2017年11月12日日曜日

【コラム】他世帯の金融行動を知りたければ「知るぽると」

金融広報中央委員会の「知るぽると」ホームページに下記の調査結果が掲載された。
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果」である。
ほとんどの人は、他の世帯の家計の金融行動を知ることはできない。
そのような中、他の世帯の家計の金融行動を知ることができる調査結果であるw

例えば、年間手取り収入から貯蓄した世帯は65%で、手取り収入の9%を貯蓄している。
預貯金等の金融資産を保有している世帯は68.8%で、金融商品合計額は1151万円。
目標としている金融資産残高は2232万円。
ちなみに、年金支給時に必要と考えている金融資産残高は2080万円であるw

今後、具体的に考えている金融商品は「預貯金」で44.6%。
「元本割れを起こす可能性があるが、収益性の高いと見込まれる金融商品について、
今後、1~2年の間にどのくらい保有しようと考えていますか」という設問がある。
「そうした商品を保有しようとは全く思わない」が、ダントツの80.8%であるw

「老後の暮らしについて、経済面でどのようになるとお考えですか」という設問。
「多少心配である」、「非常に心配である」が、81.4%となっている。
老後の経済面で心配はあるが、元本割れの可能性がある金融商品はイヤなのである。
貯蓄することで目標額を達成しようとする、日本らしい調査結果であるw