2016年12月28日水曜日

【エッセイ】アタマとシッポを取る方法

「売り買いは腹八分」、この格言は2つの意味を持っている。
その一つは、最高値で売ろうとか最安値で買おうと思うなという戒めであり、いまひとつは相場に向ける資力は適当にとどめ、決して全財産を投入するなという教えである。
前者の方は、欲の爪を伸ばしてアブハチとらずにならないように、八分目くらいで我慢しなさいというものだが、八分目といったところで実際の天井、底の値段がわかるはずはなく、要はもうそろそろと思ったところで売りまたは買う心を教えているものだ。
言葉は悪いが「アタマとシッポはくれてやれ」といい、骨までしゃぶろうとする愚かさを戒める格言もある。つまり、利食いで売った株は誰かが買うわけだが、その買った人にもいくらかは食べられるところを残しておけというたとえである。同じ意味の格言でキレイな表現のものもある。「バラを切るごとく売るべし」がそれだ。苦心して育てたバラを八分咲きで切るのは惜しい気もするが、満開になってからでは、これをもらって喜ぶ人は誰もいない。株を売るのも同様だというものである。(日本証券業協会ホームページより)

「アタマとシッポはくれてやれ」という相場格言がある。
簡単にいうと欲を出すなということだが、アタマとシッポを取るのは難しいことではない。
自身は12月9日に、9101 日本郵船㈱を20,000株売った。
12月9日は、自身が6月に9101 10,000株をナンピンしてから最高値となった日だw

12月9日の取引終値は248円、本日の取引終値は226円。
なぜ、自身は直近の天井で売ることができたのか。
答えは簡単で、自身が9101を初めて購入したのは2年前だ。
つまり、自身は2年間にわたって、9101の動きを注視してきたのであるw

個別株の動きは様々で、それぞれに個性がある。
9101の場合、相場に出回っている株数が多い。
だが言い換えると、急騰もなければ急落もない株だともいえる。
上昇の際の値動きさえ把握すれば、簡単に天井で売ることができるのであるw