2017年3月4日土曜日

【コラム】建築業界関係者がマンションを選ぶ理由

自身は建築士の資格を持っており、新築やリフォームの設計をしてきた。
その中で、多くの建築業界関係者と話す機会があった。
あまり知られていないが、建築業界関係者はマンションに住んでいる人が多い。
なぜなら、彼らは戸建て住宅の実態をよくわかっているからであるw

マンションの場合、建築基準法等で設計について細かく規定されている。
またほとんどの工程で、現場監督が常駐して現場管理を行なっている。
ところが戸建て住宅の場合、法的規制はグレーゾーンであるものが多い。
施工に際しても現場監督は常駐せず、職人さん任せであることが多いw

事実、マンションの手抜き物件はトータル件数に比べて極めて少ない。
少ないが故、横浜のマンションのようなことがあると大騒ぎになるのである。
ところが戸建て住宅の場合、手抜きしようと思えばいくらでもできる。
例えば、設計と異なる短い釘やビスを使われても、素人にはわからないw

大手ハウスメーカーだからといって大丈夫とは限らない。
実際に施工をするのは、自分たちで仕事を取れないレベルの低い下請けだからだ。
もしハウスメーカーの人間と話す機会があれば、聞いてみるといい。
自社物件に住んでますよねと、自社物件に住んでいる人間は極めて少数のはずだw