2017年9月5日火曜日

【エッセイ】親が典型的な負け組投資家だった話

自身の親の投資歴は、自身より長く数十年になる。
たまに自身に電話があると、株式投資のアドバイスを求めてくる。
自身がいうのもなんだが、自身の親は株式投資で大きく儲けてはいない。
なぜ自身の親が大きく儲けることができなかったのか書いてみるw

1.保有銘柄が多い
自身の親は、証券会社に勧められた株を10銘柄ちかく保有している。
しかも1銘柄当たりの投資額が100万円に満たない投資先が多い。
リスクを分散させているつもりだろうが、単にリスクを増やしているだけである。
事実、効果的な資金投入(ナンピン)ができないため、大半の銘柄は含み損であるw

2.やたらと利益(損失)を確定する
自身の親は、株価が騰がれば、全て売っている。
また株価が下がって、長期に騰がる見込がないとみたら損切りする。
毎回、全て売って精算していれば、配当による複利効果を得ることはできない。
しかも損切りすれば、マイナスの複利効果が生まれることになるw

3.他人の情報を鵜呑みにする
自身の親は、証券会社に勧められた株や投資信託を購入していた。
それらの銘柄の大半は、含み損の塩漬け状態である。
株はまだしも、よく見知らぬ相手が運用する投資信託を買えるものである。
将来、誰かに騙されなければいいがと心配しているw

そんな親だが、ようやく真の株式投資がわかってきたようだ。
現在の親の主力株は8306 ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループらしい。
先日、聞くと、子どもファンドと同じ5,000株まで買い増ししていた。
少しは利口になったようだが、自身が保有する10,000株には及ばないw