2017年8月10日木曜日

【コラム】建築士視点での持ち家が得か賃貸が得か

持ち家が得か賃貸が得かというテーマについて、建築士の視点で書いてみる。
自身は所有するマンションを賃貸にし、賃貸のタワーマンションに住んでいる。
持ち家を所有し賃貸暮らしをしている稀なケースかもしれない。
また貸主と借主の双方のメリット、デメリットがわかる立場でもあるw

結論からいうと、持ち家か賃貸かは住まい手の価値観で決めればよい。
持ち家に住みたければ持ち家に、賃貸に住みたければ賃貸に住めばよい。
ただし、金銭的なメリットを考えるなら賃貸だ。
例えば「家賃並みの返済で、マイホームを手に入れることができます」があるw

このセールストークには、持ち家を手に入れたらかかる固定資産税等は入っていない。
また経年劣化に伴うメンテナンス費用も考慮されていない。
例えば、UR賃貸物件での内装の償却年数は6年らしい。
6年経過物件に住み替えることで、リフォーム済の賃貸物件に住むことができるw

持ち家で6年毎に内装をやり替える人は滅多にいないだろう。
なぜなら月々の返済と固定資産税等の支払いで、そこまで手が回らないからだ。
先ほどのセールストークを正しくいうと下記になる。
「家賃並みの返済では、同じグレードのマイホームを手に入れることはできませんよ」w