していた。
日経平均に関係なく、その株は騰がり続けた。

仕手株には特徴がある。
相場に関係なく、株価が上昇するのである。
仕手株が動意づいたか見抜くには、株価の推移を見ればよい。
相場に関係なく、株価が上昇しているのなら仕手株が動意づいた確率が高い。

都内のタワーマンションの1室。
男は次に主演する舞台の台本を読み終えた。
リア王の悲劇の現代版アレンジか。
男は、若い頃に読んだリア王の話を思い出した。

ブリテンの王であるリアは退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。
長女ゴネリルと次女リーガンは言葉巧みに父を喜ばせた。
だが、末娘コーディリアの率直な物言いに、立腹したリアはコーディリアを勘当する。
リアは、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになる。

リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とドーバーに上陸、父との再会を果たす。
だがフランス軍は敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。
リアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されていた。
娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し世を去った。

リア王さん、なぜ1人で生きていこうとしなかった。
娘を頼った時点で終わりだろ。
信じられるのは、己だけだよ。
舞台俳優の男は台本を閉じた。

「銘柄診断」で推奨された株は買いだ。
買って買って買いまくってやる。
やがて、株価が頂点に達したとき、売りに回ってやる。
仮面の相場師と呼ばれる男は、凄みのある笑みを浮かべた。

2016年10月23日日曜日

【エッセイ】不労所得の作り方

結論からいうと、毎年、一定額でメガバンクの株を買えばよい。
例えば、毎年100万円で配当利回り3%のメガバンクの株を買い続ける。
配当を受領するたびに、同じメガバンクの株を買い続ける。
10年目には、11,463,879円分の株を所有していることになるw

11年目に得る配当は税込343,916円になり、税抜月々約20,000円を手に入れることができる。
えっ、配当利回りが下がったら、どうしたらいいのかって。
配当利回りが下がるということは、株価が騰がるということである。
株価が買値より騰がり始めたらその株を買わず、違うメガバンクの株を買うw

ある程度、株価が上昇したときに、元本分を売ればタダ株の出来上がりだ。
あとは、自身のようにタダ株から配当を貰い続ければよい。
ちなみに毎年100万円で金利0.03%の貯蓄をしていくとどうなるか。
君は10年間で、13,511円もの大金を手に入れることになるw

【コラム】哀れな会社員

自身が投資する基準の1つに、社歴が長いという基準がある。
事実、現在、保有している5銘柄は、全て明治時代から事業を続けている会社だ。
明治、大正、昭和は激動の時代である。
激動の時代を生き延びてきた企業は強いとみているw

自身はある会社に勤めている。
会社に勤めていれば、イヤでも業界の動向が耳に入ってくる。
ある上場会社が、数年以内に潰れるかもしれないということがわかった。
詳しいことは書けないが、いわゆるベンチャー企業の1社であるw

潰れるかもしれないベンチャー企業は、テレビCMも放映している。
社名を聞けば、ほとんどの人が聞いたことがある会社だ。
創業者は上場に際し、儲かったのでまだいい。
哀れなのは雇われている社員で、彼らは数年以内に潰れるかもしれないことをまだ知らないw

2016年10月20日木曜日

【エッセイ】秋波を送る女性

秋波を送るとは、女性が男性の気を引くために、媚びた目つきで見つめることをいう。
簡単にいうと、女性が男性に色目を使うことをいう。
自身はモテルタイプだとは思っていないし、モテナイ。
だが、それでも秋波を送られているなと思うことがあるw

自身の数少ない経験でいうと、秋波の送り方は2パターンだった。
1つは、視線が合った瞬間に立ち止まり、こちらを見てくるパターン。
1つは、必要以上に視線を合わせようとしないパターンである。
最初のパターンは、いくら相手の容姿がよくても自身は引いてしまうw

正直いって怖い、何が狙いなんだと思ってしまう。
2つ目のパターンは、男なら誰でもそうだろうが、最も気になるパターンである。
ここまで書いて思った、自身は秋波を送られているがモテナイ。
ひょっとして、自身は寒波を秋波と勘違いしているのかもしれないとw

2016年10月19日水曜日

【公開終了】保有銘柄のヒント再公開

アクセス並びに拍手ありがとうございました。
読者の方々のご多幸を願いつつ、ヒント公開終了いたします。

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昨日からPV数が増えている。
なぜかなと不思議に思っていた。
今日、ようやく理由がわかった。
自身がよく訪れるブログの1つに、自身のブログにアクセスし拍手せよとあったw

そのブログは「にほんブログ村」の「株 中長期投資」の人気ブログ。
株銀さんの「アベノミクスの上昇相場の大天井は、いつか?」である。
昨日の記事で、自身が保有する仕手銘柄2銘柄を公開してくれると書いてあった。
ところが、すでに2銘柄のヒント公開は終わっていたw

だが、せっかく、ベテラン投資家である株銀さんが紹介してくれたのである。
保有する仕手株2銘柄のヒントを、再び公開することとする。
仕手株は危険なので、初心者の方には公開済のメガバンクの株をオススメする。
もし参考にされるのであれば、くれぐれも投資は自己責任でお願いするw

読者の方へ
「にほんブログ村」の「株 中長期投資」には、オススメブログが多くある。
株銀さんのようなプロ顔負けの個人投資家たちが、無償で有益な情報を発信してくれている。
もし、株式投資で資産運用するのであれば、一度は訪問されることをオススメするw

2016年10月18日火曜日

【コラム】投資信託では資産は増えない

ファイナンシャルプランナーの記事で驚くことがある。
「資産運用をするなら投資をしましょう、オススメは投資信託です」
その手の記事を読む度に、いつも思う。
このファイナンシャルプランナーは、投資したことないなとw

投資信託は、個別株への投資とは違う。
単なる金融商品である。
投資信託に投資するとはいわず、投資信託を買うということからも明らかである。
当たり前だが、商品とは販売者が必ず儲かるようになっているw

個別株への投資、いわゆる株式投資は金融商品を買うことではない。
株を買うのではなく、企業に金を貸すのである。
企業が利益を上げれば、株主に配当として還元される。
投資信託を勧めるファイナンシャルプランナーは、投資信託販売会社の人なのかもしれないw

2016年10月17日月曜日

銘柄を明かさない理由R146 神コラムの異変

第146話 神コラムの異変

ある業界紙で「銘柄診断」というコラムが始まった。
毎週、金曜日にこれから騰がりそうな銘柄を紹介するコラムだった。
コラムを書いている筆者の経歴は華やかだった。
破綻した大手証券会社を退職後、外資系証券会社で取締役を勤めた男だった。

今はフリーの株式評論家らしい男の銘柄分析は緻密だった。
ファンダメンタルズとテクニカルをベースにした分析には、説得力があった。
そのコラムには、他のコラムにはない独特の決まり文句があった。
「いつ急騰してもおかしくない株だ、週明け、すぐにでも買うことをお勧めする」

「銘柄診断」が推奨した株は、決まって面白いように上昇した。
いつしか、「銘柄診断」は、神コラムと呼ばれるようになっていた。
ある日のことだった、「銘柄診断」がある株を取り上げた。
その株はいつも推奨する株とは、大きく異なっていた。

大阪難波のタワーマンション。
「銘柄診断」を読んだイケメンの芸人に似た男、淀屋は思った。
その株はあかんやろ、下手したら死人が出んで。
淀屋初代本家13代目当主の男は、不敵な笑みを浮かべた。

その男の主演する舞台はフィナーレを終えた。
楽屋へ戻った男は、「銘柄診断」の推奨株を見て思った。
いよいよ来たか、この相場もらったな。
仮面の相場師と呼ばれる男は、凄みのある笑みを浮べた。

都内の高級マンション。
ウィッグの女は、「銘柄診断」の推奨株も大量に仕込み終えていた。
さあ、相場はどうなるのかしら。
これだから株は止められないわ、ウィッグの女はグラスのワインを飲み干した。

都内の一軒家、中学生の男の子は「銘柄診断」の推奨株を見て思った。
祖父の教えてくれた危険な株、仕手株だ。
仕手株には手を出すなと、祖父は教えてくれた。
でも、今の僕にはアルキメデスがある、男の子はにっこりと微笑んだ。

ある証券会社の資産運用部署、通称アルカディア。
無敗のクイーンは、「銘柄診断」の推奨株を調べていた。
その株は、仕手株として有名な株だった。
面白い、無敗のクイーンは優雅な笑みを浮かべた。

2016年10月16日日曜日

【エッセイ】人生楽しいと実感するとき

自身は、日曜日は安息日と決めている。
具体的にいうと、外出せずに家で休む日である。
平日もそうだが、安息日は特に時間が経つのが遅い。
時計を見て、まだこんな時間かと思うことがよくあり、今もそうだw

サザエさん症候群という言葉をご存知だろうか。
日曜の夜になると、明日から仕事、学校だと思い、憂鬱になることらしい。
自身は株式投資で元本を引き上げてから、サザエさん症候群にならなくなった。
むしろ、早く月曜にならないかなと思ったりするw

なぜなら、タイムイズマネー、時は金なりだからである。
月曜になれば、自身が株主となっている企業の社員が株主のために働いてくれる。
自身も会社で働くが、働けば働くほど、貯蓄が増える。
一定額貯まれば新たに株を買う、すると配当が増え、資産が増加するw

大学生の娘はよく、人生楽しいという。
おそらく、娘もサザエさん症候群になったことはないだろう。
自身も時が経てば経つほど資産が増えるため、人生が楽しい。
ちなみに娘は昨夜、彼氏の家にお泊りであるw

2016年10月15日土曜日

【コラム】家計を苦しくしない方法

以前は裕福な暮らしをしていたのに、家計が苦しくなる人がいる。
勤めていた会社が倒産した、商売が上手くいかなくなったなど、理由は様々だ。
これらの人はなるべくして、家計が苦しくなったのである。
なぜなら、家計が苦しくなった本当の原因がわかっていないからであるw

当たり前だが、支出が収入を上回らなければ、家計が苦しくなることはない。
家計が苦しくなった原因は、裕福な時期に生活レベルを上げたからである。
多くの人は収入が増えれば、収入に見合った生活をしなくてはならないと思い込む。
家電品や車を買い替えたり、旅行や外食の回数を増やすようになるw

一度、生活レベルを上げてしまうと、下げることは難しい。
生活レベルを下げると、あの家は最近、生活が苦しいようだと思われるからである。
家計を苦しくしない方法は、シンプルで誰にでもできる。
収入が増えても、決して生活レベルを上げないことであるw

【コラム】金融機関が最も嫌がる住宅ローン返済方法

人生最大の買い物といわれるマイホーム。
多くの人が住宅ローンを組み、長期の返済を行なう。
金融機関が最も嫌がる住宅ローンの返済方法をご存知だろうか。
金融機関が最も嫌がる返済方法とは、金融機関が最も儲からない返済方法であるw

例えば、現金が1000万円あり、3000万円の物件を購入する場合。
ほとんどの人は、1000万円を支払い、元利均等で2000万円の住宅ローンを組む。
借入額2000万円、借入期間35年、金利1.5%の場合、月返済額は6.2万円となる。
総返済額は2572万円、つまり金利分は572万円となるw

現金1000万円を支払わずに、元利均等で3000万円の住宅ローンを組んだ場合。
借入額3000万円、借入期間35年、金利1.5%の場合、月返済額は9.2万円となる。
1年後に1000万円を繰上げ返済すると、残り返済期間は20年4ヶ月に短縮される。
残り期間の総返済額は2225万円、つまり金利分は225万円と大幅に少なくなるw

元利均等では月返済額に占める金利の割合は、初期の方が多い。
初期段階に繰上げ返済することで、金利を返さなくてもよくなるのである。
ウソだと思われる方は、フラット35のシミュレーションで試算されることをオススメする。
ちなみに金融機関では、絶対に教えてくれない返済方法であるw

2016年10月14日金曜日

保有株公開のお知らせ

本投稿へのアクセスならびに拍手ありがとうございました。
保有する仕手株のヒント公開終了しました。

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自身が現在、保有するのは5銘柄。
その中に自身が最も長期間保有している株がある。
その株は株価が買値の3倍になったとき、元本分を引き上げたタダ株である。
その後、株価は買値の10倍近くまで上昇したあと、2倍に急落した仕手株であるw

再び、その仕手株が動意づいた。
事実、相場に関係なく、騰がり続けている。
ちなみに、この1年に買った個人投資家の多くが含み損になった危険な株だ。
だが、今も割安水準にあり、まだまだ成長余地がある会社でもあるw

買値に対する配当利回りは増配により7%近くになっており、永久保有する予定だ。
最初は危険な株なので、ヒントを出さずにいるつもりだった。
だが、これから騰がると見ている株を、読者の方にお教えしないのも失礼だと考えた。
よって、期間限定で株式投資経験者なら誰でもわかるヒントを出す予定だw

公開条件は、本投稿PV数もしくは本投稿への拍手が一定数を超えたときだ。
あまりにも危険なので、前回より公開条件のハードルを上げたいと考えている。
なお、この株はタダ株で永久保有する予定なので、自身の売買予定はない。
もしヒントを公開したのなら、売買するかも含め、全て自己責任でお願いするw

2016年10月13日木曜日

【ショートショート】電話相談室にて

おっ、今日、初めての電話だ。
はい、こちら相談室、相談内容をお話ください。
えっ、盛り土していなかったあの施設はどうするのかって。
ご安心ください、ここだけの話ですよ。

あの施設の使い道は、すでに決まっているんですよ。
オリンピックに来る外国人選手の選手村にするんですよ。
えっ、改造するのに、また税金を使うのかって。
ご安心ください、改造はしません、選手たちにはテントで生活してもらいます。

食事は自炊、食材は揃えますが、タダではありません。
テントのリース料や食材の費用は、選手たちから頂きます。
オリンピックが終わったら、頂いたお金を使って建物を解体、盛り土して公園にします。
えっ、国際問題になるんじゃないかって。

大丈夫ですよ、外国人はすぐに忘れますから。
えっ、外国人選手に健康被害が出たら、どうするのか、ですか。
大丈夫ですよ、外国人選手は普段からドーピングで身体を鍛えていますから。
あれ、切れた、気の短いお客さんだな。

おっ、次の電話がかかってきた。
はい、こちら相談室、相談内容をお話ください。
えっ、少子高齢化でこの先、年金がいくらもらえるのか不安だ、ですか。
ご安心ください、ここだけの話ですよ。

すでに、少子高齢化対策はできているんです。
高齢化は止めることはできません。
ならば、子どもを増やせばいいんですよ。
えっ、家計が苦しい家庭だと、子どもを増やせない。

仰るとおりです、子どもを育てるにはお金がかかりますからね。
でも、この方法なら一気に解決できるのです。
毎日、夜9時から朝6時までの間、住宅地への送電をストップします。
電気を使いたくても使えないので、電気代は安くなります。

電気が使えなければ、テレビを観ることができない。
となれば、できることは1つだけです。
いかがです、家計は助かるし、自然と子どもが増える、一石二鳥でしょう。
あれ、切れた、今日は気の短いお客さんが多いなw

2016年10月12日水曜日

【エッセイ】一括完済VS繰上げ返済

住宅を現金で一括購入できる人は少ない。
多くの人が住宅ローンを組み、長期にわたって返済する。
自身は繰上げ返済は、一度も行なわなかった。
株式投資で増やしてから、一括完済したのであるw

もし、自身が繰上げ返済していたら、どうなっていたか。
実は、結果が出ている。
自身には弟夫婦がいて、自身がマンションを購入した数年後にマイホームを購入した。
弟夫婦は共働きで、ある程度、貯まるたびに繰上げ返済をしていたらしいw

数年前に弟夫婦は住宅ローンを完済した。
今は子どもが私立大学生になり、学費を払っている。
弟夫婦に今、いくらの貯蓄があるのかはわからない。
年に数回、会うか会わないかだが、生活にゆとりがあるようには見えないw

一見すると、弟夫婦は堅実なように思える、そのような人生もアリだと思う。
定年時には退職金が手に入り、年金もそこそこの額が支給されるだろう。
だが、帰省の度に両親へ小遣いを渡しているのは自身だけである。
自身は、資産運用しない弟夫婦をハイリスクだなと思ってしまうのであるw



2016年10月10日月曜日

【ショートショート】ゴミ捨て場の心理戦

男には欲しいものがあった。
娘の服を収納する衣装ケースである。
大学生になってから、娘が頻繁に服を買ってくる。
自宅の居住スペースは、娘の服に占領されつつあった。

あと半年もすれば、ゴミ屋敷ならぬ服屋敷になってしまう。
このままでは、娘の服の中で生活しなくてはならなくなる。
幸いにも、ベッドの下のスペースが空いている。
ベッドの下に入る衣装ケースさえあれば、居住スペースへの侵攻を遅らせることができる。

そんなある日、男はゴミ捨て場でゴミを捨てていた。
背後で音がしたので見ると、主婦らしき女性が空のボックスを捨てていた。
見たところ、まだ使えそうだ、男は時間をかけてゴミを捨てた。
女性が立ち去ったあと、男はボックスに近づいた。

まだ使えるじゃないか、しかも使用状態も良好だ。
ベッドの下にも入りそうだ、男は手の指を使って大きさを測った。
このまま持って帰るか、いや女性が戻ってきたらどうする。
会った瞬間、何といえばいい、忘れ物ですよとでもいうのか、男は躊躇した。

しかも、あの家はボックスを買う金にも困っている、という噂が広まるかもしれない。
ここは一旦、帰って、明日の朝、誰もいない時間に取りに来よう。
男は帰宅し、ベッドの下にボックスが入ることを確認すると、眠りについた。
翌朝、ゴミ捨て場にいくと、ボックスは誰かに持ち去られていたw

【エッセイ】会社だけに依存しない生き方

終身雇用が崩壊した現在、転職する会社員は多い。
転職を決めたとき、その選択が正しかったのかは、すぐにはわからない。
自身が新卒で入社したのは、当時、大手の上場企業だった。
自身が辞めてから、他社に買収され、今の経営層は他社からの出向者ばかりであるw

自身がその後、勤めた上場会社が、ある会社を買収した。
買収された会社の社員は、経営層にはなれず、人事評価は常にマイナススタートとなる。
考えてみれば当たり前で、誰でも同じ釜の飯を食った仲間を大事にする。
買収された会社の社員は、数年でほぼ全員が辞めていったw

その会社で、自身はある部署を任されていた。
その後、諸事情から別会社へ転職した。
数年後、その会社で派閥抗争が起こった。
当時の管理職は平社員へ降格、もしくは子会社へ出向となったw

会社だけに依存するのは危険だというのが、自身の結論である。
例え社長になれたとしても、雇われ社長である。
業績が上がっていても、不祥事が起これば、簡単に更迭される。
よって、自身は株式投資することで、会社だけに依存しない生き方をしているのであるw

銘柄を明かさない理由R145 ノンフレームメガネの男

第145話 ノンフレームメガネの男

世界有数の保険法人の日本オフィス。
ノンフレームメガネをかけたラフな男は、ある調査会社からの報告書を読んでいた。
1ヶ月前、大手外資系証券会社に勤務する男から依頼があった報告書だった。
保険法人と取引のある調査会社に、ある調査をして欲しいという内容だった。

銀座の高級クラブで、著名な株式評論家が薬物らしきものを飲まされた。
ついては、誰の仕業か調べて欲しいという内容だった。
普通なら、直接、依頼するよう回答する。
だが、外資系証券会社が大口の取引先だったことから、仲介役を引き受けた。

報告書には、薬物らしきものを飲ませるように指示した男の名前が記されていた。
高校時代の同級生が勤める証券会社の会長の名前だった。
バブル相場で巨額の富を手に入れた男、業界で知らない者はいない男。
最後の相場師に師事した大物相場師、無敗のキング。

なぜ、大物相場師が株式評論家に薬物らしきものを飲ませるように指示したのか。
なぜ、外資系証券会社がそのことを調べているのか。
何か始まろうとしているのか、それともすでに始まっているのか。
ノンフレームメガネの男はアシスタントに、報告書を外資系証券会社に送るよう指示した。

ふと、ノンフレームメガネの男は思った。
なぜ、外資系証券会社は、あの調査会社を指名したのか。
あの調査会社は、元社員だった社長と男性1名、女性1名の小さな調査会社だ。
だが、入社したとき、上司から高難度の案件は、あの調査会社に依頼するようにいわれた。

取引している調査会社はいくつもある。
だが、一桁しか社員がいない調査会社は、あの調査会社だけだ。
狸に似た社長に、どのような過去があるのか。
調べてみるか、ノンフレームメガネをかけたラフな男は人事部へ向かった。

人事部の社員が調べて教えてくれた。
狸に似た社長は、英国で採用され、海外勤務が長かったらしい。
日本勤務になり、しばらくしてから退社、調査会社を興した。
高難度の案件をこなせること、元社員の会社であることから、重宝しているという話だった。

あの狸に似た社長、仕事ができることは間違いない。
勤務していれば、かなりの地位につけたはずだ、なぜ、辞めて調査会社を興したのだろう。
ノンフレームメガネの男は知らなかった。
狸に似た社長が、この国を守る組織からの指示で、調査会社を興したことを。

2016年10月9日日曜日

【エッセイ】会社員ならではのリスク

自身の娘は、医療系私立大学の2年生である。
大学の学費はすでに用意してあるので、振込み手続きをするだけである。
学費は初年度が約180万円、次年度以降は約150万円。
今までに振り込み終えた金額は約330万円、改めて思う、高いなとw

自身の給与は、同年代の平均程度である。
幸いにも住宅ローンを一括完済、学費も用意できている。
もし住宅ローンが残っており、学費が用意できていなければきつかったと思う。
不本意だが、奨学金を利用せざるを得なかったかもしれないw

だが奨学金を利用して、大学へ通わせられるのならまだいい。
もし失業し給与収入がなければ、大学進学どころではなかっただろう。
勤務先が倒産したり、リストラに遭うリスクは、自らの努力では回避することができない。
少しでも早く不測の事態に備えておくことが、大事なのだと改めて実感したw

【ショートショート】目には目を、歯には歯を

男は週末の決まった時間になると、近くのプールへ泳ぎにいっていた。
やがて男は、同じ時間帯に泳ぎにきている高齢の男に気づいた。
高齢の男は、歳に似合わない筋肉質の身体をしていた。
男は密かに、筋肉質の高齢の男を「筋肉じじい」と呼んでいた。

ある日のこと、男は近くのプールへ歩いて向かっていた。
プールへ行く途中には、大きな公園がある。
大勢の人が、スマホを片手に移動している。
何だ、この大勢の人は、男は思った。

そうか、今、巷で話題になっているゲームだな。
位置情報を元に、特定の場所に行くとスマホの画面にお笑い芸人が現れる。
スマホを操作すると、お笑い芸人をゲットできるらしい。
確か「GEININ GO」とかいうゲーム、レアなお笑い芸人でも見つかったのだろう。

やがて、大勢の人は男の方へ向かってきた。
スマホに夢中の人たちを避けるのは、男にとって簡単だった。
そのとき、人混みの中から、いきなり自転車が現れた。
自転車に乗っているのは高齢の男で、スマホを見ながらの片手運転だった。

危ないだろ、くそじじい、間一髪で自転車を避けた男は思った。
こうなったら、目には目を、歯には歯を、じじいにはじじいだ。
男は筋肉じじいに助けを求めるべく、プールへと足早に急いだ。
その日に限って、プールに筋肉じじいの姿は見当たらなかったw

2016年10月8日土曜日

【コラム】なぜ手持ちの資産を運用しないのか

低金利の現在、貯蓄では大きく資産を増やせない。
まさしく、「貯蓄から投資へ」の時代である。
ところが、多くの日本人は「投資」と聞くと、二の足を踏む。
投資はギャンブル、元本保証の貯蓄が一番と考える人たちであるw

国民の年金は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が管理運用している。
GPIFは、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式で運用を行なっている。
2001年度から市場運用を開始したGPIFは、現在まで40兆円を超える収益を上げている。
言い換えると、日本国民は老後資産を債券と株式で運用して増やしているのであるw

ところが、手持ちの資産を債券や株式で運用している人は少ない。
老後資産を債券や株式で運用しているにも関わらずである。
GPIFは物価の上昇率を上回るよう、老後資産の運用を行なっている。
つまり、運用しなければ、物価の上昇に伴い、手持ちの資産は減っていくのであるw

後輩に教えた株式投資必勝法

自身の後輩が株式投資を始めようとしている。
以下は自身が後輩に教えた株式投資の必勝法であるw
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よく株で大儲けしたとか、大損したという人がいるが、ごく一部の話だ。
個人投資家の勝率を知っているかい。
日本証券業協会の統計によると、売って儲ける人は3割だ。
では、残り7割が損をしているのかというと違う。

残り7割のうち、株を売っていない人の割合は4割だ。
4割の人は売らなかっただけで、配当を得ているので実質プラスだ。
株価が下がっているときに売って、損失を確定した3割の人が損をしている。
つまり、個人投資家の7割は儲かっているんだよ。

わらしべ長者みたいに売り買いを繰り返しても、大きく資産を増やすことは難しい。
大事なのは、配当のある倒産しない会社の株を買い続けることだ。
資金が貯まるたびに、同じ株を買い続ける。
時期をずらして同じ株を買うことになり、時間軸での分散投資になる。

ただし、気をつけなくてはならないことがある。
追加で買おうとしたときに、買値より株価が騰がっていたら絶対に買うな。
ある程度、騰がったのなら、元本分だけを売ってタダ株にするんだ。
もし買値より下がっていたら、ためらわずに買うことだ。

倒産しない限り、預金の利息をはるかに上回る配当が手に入る。
株価が買値を上回るまで買い続ければ、株で損をすることはない。
えっ、なぜ、株で損をする人がいるのかって。
株式投資の必勝法を知らないからだよw

2016年10月7日金曜日

株式投資の醍醐味

先日、株を教えてくださいといってきた後輩。
今、後輩は証券会社へ取引口座開設の手続きをしている。
後輩と話すたびに、株に関する質問攻めである。
今、後輩は株式投資について、自分でも調べているらしいw

そんな後輩を見ていて、株式投資を始めた頃の自身を思い出した。
取引口座が開設されるまで、待ち遠しかったこと。
エクセルを使ってのシミュレーションに時間を忘れたこと。
偉大なる相場師たちの本を読み、感銘を受けたことなどなどw

株式投資は楽しい、それが自身のこれまでの実感である。
株式投資を始めるには、資格は必要ない。
誰にでも公平にチャンスが与えられている。
あとは投資手法さえ間違えなければ、株式投資で楽しく資産が増やせるのであるw

2016年10月6日木曜日

セレブ気取りの娘にイラッとした話

昨日、会社で仕事をしていると、娘からLINEが来た。
「カットモデルで遅くなる」と。
読んだ瞬間、イラッと来た。
わたしはカットモデルなのよ、という娘のドヤ顔が浮かんだからであるw

娘は美容師の練習台として、よくヘアカットしてもらっている。
今までカットされた娘が、ファッション雑誌に掲載されたことはない。
美容師は、娘で練習をして技術を向上させる。
技術が向上した美容師が選んだモデルが、雑誌に掲載されるのであるw

今、付き合っている彼氏もそうだ。
娘は、彼氏の身長が180センチあると自慢する。
だが娘に聞くと、彼氏は今まで女の子と手をつないだこともなかったらしい。
そろそろ娘に、セレブを気取るんじゃない、と注意してやろうと思っているw

2016年10月5日水曜日

買いの手法は風林火山

ふと思った、自身の買いの手法は風林火山みたいだと。
風林火山は甲斐の戦国武将、武田信玄の軍旗に用いられていたらしい。
疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、
掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如しであるw

風林火山を、自身の買いの投資手法にアレンジすると以下になる。
取引口座に現金を移動すること風の如く、買い時を待つこと林の如く、
買い注文すること火の如く、買ったら動かざること山の如し。
まさしく、風林火山であるw

本ブログの読者の方はおわかりだろう。
自身はこの株を買うと決めてから、貯蓄口座から取引口座に資金を移動する。
あとは株価の推移を見て、指値で発注する。
予定通りに約定すれば、次の買い時まで安易な買い増しはしないw

株式投資で大事なことは、目的を明確にすることだと考えている。
自身は多くのタダ株を作り、配当を得続けることを目的としている。
タダ株を作ろうとすれば、どの株をいくらで買い増しすればよいか、自ずと決まってくる。
あとは次の買い時まで動かざること山の如しであるw

2016年10月4日火曜日

株式投資はギャンブルではない

先日、後輩からどうしたらお金を増やせるのか、という相談を受けた。
「やはり、地道に貯金するしかないのかな」という後輩。
つい、いってしまった。
「株をすればいい」とw

「株は大損するって聞きますよ、負けた分を取り戻そうとして。
株ってギャンブルですよね、どれくらい勝ってます」、後輩がいう。
「株はギャンブルじゃないよ、株を始めてから損をしたことは1度もない。
銀行に預けても利息は微々たるもの、だが株を買えば数%の配当がつく」、自身がいうw

「今まで、どれくらい儲かったんですか」、後輩が聞く。
自身が無言でいると、後輩がいう。
「いえないくらい、儲かったんですね、株を教えてください」
どうやらリアルでも、魔法のバトンを手渡すことになりそうであるw

2016年10月3日月曜日

【短編小説】娘が持ち帰った物

【短編小説】娘が持ち帰った物

調査会社に勤務する男には、大学生の娘がいた。
大学生の娘には、同じ大学に通う同級生の彼氏がいる。
ある日、彼氏の実家にお泊りさせてもらった娘が米を持って帰ってきた。
なぜ、娘は米を持って帰ってきたのか、男は調査することにした。

男は娘にどこの米か聞いた。
娘によると、彼氏の実家が作った米とのことだった。
当たり前だが、米を作るには農機具が必要になる。
どれだけの農機具を所有しているのか、男は思った。

男は娘に、彼氏の実家の間取りを聞いた。
娘によると、大きな家で多くの部屋があったらしい。
彼氏の親は、多くの土地を所有する大地主かもしれない。
男は本格的な調査を開始することにした。

男はPCを起動し、グーグルマップを立ち上げた。
娘から聞き出した彼氏の実家の住所を入力する。
表示されたのは、民家の少ない地域だった。
航空写真に切り替え拡大すると、周囲を田畑に囲まれた大きな家屋が現れた。

これか、男はストリートビューに画面を切り替えた。
大きな家屋が建つ敷地には、複数台の車が停まっていた。
車は全て国内最大手メーカーの車だった。
車の趣味はわるくない、男は笑みを浮べた。

地元の法務局へ行けば、公図や登記簿謄本を閲覧することができる。
誰がいつ、その土地を購入し、所有しているのかがわかる。
あとは法務局へ行き、どれだけの土地を持っているか調べるだけだ、男は思った。
翌日、男が社長に提出した出張願いは、即、却下されたw

2016年10月2日日曜日

お気に入りブログが危険サイトと警告される話

自身は「ブログ村」の「家計管理・貯蓄」に登録している。
「家計管理・貯蓄」のいくつかのブログを読ませていただいている。
数週間前、あるブログをクリックすると、危険サイトの警告が出た。
何度、クリックしても警告が出るので、読むのを諦めたw

翌日、更新されたのでクリックすると、警告が出ることなく読むことができた。
昨日、読めなかった投稿も読むことができた。
ところが数日後、読もうとしてクリックすると、再び危険サイトの警告が出た。
やがて、危険サイトと表示されるときと、されないときがあることがわかったw

そのブログは開くたびに、広告が表示されるようになっている。
おそらくブログの問題ではなく、広告の問題かもしれない。
表示される広告の中に、危険サイトと認識させる広告があるのだろう。
管理人の方に教えたいのだが、コメント欄がないため教えることができないw

銘柄を明かさない理由R ここまでのあらすじ

自身のオリジナル小説「銘柄を明かさない理由R」が、100話を超えている。
ここまでのあらすじをまとめたので、面白そうだなと思った方はお読みいただきたい。
なおブログの右下にある「カテゴリ」の各章をクリックすると、章別一気読みが可能だ。
えっ、面白いのかって、自身が面白いと思うから書いているのだw

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ここまでのあらすじ

証券会社の女性社員Qは、会社の資産運用部署、通称アルカディアを創設する。
リーマンショック前に元本を引き上げていたQは、無敗のクイーンと呼ばれるようになる。
Qは、自社に取引口座をもつ無敗の個人投資家たちの売買データを利用するようになる。
無敗の個人投資家には、調査会社に勤務する男J、天使の笑顔をもつ男Aがいる。

Qは女性社員テン(10)の才能を見抜き、アルカディア初の専属社員にする。
外資系証券会社の嗤う男が仕掛けてきた仕手戦が始まった。
Qは情報システムが開発した「シンプルプラン」を駆使し、嗤う男の戦力を疲弊させる。
テンの買いで、株価をストップ安からストップ高にしたアルカディアは嗤う男に勝利する。

淀屋の一族を率いる女性当主、難波の女帝が仕手戦を始める。
難波の女帝は、ある会社の株を安くし会社を乗っ取ったあと外資系に売り渡そうとしていた。
無敗の個人投資家JやAとアルカディアは、難波の女帝の売りに買いで立ち向かう。
難波の女帝の売りに苦戦をする中、証券会社の会長であるKの閃光の買いで勝利する。

大手外資系証券会社が、嗤う男を株式評論家として採用した。
嗤う男が推奨する株を買い上げ、株価を吊り上げるという相場操縦を始めた。
ウィッグの女の情報から企てを察知したKは、自らが育てた相場師たちに指令を出す。
舞台俳優の男、21世紀少年たちと共に、アルカディアの新たな戦いが始まろうとしていた。

娘の彼氏からの電話に思ったこと

昨夜、娘から電話がかかってきた。
遅くなるので、彼氏の実家に泊まらせてもらうらしい。
娘が彼氏に代わるというので、彼氏と初めて話した。
娘の彼氏は、実家が納豆で有名な県なので、納豆くん、略してナットくんであるw

自身にも経験があるが、交際相手の父親と話すのは緊張するものである。
緊張をほぐすためツッコミをいれると、ボケてくれたのでいい奴かもしれない。
娘に注意するときはするが、娘が選んだ交際相手に反対することはしない。
よい言い方をすれば娘の自主性を尊重、わるい言い方をすれば放置プレーであるw

娘が小学生のときに、親元を離れ宿泊する林間学校があった。
学校から、親から子どもへの手紙をお願いしますとのことで手紙を書いたことがある。
自身は「さびしいからといって、鼻から牛乳飲んだりするなよ」と書いた。
後で聞くと、親からの手紙を読んで泣いていた友達が自身の手紙を読んで笑っていたらしいw

自身には、娘の結婚式で泣く父親の気持ちがわからない。
よく娘の結婚式で泣く父親がいるが、何が悲しくて泣くのだろうかと思う。
結婚したからといって、一生、会えなくなる訳でもない。
結婚式当日に相場が買い時であれば、自身は結婚式には出席しないかもしれないw

2016年10月1日土曜日

株式投資をノーリスクにする方法

株の利益には、譲渡益(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)がある。
個人投資家の多くは、譲渡益を多く得るために、短期売買を繰り返す傾向がある。
譲渡益を得ると、次の譲渡益を得るため、高値掴みのリスクをとらねばならない。
自身はタダ株を作り配当を得続けることが、株式投資だと考えているw

自身のタダ株の1つ、8411 ㈱みずほフィナンシャルグループの売買事例を元に解説する。
自身が始めて8411を購入したのは2010年9月で、購入した株数は10,000株である。
2011年10月までの間に、他の銘柄を売却した資金で10,000株ずつ、5回買い増しした。
下図の10年チャートでもわかるように、平均取得単価はほぼ底値であるw

その後、株価が上昇したため、買い増しは行なわなかった。
当時、保有していた8411の株数は60,000株だった。
そして、2014年1月に元本引上げの売りを決行、20,000株をタダ株とした。
下は各年の3月末時点での8411保有株数と配当(税込)であるw

2011年3月末 保有株数 50,000株 配当 300,000円
2012年3月末 保有株数 60,000株 配当 360,000円
2013年3月末 保有株数 60,000株 配当 360,000円
2014年3月末 保有株数 20,000株 配当 130,000円
2015年3月末 保有株数 20,000株 配当 150,000円
2016年3月末 保有株数 20,000株 配当 150,000円

現在までに手にした配当(税込)は計145万円。
現在もタダ株20,000株を保有しているため、配当の累計額は増え続ける。
配当があるタダ株を作れば、何もしなくても、資産は増え続ける。
タダ株を作るだけで、株式投資はノーリスクとなるのであるw

銘柄を明かさない理由R144 狐と狸(後編)

第144話 狐と狸(後編)

翌朝、都内にある調査会社。
男が資料を確認していると、女性社員が出社してきた。
「ひさしぶりだね、おはよう」、男がいう。
「昨夜、会ったばかりじゃないですか」、女性社員は怒りながらいった。

「情報入手の連絡したら、2人で店にやってきて、社長1人で勝手に転ぶなんて。
あんな方法で辞めさせなくてもいいでしょう。
昨夜はマネージャーから、延々と説教されましたよ。
場合によっては、損害賠償請求するとまでいわれました」、女性社員はいった。

「あらかじめ教えておくと、驚かないだろ」、男が笑いながらいった。
「ったくもう、ところで社長は」、女性社員が聞く。
「昨夜、運ばれた病院で検査をした、もちろん受け身をとったので頭は異常なしだった。
ところが他によくないところが見つかり、精密検査するらしい」、男が笑いながらいう。

「ええっ、何ですか、それ、社長の検査費用をわたしが払うんですか」、女性社員がいう。
「心配しなくてもいい、店には請求しないそうだ」、男が笑いながらいう。
「当たり前です」、女性社員は怒りが覚めやらぬ様子で仕事の準備を始めた。
ふと視線が気になり見ると、男が女性社員を見ていた。

「何、見ているんですか」、女性社員がいう。
「い、いや、何か雰囲気が変わったなと思って」、男がいう。
「毎晩、酔っ払いの相手をしていたら、雰囲気も変わりますよ。
男のイヤな部分をたくさん見たんです、あ~絶対、婚期遅れるわ」、女性社員がいう。

「それは社長に損害賠償請求してもいいかもしれないな。
ところで誰が株式評論家の先生に薬物らしきものを飲ませたんだい」、男が聞く。
「飲ませたのは店で1、2を争うホステス、指示をしたのは、この男」
女性社員はバッグからメモを取り出し男に渡した。

「その情報を聞き出すために、どれだけ気をつかったことか。
先輩たちの服や持ち物、仕事ぶりを褒めまくりましたよ。
女の世界の恐ろしさを、つくづく感じました。
あ~あの世界は、わたしにはムリ」、女性社員はいった。

メモを受け取った男は、メモに書かれた名前に見入っていた。
指示をした男は、最後の相場師に師事した大物相場師キングだったのか。
なぜだ、なぜキングは株式評論家から、情報を得ようとしたんだ。
相場で何かが起ころうとしているのか、いや、すでに起こっているのか、男は思った。

銘柄を明かさない理由R143 狐と狸(前編)

第143話 狐と狸(前編)

週末の夜、それは銀座の高級クラブで起こった。
週末ということもあり、店は賑わっていた。
数週間前に採用された女性は、試用期間中だった。
試用期間中の女性は、男性客2人のテーブルを担当していた。

「トイレはどこかな」、太った狸に似た男が試用期間中の女性に聞く。
「ご案内いたします」、試用期間中の女性はトイレの方向を見ながら席を立った。
狸に似た男は、女性の肩に手をかけて、立ち上がろうとしていた。
狸に似た男は女性の肩に手をかけることができず、身体のバランスが崩れた。

グラスの割れる音がして、鈍い衝撃音がした。
店内の客が見ると、グラスが散乱する中、狸に似た男は床に仰向けに倒れていた。
連れの男は、狸に似た男に近づき、しゃがみ込んだ。
「大丈夫ですか」、連れの男が狸に似た男に声をかける。

狸に似た男は、ゆっくりと目を閉じた。
「おい、君、すぐに救急車を呼べ」、連れの男がいった。
試用期間中の女性は動揺し、うろたえていた。
「一刻を争う事態かもしれないんだ、すぐに救急車を呼べ」、連れの男がいう。

黒服のボーイが、かしこまりましたといい、店の奥に走った。
試用期間中の女性は、呆然と立ち尽くしていた。
店の奥からキツネに似たマネージャーが飛び出てきていった。
「申し訳ございません、今、救急車を呼びましたので」

連れの男は立ち上がるといった。
「後頭部を強打している、救急隊員が来るまで絶対に動かすな。
だいたい何だ、この店は、ホステスの教育はできているのか。
話題も少なく客に気を使わせる、挙句の果てには客にケガをさせる、なんて店だ」

キツネに似たマネージャーは、連れの男に謝り続けた。
やがて、救急車が到着し、救急隊員によって狸に似た男が運び出された。
「後は任せて、君は事務所で待っていなさい」
キツネに似たマネージャーは、試用期間中の女性にいい店外へ出て行った。

店の外でキツネに似たマネージャーは、連れの男に連絡先をたずねた。
「今は一刻を争うんだ、あとで搬送先の病院に確認しろ」、男はいった。
狸に似た男と連れの男を乗せた救急車は、サイレンを鳴らし走り去っていった。
あの試用期間中の女性には辞めてもらうしかないな、キツネに似たマネージャーは思った。