2017年5月10日水曜日

【コラム】自己超越についての考察

米国の心理学者にアブラハム・マズローがいる。
マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定した。
その仮定に基づいて、人間の欲求を5段階の階層で理論化した。
いわゆる「マズローの欲求段階説」と称されるものだw

マズローが提唱した人間の基本的欲求は、「自己実現の欲求」、
「承認(尊重)の欲求」、「社会的欲求/所属と愛の欲求」、
「安全の欲求」、「生理的欲求」である。
マズローは晩年、5段階の階層の上に、もう一つの階層があるとしたw

その階層とは「自己超越(Self-transcendence)」である。
当たり前だが、自己実現を果たした先に、自己超越が訪れる。
自己実現を果たした人は少なく、自己超越に達する人は極めて少ない。
マズローはこのレベルに達している人は、人口の2%ほどだとしたw

自身は、マズローが提唱した人間の基本的欲求は満たしている。
社会と関わっていれば、誰でも基本的欲求を満たすことは容易である。
「自己超越」ができるか否かは、自分自身が基本的欲求を満たしている。
そのことに気づけるか否かだけなのであるw